大手道路会社大成ロテックやGI基金で現在バズり真っ最中安藤ハザマが見守る中、昨年彗星の如く現れた造粒ポーラスコンクリートの施工実験が行われた。
製造・施工：長岡生コンクリート（担当：二見メンバー）

大手道路が動き出す

施工は安藤ハザマ白岩誠史さん。

昨年末GI基金採択を機に一躍時の人となり引っ張りだこの白岩さんだが、そんな引っ張りだこを僕は引きずり倒せるという素晴らしいポジションを得ることができた。

そう。

残コンをきっかけに生み出された造粒ポーラスコンクリートに関して、安藤ハザマ率いるGIチームらの共同が始まったのだ。

⚫︎参考記事： 【350億】【NEDO】「GI基金《CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト採択》本当の意味について」（月刊残コン Vol.54）

そんなGIチームだが座組みをご覧いただいてお分かりのように道路業界からはそうそうたるメンバーが参画している。

そんな道路を代表するのは白舗装で有名な大成ロテック。

先日衝撃の出会いを果たした渡邊清隆さんが窓口だ。

⚫︎参考記事： 「カーボンプールコンクリートは造粒ポーラスコンクリートが実現する」RRCS

なんと、同じ中学の4つ上のパイセンということが発覚した。

もう、そこから白岩さん、渡邊さん、僕は意気投合しまくって、「残コンを、解体コンクリート塊を、全て道路に循環させちゃおうぜっ」となっている。

その具体的実践の1としてなんと昨年誕生した造粒ポーラスコンクリート（オワコン）に白羽の矢がたった形だ。

オワコン、とりあえず、関係者で施工してみよう

締め固めているのはおなじみPUMP MAN小澤さん。

そんじょそこらの土間屋より俺の方がうまいす。

そう豪語するだけあって見事な締め固め、そして仕上げに続く。

写真に写り込んでいるスーツ姿が渡邊清隆パイセン（大成ロテック所属）。

右は二見メンバー。

この人が、日本の、否、世界のコンクリート舗装を変える。

チェケラッチョである。

施工After。

渡邊パイセン曰く「まさにRCCP（転圧コンクリート舗装）である」と太鼓判をいただく。

さあ、ここから、伝説が始まる。

で、どこが、CO2吸い込むの？

（引用：石灰水に二酸化炭素を加える反応）

こちらでは何度も指酸っぱく（？）伝えているように、コンクリートはいわば飽和水酸化カルシウム溶液の塊だ。

だから、大気中のCO2と反応固定化することが知られている。

元々CO2との反応は鉄筋の腐食を招くことからも忌み嫌われていた。

ただし、そこが、舗装コンクリートの強み。

とりわけ、転圧コンクリート（ポーラスコンクリート）は無筋コンクリート。

どんだけCO2と反応しても全然問題なし！

しかも、ポーラスだから表面積もめっちゃある。

それだけ反応固定化が進みやすいってわけ。

GI基金メンバーで追求！ 日本からコンクリート舗装の常識を生み出そう！

渡邊パイセン @ 大阪兵庫生コン工業組合。

今、大手道路会社らと共にこちら造粒ポーラスコンクリートの正体が明らかにされようとしている。

清隆パイセンは熱弁する。

なんとか、造粒ポーラスコンクリートをCPコンクリートの本丸にしたい。

日本が世界にコンクリート舗装の範を垂れる。

そんな未来予想図を共有しております。

とりあえず、次回は埼玉県鴻巣の大成ロテックの試験場で機械施工を予定している。

そんなわけで、本日ちょっとお忙しい為、手を抜かせていただきます。

肩の力を抜いて、この辺で筆をおさめたいと思います。

みんな、ありがとう。

愛してるよ。

またねっ。

宮本充也