2023/01/01
「2023年透水性コンクリート(オコシコン)書き初め」
新年明けましておめでとうございます。旧年中に当社旧製品「ドライテック」から「オコシコン」への大転換を経験した透水性コンクリート(ポーラスコンクリート)2023年の抱負。
オコシコン2023抱負
オコシコンとは?
ポーラスコンクリートとはポーラス(オコシ)状構造を有するコンクリートのこと。
空隙をつたって雨水は浸透し路盤以下地盤を経て地下水系に還元される自然の循環を妨げない構造。2022年は当社旧製品「ドライテック」から「オコシコン」へ大転換した1年だった。
関連記事:「2022年 透水性コンクリート(オコシコン/ドライテック)書き納め」
拭いきれない骨材剥離の辛苦
旧製品時代に生じた「骨材剥離」は施工管理が主因となって発生するトラブル。オコシコンとして保水性が改善されたとはいえこうした現象はポーラスコンクリートに不可避なもの。関係者の骨身に染み込んでいる辛苦の記憶。
【参考】ポーラスアスファルトの骨材剥離
https://library.jsce.or.jp/jsce/open/00035/2013/68-05/68-05-0432.pdf
こうした現象は「ポーラス構造」である以上不可避であり、我が国ポーラスコンクリートの草分け「パーミアコン」(佐藤渡辺)から始まり、当社事業における「ドライウェイ」「ドライテック」さらには「オコシコン」においても常なる懸念にさらされる。ただし、適切な施工管理が実施されている場合、アスファルトに比べてコンクリートの方が発生は抑制される。
「オワコン」1st 「オコシコン」2nd
参考記事:【庭ファン】ついに雑草対策が終わります。新しいコンクリート「オワコン」を徹底紹介【製造現場を突撃取材】
写真は2021年9月より始動した造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。ポーラスコンクリートに砂が配合されていないに対して砂を配合した生コンクリートを「造粒加工」することで得られるポーラス構造。ポーラスが「点接着」の連続構造であるのに対し、造粒ポーラスは「面接着」であり骨材剥離に対する秀でた抵抗性を有している。
2022年は車道・駐車場にも広く用いられるようになり性能は実証された。
関連記事:「2022年透水性コンクリート【オワコン】(造粒ポーラスコンクリート)書き納め」
生コンポータルではポーラスコンクリートの骨材剥離や施工性を鑑み、各種透水性コンクリートの中でも「オワコン」を推奨し、顧客ニーズが「オコシコン」他に寄せられた場合には対応するという立場を2023年以降は強調する。
2023年 更なる製造・施工体制の拡充
「施工業者が見つからない」多数寄せられる声に対して用意した施工業者の探し方解説動画。2023年はさらに踏み込んで問い合わせの地域の施工業者が見つけにくい場合は生コンポータル直営の見積もりを作成し提示する方針。成約した際には近隣製造・施工店向けに現場で製造・施工方法を伝授し、その後は地元経済の循環を尊重する。
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2023年 オコシコン ご挨拶
生コンポータル研修施設krに設置されてある振る舞い酒。
昨日はさすがの宮本さんも自宅で家族と過ごしました。家の者は誰もTVに興味がないようで各々YouTubeだったりゲームだったりに興じていて、僕も「紅白うるせえな」と思いつつ(一応テレビはついていた)スマホからAirPodsでクラシックを聴きながら小説を読み耽って過ごしてました。うっすらと聴こえてくる氷川きよしの歌声とオーケストラのミックスはなかなかシュールで、日本の年末の在り方も激変したようです。氷川さん、どこへ行こうとしているのでしょうか。
「オワコン」1st 「オコシコン」2nd。
現場で製品を取り扱っていての実感は、オコシコンは確かに長年の施工実績という安心感はあるものの、その宿命と言っていい「骨材剥離」は引き続き製造・施工店にとって製品が「身近」になりにくい性質・制約であるということです。
一方のオワコンはまだ2021年誕生と若い製品ではあるものの2022年中も急激にその汎用性を広げその潜在性は計り知れないという実感があります。
無論、「オコシコン」についても顧客のニーズに応え納品を継続してまいります(「ドライテック」については取り扱いを停止しました)が、情報発信のあり方は「オワコン」1st「オコシコン」2ndにシフトして参ります。
今日はみなさん初詣やご家族、大切な人とお過ごしでしょうか。
ぼくは子供2人を連れて母とkrでゆっくり過ごそうと思ってます。
その後はそのままサウナと温泉の繰り返しかな。
「コンクリートをもっと身近に」
いよいよ今年2023年も発信です!
オワコンちゃん、オワコーン。
「伝える」情報発信で、もっともっとみんなに喜んでもらおうねっ。
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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