2022/08/10
「もう5年もメルマガやってるんだなとふと感慨に浸っています」(月刊透水性コンクリート Vol.60)
きっかけは、ブログのネタがねえ!となんらかのきっかけを捻り出そうとして生まれたのが月刊透水性コンクリートと月刊残コン。1ヶ月を振り返るのにとても有意義な機会となっている。目まぐるしく変化する透水性コンクリート事情だが5年前とは信じられないほどの変貌を遂げました。この1ヶ月の変化について。
公共から民間へ
現在7年目を数える「ブログ毎日3本(以上)更新」の日課だが、それはそのまま公共から民間への大転換を意味した。
180度転換と言ってもいい。
それまできちんとシャツを着て大企業(GC・道路会社・HM)や発注機関(国・県・市・町・他)を訪ねてはポーラスコンクリートのPRに勤しんでいた。
一介の生コン屋の提案に耳を傾けるようにはなっていない。
効率がまるで上がらない。
世界が求めているはずの(少なくともそう教えられた)大地に蓋しないポーラスコンクリートは各論・具体論では求められない。
既往の手垢のベタベタとついた変哲のない舗装が採用され続ける。
ある意味「グレた」というべきかもしれない。
相手にされなきゃこちらから相手にしない。
そんな思いでインターネットマーケティングに180度舵を切ったのもここ5〜10年の出来事だ。
何をしたらいいか全くわからないため、「とりあえずネットだろ」とさほど難しく考えず行動を優先する。
目覚ましい変化を遂げたのは「毎日ブログ3本(以上)更新」も4〜5年経過した頃だ。
コロナ1年目に明らかにCV数(問い合わせ数)が激増し始めた。
民間それも一般消費者らに見出された透水性コンクリート
⚫︎今月の記事1: 【埼玉】「どうか、幾久しく素敵な家庭をお過ごしくださいますこと、心よりお祈り申し上げます」渋谷建材・YNKワークス
⚫︎今月の記事2:【埼玉】「砂利や砂や乾燥生コン・モルタルだけじゃない。オワコンや普通の生コンまで家庭に運賃込みで届く」岡庭建材工業・DIY" a="">
⚫︎今月の記事3: 【北海道】「犬走の雑草・排水が一挙解決。チルい。エモい。尊い。沼である」大世紀生コン・タケザワウォール
⚫︎施工事例:https://www.nr-mix.co.jp/owacon/blog/
ブログやメルマガを書き始めた頃にはたまにしかなかった透水性コンクリートの施工。
その当時はせっせと通い詰めて、あるいはお得意様になった先からの発注を待つしか無かった。
だから、毎日3本更新することになっているブログのネタがまるで無かったわけだ。
当時のブログなど顔から血が出るほど血迷ったことを書いてると思うのでそれだけは振り返りたくない。
それが今や、毎日書ききれないほどの施工事例やトピックスが押し寄せている。
どこかの偉い先生や有名人に拾われる形でこうなったのではない。
誰でもない自分たちの行動の結果、毎日膨大な量の問い合わせが押し寄せるようになった。
そして、それらの大半は実際に現地の製造・施工の両輪が回ることで納品されるようになっている。
いいものは放っておいても売れる
⚫︎今月の記事4:【伊豆】《舗装施工見学会》「世界一有名な半島」 創発で描かれるストーリーが始まっている #9
すると面白いことだが今度はあれだけ恋焦がれた公共の方から秋波が寄せられる。
お願いしまくっていた時には一顧だにされなかった全くおんなじその価値。
この今の景色は自分以外の誰かに何かを働きかけることで生まれたものじゃない。
自分がやりたいことをひたすらやり続けてきた結果だ。
つまり、自分の内側に働きかけ続けた結果、外部世界の方から変化したプロセスだった。
お願いしたからこうなったのではない。
国際的に注目されるようになる
⚫︎今月の記事5: 「OWACONいよいよ海外デビュー?! 伊・MAPEI Realtaに日本のバズプロダクト 【オワコン】 掲載されました!」
これなんかもまさしく同様に「お願いしたからこうなった」というもんじゃない。
役所や大企業を訪問してせっせと説得しようとしていた時代にはいかに自分のプロダクトが価値のあるものであるかをなんとしてでも説き伏せようとしていた。
誰かを変えようと企てていた。
いわば、自分の外、外部世界に働きかけていた。
そして、その時代の成果は限定的だった。
中には、「よく来てくれるから」という理由から発注してくれたこともあったが。
今振り返ればそれは価値を生み出していたというよりも他人の資源を浪費させていた行為と言っていい。
あの時代があったからこそ今があるとも言えるのだけど。
他人や外部世界のことは気にせず自分たちだけの貢献を見つめる
⚫︎今月の記事6: #JISを変えよう 「京都生コンクリート工業組合青年部をお招きした【生コン主導】のコンクリート開発研修会」 #JISを作ろう
お金も人脈も求めるのではなく勝手についてくる。
絶えず当社を訪ねるコンクリート関連の人々にもお願いしてきてもらってるわけじゃない。
自分たちやってきたことの単なる結果として多くの人々訪れるようになったに過ぎない。
自分も含めて「手段」であることを自覚する。
だから、改めて他人や外部世界のことに一喜一憂することをやめよう。
誰にも指図されない独立自尊を貫こう。
他人を気にするから心が揺れる。
5年の歳月を振り返ることでわかることがある。
影響を与えることができる唯一の存在は自分自身。
あらゆる全ては結果に過ぎない。
5年の節目を迎えてちょっぴり感慨に浸ってます。
ちなみに、そんなことをやっていると、なぜかますます他人のこと好きになります。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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