長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/02/21

「防草シート下地に砕石敷きってのはなかなか更新されない世界記録のようなもん」(週刊生コン 2022/02/21)

「防草シート下地に砕石敷きってのはなかなか更新されない世界記録のようなもん」(週刊生コン 2022/02/21)

なかなか更新されない世界記録のようなもんで、誰か特定の意図がそうさせるのではなく、フィールドで多くの人々が必死に記録を更新しようとしてもがいている時、ある時ふっと誰かが偶然更新してしまう。そして、その後はその記録はなぜか平凡な記録となってしまう。造粒ポーラスコンクリートとはきっとそういうものなのだと思う。(週刊生コン 2022/02/21)
⚫︎画像はガーデンプラスから引用



常識が覆された1週間

先週の記事1: 【大阪】「草さえ生えてこなけりゃ車乗るわけでもないし安けりゃなんでもいい」寝屋川コンクリート・エヌシー産業

先週の記事2: 【和歌山】「そんなに高いなら、いいや、とりあえず防草シート下地に砕石(6号、防犯砂利など)を撒いておきます」大匠

先週の記事3: 【静岡】「枯れ葉のお掃除、雑草・ぬかるみ・排水対策。防草シート下地に砕石(6号、防犯砂利)敷きじゃ解決できない!」アトリエKAZU 2nd

先週の記事4: 「オワコンDIY30,000円(配送料込み)で一体どんな体験ができるの?」

先週の記事5: 【埼玉】「コンクリですから。雑草に突き破られたりとかしません。環境とか破壊しませんから」渋谷建材・YNKワークス

先週の記事6: 《快適な庭》「材料30,000円です。任せても工事一式88,800円です。防草シート+砕石(化粧、防犯)敷きを検討中なら!」雑草・ぬかるみ・水たまり対策



誰もが、その分野でより高く、より速く、より美しくを目指していた。

雑草、ぬかるみ、水溜りを対策する分野では誰しもが防草シートの性能の向上に躍起になっていたのだ。

「雑草・水たまり対策なら防草シート下地に砕石敷き」ってのは、なかなか破られない世界記録のようなもん。

先週1週間はつくづく絶好調オワコンの施工を眺めていて身につまされていた。

きっと、数ヶ月後(夏頃)は過去を振り返って、「常識って実は結構簡単に揺らぐもんなのだなあ」と感じているのだろう。

それだけ、造粒ポーラスコンクリートは圧倒的なのだ。

専門家の近視眼には気をつけねがならない。

僕たち専門家は特にプロダクトを目的にしてはならない。

プロダクトはあくまで市場と顧客のニーズを満足させる手段でしかない。

そのニーズ(雑草困る、水溜りやだ)を満足しさえすれば、それは防草シートでも、コンクリートでも、ましてや鉛筆でも消しゴムでも構わないのだ。

そのことを肝に銘じるべきだ。

降って沸いたように生まれた造粒ポーラスコンクリートはコンクリートだ。

一方、防草シート下地に砕石敷きは家周りの定番だった。

どのメーカーもこぞって、高耐久、高強度、低環境負荷を競っていた。

防草シート(プラスチック、石油製品)というフィールドの中で競い合っていたのだ。

一方、コンクリートは全く用途の異なる分野のプロダクトとして考えられてきた。

なぜなら、コンクリートは一般に水を通さないことから、仮に雑草を対策できたとしても、水たまりあるいは排水が問題になる。

また、費用も高額だと考えられてきた。

だから、犬走や家周りなど比較的狭い場所の雑草対策には不向きとされてきた。

ある時偶然に生まれた造粒ポーラスコンクリートという製品がそんな場所に適応された。

すると誰もが気づくのだった。

世界記録が更新されていることに。



⚫︎先週の記事7: 【JISを変えよう】「資源循環型社会の要衝としての生コン産業というモデルを世界に示す」 #4

イノベーションてのはつまりそういうことなのかもしれない。

なかなか更新されなかった世界記録も一度フィールドにいる誰かが更新してしまうと次々とその記録は頻繁に塗り替えられるようになる。

400m走で誰もがスタンディングスタートの時に、誰かがふとクラウチングスタートをで記録を塗り替えたように。

フェイズが変化した、と表現できるのかもしれない。

パラダイムシフトか。

そして、次から次へと新しく形成されたフェイズ、パラダイムでは技術革新が生み出される。

残コン処理もそれに近いと振り返ることができる。

もう行かなくなってしまったけれどワールドオブコンクリートといってコンクリートの国際見本市がラスベガスで毎年行われている。

毎年毎年、残コン処理といえば、フィルタープレスやトロンメルがいくつかのメーカーから展示されていた。

従来品より故障しにくい、電力消費量が削減、処理スピードの向上。

各社各様にその優位性をせっせとプレゼンしているのだった。

先日安藤・間の白岩さん(いい人)と喋ってて、「フィルタープレスという考えから脱却しなければならないんですね」というコメントは的を射ていると思った。

防草シート下地に砕石敷き、というフィールドにいたら、いつまで経ってもイノベーション(世界記録更新)はやってこない。

市場と顧客の求めていることを目的としてそこから自分たちが変化可能な姿を考えてみる。

実行に移してみる。

発生した残コンをそのまま舗装材(造粒ポーラスコンクリート)にしてしまう。

事実、オワコンやgranZ conなど実装可能なプロダクトにはなっているのだ。

理論は実践でそのまま形になる。

フィルタープレスもトロンメルも不要になってしまう。



こういう考え方を天邪鬼と言うのだろうか。

印象深く覚えているのが中学校の頃の卒業アルバムの写真。

それは棒倒しをやっているところを写したものだった。

いずれの男子も相手陣営の棒に向かってまっしぐら、あるいは自陣の棒を守るべくしがみついている。

そんな中、僕だけは誰もいないところにいてなんとも言い難い妙なポーズを決めていた。

写真に撮影されていることには気づいていないし、そんなことをしていた記憶もない。

子供の頃から「宮本くん、ちょっと変」とはよく言われていたことだが、当時から、「お前が変で、僕が普通」と内心そう思っていた。

大人になった今でもまだ「アスペ」だとか「ADHD」だとか、あれこれ僕のことをおっしゃる人が多い。

何が通常がはわからんが、ただ、こうした特徴はある意味いいことなのかもしれない。

もちろん、「絡みづらい」僕だから人間関係はこれまで随分と拗らせてきた(今も)。

いろいろご迷惑をお掛けした(している)人も大勢いらっしゃいます。

美談のようにまとめてしまって恐縮だが、人と違う、天邪鬼、だからこそ、普通じゃないプロダクトやアイデアを生み出せるのかもしれない。

そうであれば、それはとてもありがたいことだ。

それだけ多くの人々に喜びを届けられるのであれば。

「防草シート下地に砕石敷きってのはなかなか更新されない世界記録のようなもん」(週刊生コン 2022/02/21)

大人になって世知もついたが、でも引き続き変な人を続けよう。

いや、続けよう、とかそんなふうに決意するものでもないのかもしれない。



宮本充也

オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)

◆施工面積40m2

材料費80,000円40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費70,000円2名 x 35,000円(日当)
諸経費7,500円5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合 計157,500円

※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費120,000円60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費95,000円2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費10,750円5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合 計225,750円

※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2


宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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