香川県三豊市。現在大成生コン新事務所を建設中（おめでとうございます！）、その外構工事で採用しようとしていたが、取引先管組の案件が出たこともあり施設駐車場に試験施工。
製造：大成生コン（担当：三宅淳也）、施工：管組（33m2、150mm厚、6名、2時間、タイムラプスあり）

広がる「水を透す土間」

香川県三豊市の大成生コンさん。

現在新事務所を新築中とのことでおめでとうございます！

嬉しいことに、「元々透水コンに興味を持っていたので外構工事に採用を予定していた」という。

そんなタイミングで取引先施工者管組で透水コン（ポーラスコンクリート）の案件発生。

急遽施設駐車場整備工事を舞台に練習・見学会が組まれた。

生コンポータルでは無料で施工相談員（写真はMasatsugu）が派遣される。

長年の経験を見学会では惜しげもなくご案内。

初めての施工だったとしても「補助輪つけた自転車」みたいな感じで安心。

プロ施工者なら最初から熟練工。

それでは施工を見ていこう。

注目を集める透水コンの施工

33m2の駐車場整備にかくも大勢の見学者が訪れた。

それだけ今や一般の認知は「土間は水透すもん」となっている。

その一般からの熱視線に受け皿となる施工・製造いずれも対応を迫られている。

だから、あらかじめ見学会を通してその製造・施工を習得しておかねばならない。

今回厚みが150mmとなっているため、施工は2層となった。

まずは、1層を敷設して締め固めている。

施工After。

2層目完成、バッチリお見事。

このように透水コン（ポーラスコンクリート）の施工手順は非常に単純で相談員が派遣されれば最初からコツを掴んだ熟練の施工ができる。

2スパン目でおさらい

続いて2スパン目。

スパン分けをすることのメリットは単位施工面積が小さいほど施工難易度が下がることにある。

狭い方が目が行き届くってやつ。

それに、2スパンに分けた方が、おさらいができるしね。

施工After。

なんと、木陰が映えるじゃあないか。

見事素晴らしい駐車場の完成ってわけだ。

周りの環境もすこぶるいいね。

こんな駐車場に愛車（フィールダー）を停めたくなる。

やってるよ！スーパー土間コン9800円全部込み込み

⚫︎参考記事： 【大阪】「全部込み込み9800円／m2駐車場オワコンCPモニターレポート」寝屋川コンクリート・エヌシー産業

なんと、スーパー（水を透す、平らにできる、排水設備いらない）土間コン（オワコン）が全部込み込みで9800円、なななんと通常の土間コンの相場よりも安い価格帯で買い求めることができる。

それが、現代。

時代のうねりは実に早い。

こちらの造粒ポーラスコンクリートは大手道路会社らとの共同実験も進み現在民間だけでなく公共事業への実装も検討されている。

ちなみに、一度横浜国立大学発注の事案で採用された実績も誇っている。

⚫︎参考：https://www.ynu.ac.jp/hus/urban/27756/detail.html

今はまだ「土間コン」の世間のイメージはこれだろう。

斜めってるだろう、白いだろう、でもすぐに汚れるだろう、斜めなのは水勾配と言って水を流すための傾斜だろう。

気の毒な現実である。

生コンポータルでは2022年今年を「土間コン刷新元年」と位置付けたい。

「土間いうたら水通してなんぼでっせ」

を当たり前にしたい。

というわけで、頑張るから、みんな粛々と自分の仕事に集中しよう。

他人のことはいいから。

自分の貢献だけを考えて今日も張り切って仕事をしよう！！

宮本充也