2022/05/11
【動画】「最先端のオワコン事情?! granZ concreteは横浜国立大学・奥村組土木工業らで研究が進んでます」
最近動画もバズっております。当社ハイパーメディアクリエイター(小松職員)とSUMMERHILL奥川さんのテコ入れで動画コンテンツ戦略が大きく変化した。横浜国立大学・奥村組土木工業らによるオワコン最先端の実証実験の様子をご覧ください。
【最先端!】横浜国立大学によるオワコン研究実証中!
【最先端!】横浜国立大学によるオワコン研究実証中!
造粒ポーラスコンクリートの最先端の研究の様子がわかります。
本来廃棄する材料を使い造粒ポーラスコンクリート「グランツコンクリート」を施工します。
配合
紛体:高炉スラグ微粉末
セメント:高炉セメント
骨材:水紛スラグ/回収骨材/製鉄スラグ
練水:海水/上澄み水
00:00 横浜国立大学の構内で学生が研究の為、工事をすることになりました。
00:23 生コン工場に協力してもらい、手作業で材料を入れていきます。
01:10 施工現場に到着。テラス脇の側溝に施工していきます。透水するので側溝に使っても大丈夫!
02:15 転圧の様子。今回はローラーで転圧していきます。
環境負荷ゼロ 完全クローズドループの資源循環型コンクリート
横浜国立大学や奥村組土木工業につづき、GI基金メンバーらも造粒ポーラスコンクリートに参入している。
目指すは、完全クローズドループ。
環境負荷ゼロ。
「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」としての造粒ポーラスコンクリートだ。
当社らとしてはもう20年の歴史をポーラスコンクリートで蓄積している。
ただし、ポーラスコンクリートに資源循環が向かない理由が1つある。
「ポーラスコンクリートの配合では細骨材使わない」
唯一にして最大の問題だ。
ご覧のとおり、残コンにせよ解体コンクリートにせよ、リサイクルするためには砕石のように姿を変える必要がある。
砕石には無論、細かい粒径(砂)もあれば砂利(粗骨材)も含まれる。
もしも、リサイクル材料でポーラスコンクリートを製造するとなると、「砂の用途はどうすんの?」という大問題に見舞われるってわけだ。
それを知らずに自分のやり方に固執して落とし穴にまっしぐらなばかな会社もあるくらいだ。
その点、造粒ポーラスコンクリートであれば、写真にあるような骨材を「ふるいにかけることなく」そのままビンに貯蔵し「全骨材」として配合すればいい。
生コン車にはあらかじめ造粒化材料が投入されており、現場に着く頃には造粒化が完成ってわけだ。
無限大の造粒ポーラスコンクリートの潜在性
横浜国立大学や奥村組土木工業だけじゃない。
GI基金採択チーム(安藤ハザマ、大成ロテック)らもいよいよ造粒ポーラスコンクリートの共同開発に参入してきた。
なぜか?
NEDOからの要求事項「CO2の高度利用」にとっても細骨材を配合できる造粒ポーラスコンクリートは都合がいいのだ。
再生骨材にCO2を固定する。
その再生骨材を全量・全骨材として利用する。
そんな芸当ができるのは現状JIS外品でありながら圧倒的に市場を広げている造粒ポーラスコンクリート以外にない。
間違いないっ。
開発は自己満足じゃダメ
普段、一般消費者目線でばかりコンテンツを発信しているが、今回はかなり最先端のゴリゴリコンクリートテックマターを解説した。
実は僕、宮本充也はコンクリートの専門家なのであった。
でも、普段はその爪を隠し、チャラい言葉で身分を隠している。
謙虚です。
はい。
そして昨日も改めて気付かされたのだったがそんな僕の最大の強み。
それは、「生コン工場の友達が世界一多い」ということだ。
マジで、全国47都道府県に必ず生コン工場の友達・知人がいる。
これって、全国区で生コンを流通させるにあたって最大の強みと言える。
開発ってのは自己満足で終わっちゃダメだ。
大手とかになると、目的と手段が結構入れ替わっちゃったりするんですよ。
「特許を取得した件数で評価される」みたいな。
本当は違うでしょ?
売れたか、売れなかったか、でしょう?
どことは言わないけれど、舗装コンクリートについてめちゃくちゃ詳しいことを鼻にかけ偉そうに喋るけど、「お前、売れてねえじゃん」みたいなのって往々にしてある。
1DAY PAVE方面に良く見られる。
技術や開発ってのは売れてなんぼ。
そいういう意味では今後横国大や奥村組土木工業、GI基金メンバーらは恵まれている。
僕がついているのだから。
というわけで、実際に具体的に、世界の景色をこれから変えようと思います。
自分の専門領域を忘れず、華やかな舞台に翻弄されることなく、地道に自分の最大の貢献に努めていきたいと思います。
僕にコンクリート以外のことを持ち込まないでください。
以上、終わりっ。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
コンクリートをもっと身近に「生コンビニ」はこちら