長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/07/06

【HCは生コンに絶対に勝てない】「生コン車で砂利・砕石や砂を配達すると一体いくらになるでしょう?」

【HCは生コンに絶対に勝てない】「生コン車で砂利・砕石や砂を配達すると一体いくらになるでしょう?」

昨日閃いて震えたこと。生コン車で砂や砂利・砕石を配達する。単純だけど神がかり的なアイデアだと思う。業界の人たちなら当たり前。生コン車は生コンだけじゃなく、水も砂も砕石も運べる。生コンの強みは「運賃込み」で材料を届けること。HC一強のDIYシーンに生コン産業殴り込み?



HCは生コンに絶対に勝てない

昨日ブログ書いてて降りてきたアイデアは破壊的だ。

⚫︎参考記事: 【地方創生】「《ペットボトルの水より安い》《運賃込み》 【生コン】 は《ネット小売》と《地場産業》が組む事で革命を起こします」

例えば、「砂利」「ホームセンター」とググってみると以下のようなページに当たる。

5E259CF5-6768-48F4-B0E5-2994CF603039.jpeg

(引用: Google検索結果トップに表示されていたページ

おそらくはこちらが最安値だろう18kgで398円。

ここはkg単価に統一して計算してみる。

22円/kg


続いて、「砂」「ホームセンター」とググってみた。

42E8BD8A-11E5-43F2-864A-C6B9BC3D99FD.jpeg

(引用:同様に表示されたページ

なんと、L表示か、めんどくせ、ここでは仮に密度を2.5と設定して計算する。

砂2Lが283円→141.5円/L→141.5/2.5kg→

56.6円/kg

(これ、初歩的な計算ミスをネットで堂々と晒したりしてねえだろうな汗)

なんと、砂の方が砂利よりも倍以上高いことがわかった。

で、昨日のブログの話題に戻る。

生コン:8700円/ton は つまり、8.7円/kg

生コン(工業製品)だっつーのに、桁違いに安いことがお分かりになるだろうか。

しかも、運賃込み。

これが、HCが生コンに絶対に勝てない理由だ。



生コン車が砂とか砂利を運んだらいくら?

さて、僕の大好きなどSタイムの始まりである。

生コンで8.7円とホムセンの価格よりもオーダー違いで安かったわけだが、その原材料たる砂や砂利はもっと安いってことはご想像の通りかと思う。

で、この着想にワナワナしながら先ほど庭コン・生コンポータル(有限会社 長岡生コンクリート)唯一の善人・仏とあだ名される男、池上信に電話をかけた。

「い、池上さん、い、今、大丈夫ですか?」

着想にビビりすぎてなかなかすらすら喋れないまま、現在長岡さくら工場で購入している砂・砂利の原単価(ton)を聞き出した。

「3,500円/tonですよ。だいぶ値上がりしましたねー。よそも大体こんなもんじゃないっすかねー」

さて、この3500円/tonを生コン車で運んだ場合の原価計算を以下に示そう。


生コン車で生コンを運んだ場合の運賃計算は地域によってもまちまちだが2000〜3000円/m3と考えられている。
仮に、3000円/m3として、tonに変換すると、1,276円/tonとなる。
安っ。
でも、実際に考えた場合、2tonも3tonもオーダーするDIYerなんていないだろうから、この際運賃3000円/tonと考えを改めることとした。
で、客渡し単価(現場)の原価が3500円(原価) + 3000(運賃) =6500円となる。
生コン工場の売上総利益をここで50%とすれば、13,000円/tonがいわゆる蔵出し価格となろう。
ほんで、そこから流通マージン(例えばネット小売のような業態の利益)を30%と仮定すると。
18,570円/ton(ありゃ、生コンより高くなっちゃってる笑)
さて、kgで換算すれば、砂も砂利も同価格18.57円/kg
(※ホムセン砂利22円/kg砂56.6円 運賃別
生コンが届ける砂・砂利18.57円/kg
しかも、運賃込みである。
しつこいようだが、ホムセンにわざわざ買いに行く必要ないのである。
家で待ってりゃいいのである。


こ。

こここ。

これ、やばくないですか。

生コン工場からしたら相当高収益なのに、しかも流通に30%もの大枚を叩いて差し上げているってえのに。

運賃込みで安売りのホムセンよりも安い。

しかも、家で待ってりゃいい

サンタさんくらい歓迎されるんじゃないだろうか。

生コン車。

しかも、お子さんが男の子だったりしたら、テンション跳ね上がっておかしくなっちゃうんじゃないだろうか。

そんな生コン業界ってすっごい尊敬されて、「僕の将来の夢は生コンの運転手さんです」みたいな卒アル(?)が増えるんじゃなかろうか。



あとは流通と生コンの見える化

620EAC17-2992-49AC-A8E3-E42121C3D03E.jpeg

4C91B37D-BF28-4DEE-8084-33B19852FB01.jpeg

(庭コン・生コンポータルのバズプロダクト「オワコン」)


庭コン・生コンポータルではいわばファブレスメーカーのような立ち位置でオワコンをはじめコンクリートを一般消費者に販売している。

その際以下のような商流を経由して一般消費者までプロダクトは届いている。


原料メーカー>当社>生コン工場 ※キーマテリアルの販売>施工者 ※半製品生コンの販売(>流通店 を経由する場合も一部ある)>消費者 ※材料・工事が伴った完成品販売


一方、現在論っているのは「バーサス ホームセンター」であるから、施工者不在であるからして別の流通経路が必要となる。

まず第一にその流通の整備が重要な鍵となる。

続いて、取り扱い商品(砂利・砕石の種類7号6号とか、あるいは砂の粗い細かいなど)がどの工場にどんな感じで置いてあるのか。

そう言ったものを「見える化」しなければ、この構想は成り立たない。

特定の流通店が個人(DIYer)に材料を販売する場合、そのエリアにどのような工場があって、どのような製品を取り扱っているのかがわからなければ、DXしようがないってわけだ。

しかし、この2つの障害を見事ブレイクスルーすることができるとしたならば。

我が国にはきっとホムセンよりも人々に親しまれるDIY系産業が生まれることとなる。


まあ、ここまで書いてて変な話だけど、そもそも勝ち負けではないな。

ホームセンターにはホームセンターのいいところいっぱいある。

まず、品揃え。

なんでも扱ってるもんね、カインズとか。

すごいよね。

ただ、例えば、こうした構想(流通のローカライゼーション?)が他のプロダクトを生産している産業が模倣したとしたら、消費ラストワンマイル「小売」のあり方は根底から覆されてしまうのかもしれない。

Amazonなんか霞むくらいのモデルなような気もする。

だって、「運賃込み」すから。

Amazonも絶対に勝てないよ、これ。

まあ、勝ち負けじゃないか。

明日くらいには実際に生コン車で砂利とか砂とか運んでる写真を紹介したいと思う。

循環(いろんな人たちとの交流)の中でふと降りてきたこの着想。

ふわふわした抽象的アイデアではなく、コンクリート(石)のように具体的に形のあるものにしていきたいと思う。

それが、僕たちが生きている証だと思う。



宮本充也

オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)

◆施工面積40m2

材料費
(配送料無料)
80,000円40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費70,000円2名 x 35,000円(日当)
諸経費7,500円5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合 計157,500円

※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費
(配送料無料)
120,000円60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費95,000円2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費10,750円5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合 計225,750円

※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2


宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

webリフォームローン
土間コン相見積キャンペーン
Y弾SDS.pdfダウンロード
除草LP
オコシコンとドライテックの違い
オワコンとオコシコンの違い
生コンデスク
あとじゃん先生
このページのトップへ