2023/09/24
「スケーター御用達?!」 10月7日の見学会では自由造形が特徴の「オワコン」で「スケボーランプ」を作ります
当社では20年以上の歴史を数える透水性コンクリートのバズプロダクト「オワコン」の大規模実装から一夜明け越し方に思いを馳せながらコンクリート舗装の上をトボトボと歩いていると見知らぬスケーターに遭遇。「オワコンの乗り心地、どうですか?!」
スケーター「オワコン」乗り心地インタビュー
以前にも「自由造形」を特徴とする「オワコン」についてはご紹介しましたが、10月7日には「スケボーランプをオワコンで試作しよう」という運びになったようですー。。
純白の「オワコン」完成翌日
前日(2023/09/22)完成した純白の「オワコン」は乾いてさらに白さが際立つ。
関連記事:【静岡】「世界に先駆けて実装された、純白のオワコン。大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」伊豆中央コンクリート・土屋建設
こちらは比較検証を目的として同じ路線の半分に採用されたアスファルト舗装と比べればその違いは一目瞭然。遠くに白く見えているのが、純白の「オワコン」。
バリケードを跨いで中に入ってみた
バリを跨いで中に入ってみると神聖な思いに駆られる。宮本さんがまだ20代の頃に透水性コンクリートを志し、初の大型実装(当時は「ドライウェイ」)の翌日朝まだき「表面がボロボロに割れてしまっている」悪夢にうなされ起き抜けで現地に急行したことなどを懐かしく思い出す。
収縮応力による歪みを「ひび割れ」として逃す誘発目地。表面はさすがにアスファルトフィニッシャやローラによる転圧のためツルッと平滑。20年以上の歳月が経ちそれなりの経験を組織として積んできた当社らが製造した「オワコン」に心を打たれる。
宮本さん以外にも侵入者??
前日(2023/09/22)はここまで施工され、続きは翌週から10月1日オープン前に完成させる予定。幅の広いこの地点は対抗車両の行き違いを許すだけでなく、「コア畑」と言って実験・検証用のコア抜きのためのスペースともなっているそうだ。
伊豆半島のシンボル「城山」を眺めることのできるこの道路は普段車両の行き来はほとんどなく、散歩道やランニング・サイクリングロードとしても国内外からのゲストを楽しませる。
物思いに耽りながら純白の「オワコン」の上を歩いていると遠くに人影。宮本さん以外にもバリケードを跨いで入ってきた人影が遠方に点のように見える。
スケーターにとって「オワコン、どうですか?」
なんと、スケートボードを楽しむお二人。ついつい「この白い舗装どうですか? あっちの黒い舗装に比べて」と話しかけてしまう宮本さん。
え? これ、昨日完成したんですか?? 確かに今朝散歩してたら見ない白い道路が突然できてるなって不思議に思ってたんですけど。
アスファルトと比べて、この白い舗装ですか? これ、素材、何でできてるんですか? えっ、これ、コンクリートなんですか。
スケートボードの乗り心地は、黒いアスファルトはガタガタ・ゴツゴツしているのに比べて、こっち(白いオワコン)はツルッと平滑というか乗り心地は負荷がないですね。
でも、アスファルトに比べて途中に波があるというか(いわゆる平坦性についての指摘)、その点が気になる時がありますね。
え?これ、好きな形にできるんですか? スケボーランプも?!
ぜひ、これからも、こんな素敵なコンクリートの普及に頑張ってくださいっ。色々偉そうにペラペラとすみませんでしたっ。
突然話しかけてきた見知らぬコンクリートメンヘラおじさんのインタビューにも関わらず懇切丁寧に「スケーターにとっての快適性について」指摘をしてくださったお二人には心から感謝。おそらく地元の方だと思うので、知り合いのスケーターの助言をいただきながらスケボーランプの製造に取り掛かりたいと思います。完成したらぜひご利用ください。
【参考】なんでオワコンがスケボーランプに向いてるか
こちら、スケボーランプ。求められる性能は「ガタガタしないこと」「曲面であること」など。つまり、自由造形可能な「オワコン」(下段)はスケーターに愛される要素たっぷり。
型枠もなく、現地で「紙粘土のように」自由に形を作ることができる「オワコン」。知り合いのスケーター(内田さん)に伺ったところものすごく相性がいいと太鼓判を押してもらったこともある。
純白のオワコンは神島公園の中
なお、世界に先駆けて実装された純白のオワコンは国土交通省や伊豆の国市が管理する狩野川河川敷内の神島公園で見学ができる。もとより豊富な観光資源に資源循環・脱炭素を実現したコンクリート舗装も数えられることとなる。
だが、確かに、所詮プロダクト(オワコン)は利用者(スケーターやサイクリスト、ランナー、ボーラー、運転者)に愛されてなんぼだからな。こうして一般人のコメントもらえると嬉しい気持ちはわかるぜっ。
「オワコン」で「スケボーランプ」作ります
なお、こちらの「オワコン」をはじめ、「オコシコン」「ドットコン」など生コンポータルの「推しのコン」は毎月第1土曜日に伊豆の国市長岡925で製造・施工を見学することのできる交流会が開かれている。次回、10月7日は同敷地内のLab玄関前に「オワコンで作るスケボーランプ」を予定している。(申し込みフォーム:https://form.run/@taikenkengaku)
「コンクリートをもっと身近に」
てなわけで、20年以上に及ぶ透水性コンクリートの歴史にじっくりと浸ることができました。思えば、この道程で出会った多くの人は「偽物」だったと振り返ることができます。つまり、僕たちもその時代は偽物だったのだと思います。そうした、偽物sは僕たちが少しずつ本物になる過程で相反するんだろうな。だから、いつの間にか僕の目の前から消えてしまう。「炎上商法」「下品」と僕たちの情報発信を批判していなくなってしまった人たちですね。でも、知られていないことは存在していないのと同じこと。引き続き、このぱっと見薄気味悪いテンションでガンガン発信して参りたいと存じますっ。
オワッコーン‼︎
確かに、多くの人と出会って多くの人と袂をわかってきましたね。。これからさらに20年が経過するとこの物語はきっと地球規模で具体的に景色を変えてしまうことでしょうー。。
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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