2022/08/07
【長野】「80m2もの広い駐車場が素人さん5人でたった2時間半で完成してしまった」高沢生コン・DIY
長野県飯田市。オワコンDIY。施主より高沢生コン様に直接問合せ。貸し事務所の駐車場を当初土間コンで検討したが値段が高くなるのでネットで検索してオワコンを見つける。動画を見て施工方法は凄く研究したそうだ。最終的に全部オワコンで施工予定との事。
製造:高沢生コン(担当:小林恵正)、施工:DIY(80m2、70mm厚、5名、2時間30分、タイムラプスあり、YouTubeあり)
オワコンDIY
施工Before。
貸事務所の駐車場。
当初、土間コンクリートを検討していたが楽勝で予算オーバー。
ネットで色々検索していたところ「オワコン」を見つける。
なんと排水問題も解消できる土間コン「オワコン」が普通の土間コンよりも安いことを知る。
なぜオワコンは土間コンよりも安いのか?
施工手順 | 土間コン | オワコン |
---|---|---|
1)掘削 | 200mm~ | 150mmに削減 |
2)残土処分 | 200mm × 面積 | 150mm × 面積に削減 |
3)路盤 | 100mm~ | 省略 |
4)メッシュ配筋 | 有 | 省略 |
5)コンクリート工 | 100mm~ 数時間から半日の水引を待ってから仕上げ |
オワコン150mm 状況によってセメント安定処理路盤を兼ねる |
6)養生 | 当日〜翌日は立ち入り厳禁 | 直後から歩行や軽作業可能(時短) |
上の表は土間コン(生コン)とオワコンの施工手順を比較したものです。
材料費としては、2層で路盤を兼ねた150mmのオワコンは、生コンクリートよりも高くなります。
しかし、以下のとおり工事費は作業人員2名分ほど縮減できるので、総費用は生コンよりも安くなる傾向にあります。
・掘削・処分残土量が減ってる
・路盤材料使わない
・ワイヤーメッシュ配筋しない
また、施工直後から軽作業(カーポート屋根設置)ができる などのメリットもあります。
これだ!
すぐさま飛びついて、動画をめっちゃ視聴して予習に励んだという。
直接最寄りの高沢生コンに連絡
あんまおすすめはしていないが最近のDIYerは果敢に生コン工場に連絡をされるようだ。
紹介はマジで「無料」だから、なるべく庭コン・生コンポータルに紹介を依頼した方がいいと思う。
生コン工場は基本B2B(法人間取引)の業態であるため塩対応が予想される。
ちょっといけてない客だと「なんだその態度は?」みたいなことになって「おとといきやがれ」と売り言葉に買い言葉が生コン工場から浴びせられ気分が悪くなるだろう。
庭コン・生コンポータルでは今回の高沢生コンさんも含む全国800以上の生コン工場と関係性を構築してきた。
自社も生コン工場(ICC)を運営しており、オワコンやオコシコンなど透水性コンクリートを、各地の生コン工場を通じて消費ラストワンマイルに届けている。
主にはプロ施工者にお届けしているものの、このところDIYerからの問い合わせも激増している。
それは動画にもあるように脅威の施工簡易性が裏付けている。
普段DIYしてないようなズブの素人さんでも比較的手が出やすい生コンだ。
土間コンじゃとてもこうはいかないからね。
「撒いて踏むだけ?」オワコン施工スタート
建物下の1F部分が施工箇所となっていたため生コン車が直接乗り入れることができない。
そのため当初写真に写り込んでいる「シュート」で材料を流し込もうとしたが流れてくれなかった。
DIYあるあるである。
確かに写真だとコロコロ転がってくれそうだからね。
でも、それなりの傾斜がなければ転がってくれなかったっ、てことー。
諦めて臨機応変に一輪車による搬送に切り替え。
敷き広げられたオワコンは。
振動プレートなどで締め固められる。
建物の下側ではないところ、周りになれば生コン車からこうして直接荷下ろしができる。
早いよ。
いよいよ仕上がり。DIYオワコンどんな感じ?
After。
いいね、いいじゃん、駐車場できたじゃん、雑草生えないし、排水も完璧。
DIYでこの仕上がり。
プロに任せれば、どれだけ素敵な駐車場になるんだろって感じだね。
【比較】圧倒的No.1 オワコンはめっちゃ安い各種資材価格
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
100,000 | 50,000 | 〇 | ★ |
土間コン |
150,000 | 50,000 | × | ★★★★★ |
ドライテック オコシコン |
200,000 | 130,000 | ◎ | ★★★★ |
オワコン |
88,800 | 30,000 | ◎ | ★★ |
知らなかったでは済まされないかも!
庭材料で【最安】とされる砂利敷と同等もしくは安価なオワコン
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | ※ 参考価格 | |
---|---|---|---|---|
砂利・砂・砕石 | 15円/kg | 込 | 1000kg | 56円/kg |
乾燥生コン・乾燥モルタル | 20円/kg | 込 | 1000kg | 33円/kg |
生コンクリート | 20円/kg | 込 | 1150kg | 33円/kg |
オワコン | 20円/kg | 込 | 2000kg | - |
オコシコン(透水コン) | 30円/kg | 込 | 2000kg | - |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 | 別 | 1セット | - |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 | 別 | 1セット | - |
※参考価格:袋タイプをホームセンターで買う場合の価格です。
DIY向け資材を購入するメリット
・重い袋タイプを運ばなくても、資材が自宅までトラックで届きます。
・工業規格と同じ配合なので高品質です。
・資材を置き配することができます。
DIY向け資材購入の注意点
・注文ロットは500kg刻みとなります。
・お支払いはpaypay、現金にて当日または事前決済となります。
お気づきの通り、コンクリートの「オワコン」はなんと砂利・砂と同様の価格で手に入る。
DIYでやった場合、ワンチャン砂利舗装よりも安い脅威的なコストパフォーマンスが唯一絶対の特徴。
我ながらこんなモンスタープロダクトを世に出してしまってわなないております。
今はまだリリースから1年も経っていないこともありDIYerさんへのまめな対応をしております。
ただ、庭コン・生コンポータルの顧客はやっぱりプロ施工者。
プロ施工者が振り向いてくれてきちんと施工に積極的になるまでの移行期間としてDIYerを手厚くご奉仕しております。
製造・施工の両輪が日本中・世界中で回転し始め自然とオワコンなど透水性コンクリートが流通するようになれば。
水災害や地球温暖化など気候変動を癒すことができるはずだ。
大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート。
理論上確立されているこの価値を実際の「形」にするのが僕たちの使命だ。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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