2022/12/31
「2022年透水性コンクリート【オワコン】(造粒ポーラスコンクリート)書き納め」
激動2022年を年末に振り返る例年の「書き納め」はオワコンについて。現状に満足したりしがみついたりせず、常に変化・進化とともに、現在を否定・破壊することは痛みも伴うけれど、計り知れない成果が約束される。
オワコン 2022年 劇的進化
オワコン 駐車場への利用が広がる
施工24時間後のオワコンに4t車両が乗り入れた様子(動画)。その後タイヤマークなどは見られるが割れ・凹み等は生じていない。
こちらは仕上げ直後に1t車両(カローラフィールダー)が乗り入れた様子。同様に割れ・凹み等は生じていないものの、うっすらとタイヤの跡が表面に残っている。
旅館(小松家八の坊)の駐車場として一部試験的に施工されたオワコンはその後も凹み・割れ等生じずに供用されている。
当時施工実績も乏しく「雑草・ぬかるみ対策材」としての認知活動が大半でしたが、2022年には駐車場として多くの施工実績を記録しました。
雑草・ぬかるみ対策「オワコン」 エクステリアでは定番に
無論、当初想定していた用途、主に犬走りや中庭、家周りといったスペースにおける雑草・ぬかるみ・排水の問題解消は2022年は大幅にその普及を広げ、「犬走といったらオワコン」がエクステリアにおける定番となった。
2022年以前の家周り・犬走りの定番「コンクリ」または「砂利敷き」それぞれの悪いところを補完し、良いところを伸ばしたのが「オワコン」。
公共事業における実装の萌芽
【出典】国土交通省関東地方整備局記者発表資料(令和4年11月29日)
関連記事:【国土交通省】「普通の生コン頼んで現地でオワコン(造粒ポーラスコンクリート)にすることができます」【現場レポート⑤】
国土交通省に採択された事業の成果発表として造粒ポーラスコンクリート(granZ concrete)が施工された。同省が管轄する植栽メンテナンスの事業規模は巨大であり、資源循環コンクリート(「呼吸するコンクリート」)が実装されることで新たな市場が創造される。
2022年にはイメージキャラクターも誕生
最優秀賞「オワコンちゃん」(作者:emu-エム-)
準優勝「オワコーン」
メンヘラ気味の長文よりも、キャラが楽しそうに会話しているblgの方が読みやすいし、僕自身も楽できました。
消費者にとってより身近になった「オワコン」
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
旧製品ドライテック |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
オワコン |
9.7万円 税込(※) |
4万円 | ◎ | ★★ |
「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。
※障害物撤去は含みません。
※掘削・残土処分・下地工など事前工は含みません。
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料金目安が明確になり、各種舗装材との比較やDIYサポート(生コンビニDiy)などのコンテンツが充実したため2022年のオワコンはより一般に親しまれる製品となった。
2022年にはそんなコンクリートがとっても身近になったね!!
#short で17万再生を記録したオワコン施工動画。2022年は従来の動画マニュアル・解説シリーズに加え #short や Instagram TickTock など多様なメディア・SNSでの動画配信を強化した。
2022年 オワコン 書き納め
関連記事:【静岡】「とにかく1番安く済む方法」「おきつがわオートキャンプ場グランピング用テント建設に採用されました」
2022年DIYでの採用を劇的に伸ばした「オワコン」は「敷き詰めるだけ」という施工し安さがPro施工者のみならず一般・DIYerからも評価された。
いよいよ大晦日を迎えて「今日の予定は蕎麦屋に年越しそばをテイクアウトしに行く」以外に何もないから、一人読書でもしながらサウナや温泉を満喫しようと思っている宮本さんだぞっ。
今日で2022年オワコンもおしまいです。
最初からオワコンだからオワコン(※ネットスラング「終わったコンテンツ」)にならないという見事なパラドックスに名付け親の宮本さんはご満悦なんだけど、2022年ネーミング対象は見事落選して「やっぱアワードの類は向いてない」っていうことを痛感してもいます。
2021年彗星の如く爆誕した「オワコン」は身近な人や業界に大きな衝撃を与えました。
僕個人的にも多くの生活の変化をもたらしてもいます。
人のご縁ってとっても不思議で新陳代謝や変化・進化に伴って関係する人や企業も変わります。
最も危険なのは「変わらないこと」「現状にしがみつこうとする姿勢」だと年の瀬に強く感じ入ってもいます。
先代の残した功績や他人から与えられた成功を自分の成果と誤解すると過信は慢心を生み出しせっかくの現状が脆くも崩れ去っていく気の毒な出来事も身近に経験しました。
実に感慨深い2022年の大晦日です。
謙虚さを忘れず身近な人たちに感謝し現場を自分の居場所と心得て。
これからも現場のリアルを余すことなく「伝える」情報発信に邁進していこう。
オワコンちゃん、オワコーン。
2023年もよろしくねっ。
作者・宮本充也
※参考「オワコン購入方法」
オワコン・オコシコン購入方法
① 無料紹介(庭コン)
施工経験豊富な最寄りの施工業者を無料でご紹介いたします。
② 交渉代理(相談フォーム)
施主に代わって施工店へオワコン・オコシコンについての交渉を代行いたします。
③ 簡易診断・相見積(あとだしじゃんけんワークス)
「その見積大丈夫?」入手した見積が相場観から比べて高いのか安いのか?専用フォームに添付して送信。プロから無料で簡易診断や相見積が得られます。
④ 施工立会
「初めての施工でも大丈夫」 生コンポータルの職員が無料で現地に立ち会って施工のコツを施工店に伝授。
⑤ 材料購入(生コンビニDiy)
とにかく安くしたいなら!注文フォームから全国一律・配送料込みでオワコン、オコシコンが届きます。
ご興味のある方は相談フォームからご相談ください!
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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