2022/07/25
「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するが グン と現実味を帯びた1週間」(週刊生コン 2022/07/25)
1週間は目まぐるしく毎週月曜日は前週を振り返る意味で週刊生コンを綴ることを習慣としている。コンセプトはお題目にしてはならない。HPのど頭に掲げているのであればそれは形にしよう。ぐんと現実味を帯びた1週間。
形へ向かった1週間
首長訪問
⚫︎先週の記事1: 【伊豆】《市長訪問》「世界一有名な半島」 創発で描かれるストーリーが始まっている #4
先週は庭コン・生コンポータルの地元伊豆の国市の市長訪問から幕を開けた。
地域・業界内外の人々と連携し製造している、「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」の社会実装を提案するためだ。
これまで当社らではITを駆使した民間市場でのプロダクト実装を果たしてきた。
国家プロジェクトからも熱視線を注がれている生コンラストワンマイルはつのプロダクト「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)。
本来は民間ではなく公共シーンでバズるべき。
水災害や温暖化に向けて舵を最初に切るべきは行政の役割であるはず。
はじめまして。突然のラインで失礼致します。xxと申します。ブログ拝見させていただきました。ついに伊豆の国市長へのプレゼンをされたのですね!実行力素晴らしいと思います。宮本さんの実行力に感銘受けたので、勇気を振り絞り(LINE)させていただきました。私も静岡県東部の保険会社で仕事をしており、脱炭素の切り口から県東部の観光客が増え、保険に繋がらないかと模索していたところで、こちらのブログに出会いました。保険会社としては、建設業の方が公共工事を請負う際保険に加入していることを県、市から求められるので、その力関係を拝見しており、その力関係を利用し、co2を吸収するコンクリートの利用を普及できないか、と考えておりました。がそもそものところをわかっておらず、
教えてください ①公共工事で使うコンクリート材料は、誰が決めるものなのでしょう?工事工事を請負った土木工事業者、という理解でいいですか?元請け下請けの関係なら、元請から指定されるものなのでしょうか?全く見ず知らずの者より不躾に質問してしまいすいません。
ところで、今朝こんなLINEが届いた。
うお、一般の方もよんでるんだ、うれしい。
まずは、ホームにおけるプロジェクト #世界一有名な半島 を契機に「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」を社会実装する。
足元のオワコン施工も絶好調
⚫︎先週の記事2: 【茨城】「失礼だから他の舗装材と比較しないでいただきたい。唯一絶対のコスパで家周りの雑草・排水から解放されよう」大里ブロック工業・渋谷建材
⚫︎先週の記事3: 【東京都あきる野市】お庭を芝生からオワコンに変えたらめちゃくちゃ楽になりました
⚫︎先週の記事4: 【島根】《お客さまの声》「ありがとうございました。現地見ました。満足です!」
⚫︎先週の記事5: 【群馬】「圧倒的なコスパと駐車場をなるべく平らに仕上げたいという希望が叶う」モトキ建材・ジェイクレインリード・高総建設
コンセプトを形にする鍵は「残コン」
⚫︎先週の記事6: 【解説】「残コン」問題を放置すれば違反の生コン利用は再び起きる(WEDGE REPORT)
読んだ?
今朝のYahooニュース。
あと、見た?
RRCS対談シリーズでの小池百合子の登壇。
まだみてないけど、小池都知事はきちんと「残コン」について理解できたのかな。
少しは役に立つのだろうか、百合子。
不安だ。
というわけで、このところオワコン同様「バズ」が始まっているのが「残コン」。
実は、庭コン・生コンポータルにとって透水性コンクリートとならんで長年のテーマとなっているのが「残コン」を通した資源循環。
砂漠の祈祷師のような心持ちでここ20年ずっとこの2つのテーマとともに歩んできたのだけれどようやく雨降り始めた感が半端ない今日この頃。
誰のおかげって、僕のおかげでこうなったわけだが、そんな僕様の熱意に共感した多くの人々が協力してくれたこともありいよいよ透水性コンクリート、そして残コンが時代のニーズに出会っている。
そして、この1週間で山が動いた。
⚫︎先週の記事7:「クローズドループ・資源循環へ向かう最強の未利用資源【残コン】争奪戦が始まる」#1
⚫︎先週の記事8:《エコスルCN》「クローズドループ・資源循環へ向かう最強の未利用資源【残コン】争奪戦が始まる」#2
⚫︎先週の記事9:《未来型砕石製造業》「クローズドループ・資源循環へ向かう最強の未利用資源【残コン】争奪戦が始まる」#3
環境負荷ゼロの生コン製造業の入り口が見えた。
その場で副産物は未利用資源として原材料にコンバートする。
CO2は発生しないばかりか、吸収固定されてしまう、つまりcn(カーボンネガティブ)な原材料は再びご当地のインフラを支えるコンクリートとして循環する。
新しい産業のあり方を開く鍵は「残コン」だったわけだ。
大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート。
いよいよスタート地点に立った。
「コンクリートから人へ」
とかく悪者にされてきた僕達産業は理想の未来を完成させる上でなくてはならない存在になる。
コンクリートから人への巨大な貢献。
水の次に流通すると言われている巨大産業コンクリートが果たす役割はきっとあらゆる産業の中で最も規模の大きなものになるだろう。
ぐんと現実味を帯びた1週間となった。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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