2022/04/22
【福岡】「雨の日に土間コン(オワコン)を打設しても大丈夫な理由を解説」all round
「今日、つくづく思ったのですが... 養生必要だけどプレート使わずにタンパとコテくらいでやれば、雨の日でも施工は全く問題ない。のでは?とメンバーで意見が一致しました... プレートは埋まりますからNG 【濡れ場に強いオワコン】」(all round 新井さん談)
製造:不明、施工:all round(担当:新井真介、人工芝下地、犬走ほか)
雨の日に施工できる土間コンは月面着陸級の衝撃
施工Before。
北九州地方ガッツリ雨予報。
施工者の皆さんご存知の通り、こんな日は基本仕事しません。
パチンコか、家でじっとしてるか、ゲームか、まあ、おやすみって感じです。
ありゃ?
雨の中始めちゃうの?
土間コンの施工を??
施工After。
ブルーシートで養生中。
「今日、つくづく思ったのですが... 養生必要だけどプレート使わずにタンパとコテくらいでやれば、雨の日でも施工は全く問題ない。のでは?とメンバーで意見が一致しました... プレートは埋まりますからNG 【濡れ場に強いオワコン】」(all round 新井さん談)
なぜ、雨に強いのか?オワコン
造粒ポーラスコンクリートは土間コン同様車の乗り入れが可能であることがわかっている。
さらには、通常1週間程度間を空けねばならないところを、翌日・翌々日など短期間での交通開放の事例も報告されているほどだ。
つまり、オワコン、土間コン同様の用い方が可能だということ。
そして、土間コン、雨の日には絶対に施工できない。
施工関係者共通の見解と言っていい。
なのに、水を通して平らにできるオワコンは「雨の日にも施工ができる」というのだ。
こんな都合のいいコンクリートは普通では考えられない。
なぜなのか?
(引用:https://springbd.net/owakon)
通常の土間コンの場合は「生コンクリート」と言って、およそスランプ(流動性)のある生の材料が地面に敷かれる。
つまり、固まる前の生の状態だから水滴が天から降ってくると凹む。
仕上げができない。
これが、土間コンが雨の日に施工できない理由だ。
一方のオワコンは「造粒ポーラスコンクリート」と言って、流動性のないアーモンドチョコ状の材料を地面に敷いて仕上げていく。
つまり凹まない。
また、スランプの無いモルタルペースト(セメント+砂+水)は強いので流されることもなくなるべく早く仕上げまでしてしまったらブルーシートで養生すれば十分。
何の問題もない。
月面着陸級の材料「オワコン」はCPでもカインズでも
現在そんな衝撃的な材料「オワコン」は手軽に安価に消費者の元に届くようになっている。
生コンポータルでは全国各地のパートナー施工業者・製造業者らとタッグを組んで、全国一律のキャンペーンを展開中だ。
さらに、5月中にはホームセンター日本一Cainzからもオワコンは一式工事として一般家庭向けに販売される予定だ。
⚫︎参考記事: 「カインズ(Cainz)本物のKindnessに打たれた本社訪問レポート」
そもそも生コンクリートは「水の次に流通する材料」と言われている。
そんな材料であるにもかかわらず、「コンクリートから人へ」など身近どころか悪者のイメージがあるようにも思う。
本当はもっともっと貢献できるはずなのに。
2022年はこの月面着陸級の衝撃的なプロダクト「オワコン」と共にコンクリートのイメージを刷新すべく全力を尽くしたいと思う。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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