2023/07/22
【実験】「建設通信新聞でも取り上げられたB材の区分変更がどうだのと面倒臭いので【A材だけでオワコン】その後の品質について」
このところ話題となっているオワコンの素「Y弾」に含まれている二酸化アルミニウムナトリウム(B材)を用いずに作ることのできた「オワコン」は実際納品後の品質・性能面でも違いは見られなかったか?
A材だけで安く作った「オワコン」の性能は?
建設通信新聞での報道
厚生労働省化学物質安全対策室のプレス発表を受け、建設通信新聞で「オワコン」を取り上げていただいた。ちんころ(?)された方はきっとこういうプレス発表が出ると「オワコン」の売り上げ・収益に悪影響があるはずと信じているようだが、セメント新聞やコンクリート新聞なども含めて、その手の業界向け新聞でどのような記事が出ようとも、当社「オワコン」「オコシコン」の売り上げに影響が出たことはこれまで一度もない。つまり、市場と顧客は誰も読んでいないということがわかる。実におめでたい連中である。
関連記事:「アルミン酸ナトリウムを含む一部の輸入製品に、劇物に指定された物質が含まれている事例があることが判明しました(報道発表)」が本日発出されました
B材を抜いて作った「オワコン、あれから。」
手前「オコシコン」、奥「オワコン」。
ぱっと見、B材(当該成分二酸化アルミニウムナトリウムを含有する材料)を抜いて作ったオワコンには通常のオワコンとの違いは見られない。
B抜き「オワコン」性能は?
現場立会(おおはらゆき)による透水性チェック。普通のオワコン(B入り)と比べてみても違いは見られない。
B材入れても入れなくても変わらない「オワコン」
見た目も性能・品質も全く変わらないB材を入れずに作られた「オワコン、あれから。」
おい、宮本、どうしてまだB材入りのY弾を継続するんだ? 教えろ??
役所の方に「わいだん」と言ってほしい
見た目も品質もなんら変化のなかった当該成分を含むB材を用いずに作られた「オワコン」。コスト削減やコンプライアンスの面からも余計な手間がかからないのになぜB材を採用し続けるのか?
いや、確かに、B材を使わない方がコストも下げられるし、毒劇物取締法とかも気にせずにやれるから楽っちゃ楽なんだけどさ。。それでも使い続ける理由には「役所の方々にわいだんと言ってほしい」ってのがあるんだ。ほら、役所の仕事ってすごい大変だろ? そんな激務の中で、「わいだん」って言葉を使うことができたら、きっと喜んでもらえると思うんだよね。「御社のわいだんの管理状態はいかがですか?」とか、「現在御社で把握しているわいだんの数量を教えてください」とかって指導・監督してもらえるんだぜ? すげえ、のどかじゃね? 新人職員が躊躇いながら「わ、わいだん」て言ったらユーモラスだよねっ。
まあ、もちろん、B材を投入した方が粘り気を抑えることができたり、メリットもあるっちゃあるから、真面目な話引き続き法令を遵守した事業運営を心がけていきたいと思いますっ。
オワッコーン‼︎
役所の激務に一条のユーモアがお届けできたらとっても嬉しいですね。指導・監督ご苦労様でっす。
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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