2023/07/22
【大分】《再生骨材でオワコン!》「 再生骨材でオワコンチャレンジしました!【結論:できちゃった】デキコン爆誕!」大分綜合建設・all round
再生骨材でオワコン!7/20 まさつぐさん、新井さんのご協力のもと、弊社の再生骨材でオワコンチャレンジしました!結論: できちゃった(大分綜合建設・こばらいともえさん共有)
進化し続ける大分綜合建設の「オワコン」
再生骨材で作るオワコンと課題
弊社の再生骨材は、残コンを翌日以降にクラッシャーで粉砕したものとトロンメルで回収した砂、砂利をブレンドした材料です。
普段はJIS外でこの再生骨材を使用した生コンの製造もしていますが、スラッジと石粉の微粒分が多いのでオワコンにできるかな?転圧すると目が潰れて透水しないオワコンになっちゃうんじゃないか?が心配でした。
再生骨材コンクリートの荷上げ
ヤードにストックされている再生骨材は地下水平ベルコンから傾斜ベルコンを経由してバッチャープラント(BP)に送り込まれる。
再生骨材コンクリートの製造
今回オワコン用に組み直した配合
C=250kg
W=160kg
G=1550kg
S=257kg(海砂)
Y弾(オワコンの素)による改質
無事造粒し、かたちになりました^ ^
普通の生コンで作ったオワコンより、こっちの方が良いんじゃない?と思えるほど
スラッジと石粉が結合材の役目をして粒状化に貢献したか?砕石にまとわりつくモルタルが厚くてサクサクとしていました。
硬化後の透水機能に問題もありませんでした。
再生骨材「オワコン」の施工
やってみないと分からないものですね。
もしかしたらバージンの細骨材なしの再生骨材100%でもできるかもしれないです。
@大曽根勇太(渋谷建材) さん
いろいろ教えて頂き、ありがとうございました^^
(共有:こばらいともえ)
今度はセメントなしに挑戦してください!
ジオポリマーコンクリートの技術を応用すれば、セメントを用いない「オワコン」にも挑戦できる。バージン骨材・セメントを一切用いない「オワコン」は果たして「最強」となる。
関連記事:「炭素を含む資源循環のエコシステムとしてコンクリートインフラを再定義したホワイトカーボン」
「コンクリートをもっと身近に」
コンクリートのラストワンマイルでは今も日夜改善・改良が加えられ続けています。それは、コンクリートの専門家によるものです。コンクリート技士とか主任技士といった有資格者によるお仕事です。そんな僕たち専門家の貢献を「伝える」情報発信することで適切に広げていくことが今のコンクリート・建設に求められていることなのです!
オワッコーン‼︎
進化し続ける大分綜合建設さん。とっても刺激になりますね。全ての生コン工場さんが同じように進化し続けることでコンクリート・建設産業は刷新を迎えますー。
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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