長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/01/14

「薬なし残コンstで改質・乾燥・分級した残コン粒状細骨材をプラントに通して微粉末「残コナ」(CCU)を得る」

「薬なし残コンstで改質・乾燥・分級した残コン粒状細骨材をプラントに通して微粉末「残コナ」(CCU)を得る」

チャットで降ってきた発明、「薬なし残コンstで改質・乾燥・分級した残コン粒状細骨材をプラントに通して微粉末「残コナ」(CCU)を得る」について。



生コンプラントはCCU製造所

 残コン女の子

本日は「生コン工場がCCU製造設備になる」のご説明でっす。 宮本さんが親しく交流させていただいている「現場を大切にする」生コン業界の傑物の皆さんとはチャットをしてるだけでたくさんの発明が生まれるようですー。。

骨材落下時に発生する粉塵

動画からもわかるように、残コン粒状骨材を高所から落下させることで舞い上がる粉塵すなわち「残コナ」(豊富な水酸化カルシウムを含む粉)は人為的にCO2と反応させ炭酸カルシウムにすることでCCU(Carbon Capture Utilization)とすることができる。

残コンstで粒状化を行う

IMG_9573.jpeg

残コンや残渣をためてあるピットに残コン粒状細骨材を投入して撹拌すると「造粒材なしで」粒状化ができる。

関連記事:残コン処理(再利用)に残コン以外の不純物(市販の造粒材)は要らないことが判明しました

IMG_9574.jpeg

得られた残コン粒状骨材(全骨材)は屋根のある場所で乾燥を待つ。

ヤードで分級し細骨材を得る

IMG_9575.jpeg

全骨材が乾燥してからトロンメル(ふるい)で分級し細骨材(左)を得る。

夜間や休みのバッチャープラント利用

IMG_9576.jpeg

IMG_9577.png

夜間や休みのバッチャープラントに出来上がった残コン粒状細骨材を「通すだけ」で集塵機(写真)が粉塵(「残コナ」)を補修してくれるため、「生コン工場」でCCUが得られるという算段。(引用:WAM

集塵機がCCU製造設備となる(JIC森先生)


薬なし残コンstで(残コンを)改質(粒状化)して(屋根のあるストックヤードで)乾燥させて(トロンメルで)分級して(得られた)細骨材を(バッチャー)プラントに通して(集塵機を活用して)微粉末「残コナ」(CCU)と(ダストを除去された)良質な細骨材を得る。素晴らしい
(宮本さんのコメント)


宮本のやつが親しくさせてもらってる連中はとにかく「すぐに形にできる」ってのがウリだよなっ。生コン工場が思いのままに動くってのはイノベーションを起こすのに絶対条件ぜっ。

 残コン姐さん

イノベーションは現場で生まれる

IMG_9578.jpeg

毎度発明はチャットで行われる。参加者はJIC森先生、白石建設武南社長、大阪兵庫サンコンさんなど業界の強者の皆さん。

生コンキャンプでできること

残コンst(CCU製造)や非JISコンクリート(「オワコン」「おこしコン」「イワモル」「まさ固」)の製造・出荷の実際をご覧いただけます。その場で互いにアイディアを交流し新しい業態や製品の開発が行われています。

残コンst(CCU製造)や非JISコンクリートの製造・出荷の際には当社職員が無料で派遣され寄り添います。

共同開発先など提携中のゼネコンや工務店、外構工事業者らの案件を無料でご紹介することでご当地における市場開拓をサポートしています。

チャットにあるように現場を至上とする各地の生コン実務者や研究者らとの交流「生コンキャンプ」では交流を通してより新製品の開発や研究などよりよいものづくりが生み出されている。入場券は「やる気」のみ。

残コンさん、残コン姐さん。 昨日は岡山から白石建設の武南さんやあとだしじゃんけんワークスの横ちゃんと山口さんが来てくれてたっぷり設備について相談に乗ってもらいました。 からの翌朝チャットを通じてこんな発明がもたらされました。あとは、形にするだけ、だね。
「コンクリートをもっと身近に」
生まれたアイディアはもったいぶって懐に入れてるんじゃなくて直ちに発信しちゃったほうがもっとより良いアイディアが混じってくれてもっともっと世の中がよくなる。僕たちはこう考えているんだ。そうした方が、みんなに知ってもらえる(身近になる)しね。特許料で小銭稼ぐなんて考えてません。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ?? 残コンstも乾燥・分級・集塵(捕集)も全て自動化できる(プラント設計可能)というのが優れていますー。。
残コン‼︎ オワッコーン‼︎

 残コン姐さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士