長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/02/14

【JISを変えよう】「鍵はJISと独占禁止法適応除外(カルテル)の外《治外法権》《舗装》での実装」 #2 (週間生コン 2022/02/14)

【JISを変えよう】「鍵はJISと独占禁止法適応除外(カルテル)の外《治外法権》《舗装》での実装」 #2 (週間生コン 2022/02/14)

「JISを変えよう」御旗に集う30〜40代のコンクリート技術者ら。舞台は大阪万博2025(治外法権)。主な用途は規制やしがらみと無縁な舗装(JIS外)。RRCSの対談、そして2件のNEDO採択以降、辺境が自立分散的に連携・創発・循環を生み出そうとしている。その具体的実践。



JISを変えよう

日本のコンクリートを代表するお二人の「JISを変えよう」という呼びかけ。

業界の耳目を集めたことはその再生回数を見るに明らか。

僕たち生コン従事者にとって、「JISを変えよう」は軽々には口に出せない。

監督官庁からの常なる厳しい監視の目に晒され、箸の上げ下げまで指図されている立場。

現場では不条理、おかしいよこれ、なんだよこのルール、と思っていても、それは公式には示されない。

でも、誰もが思っている、だからこそ、実にマニアックなテーマの対談であるにも関わらず、RRCSの動画の中では圧倒的な再生回数と「いいね」を誇っている。

みんな、黙ってフォローする。

サイレントフォロワーの数は多いようだ。

そのマグマのようなうねりをいかに具体的な形にするのか?

舞台は大阪万博2025(ものづくりにとってのいわば治外法権)はJISの規制にとらわれにくい空間。

主な用途は舗装、土木や建築のように大型構造物ではなく、比較的小規模(土間コンのように)から製造されるため、もちろんJISもそうだが、独占禁止法適応除外(カルテル)の管理下にも置かれにくい。

「JISを変えよう」

その具体的な実践が冒頭2人の付託を受ける形で静かに始まっている。

⚫︎先週の記事1: 【JISを変えよう】「有志らによる《大阪万博・残コンZEROプロジェクト》発足」

⚫︎先週の記事2: 【JISを変えよう】「大阪万博・残コンゼロに関するアイデアについて」 #1



赤信号、みんなで渡れば怖くないとはいうけど、そもそもが青信号であるべき?

「JISを変えよう」

軽々に口に出せない。

でも、仲間が増えれば、どうだろう。

みんな、赤信号だと思ってただろうか、そのルール、規制、枠組み。

「青じゃね?」あるいは、「限りなく青に近い黄色でしょ?」そう思ってること。

⚫︎先週の記事3: 「オワコンに続き、granZ conも?! 造粒ポーラスコンクリートの進化」(月刊透水性コンクリート Vol.55)

RRCS会員を中心に組織されたコンソーシアムがNEDO(GI基金)の採択を受けている。

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CO2を高度利用したCARBON POOLコンクリートの開発と舗装及び構造物への実装。

それが、研究テーマだ。

「JISを変えよう」「残コンゼロ」を掲げた当プロジェクトはRRCSにおける人々の交流に端を発している。

出口(用途)の一丁目一番地は無論、舗装になるはずだ。

そこでは、あらゆる生コンクリートを用いた舗装の実装及び検証が自然と行われることになるだろう。

舗装とはいえ、それはまさしく、生コンクリート。

強度、耐久性、諸物性についての検証は自然と進もう。

そして、当事者は気づく。

これ、いけんじゃん、全然使えるじゃん、と。

だから、「及び構造物」とテーマにはきちんと含まれているのだ。

そして、同時に気づく、「実装・普及の妨げになってるのがJISじゃん」と。

しつこいようだが、こちらのプロジェクトは冒頭の動画にあるように、我が国のコンクリートをリードする二人の傑物の付託を得ていることを忘れてはならない。

JIS直結なのだよ。

これまで分断されてきた現場ラストワンマイル・辺境と中枢(JIS)がシームレスに流動的に関わり合う、共鳴し合う、そんな舞台が創造されたことを意味している。

それが、NEDO(GI基金)採択、そして大阪万博残コンゼロというプロジェクトの真相。



的はJIS・独占禁止法適応除外だけじゃない。あらゆるテーマをプラットフォームに載せちゃおう

⚫︎先週の記事4: 「綺麗にとれると言っています!これはあった方がええなぁとも言ってました!」Re-con ZERO CLN・久保田建材

そのプラットフォームに乗るのは何もJIS A 5308に規定されるものだけじゃない。

たとえば、辺境にあって、実際に生コン実務者(ラストワンマイル)に貢献してきた(するであろう)テックやプロダクト、あるいはサービスや工夫だって、衆目に晒す良い機会だ。

「JISや組合の目があって、これ、使って(やって)いいのか、わからない」

結構よく聞く話。

良くも悪くも、生コン界隈は村社会だ。

前後左右を気にしすぎるほど気にしなければならない。

とりわけ、残コンについてはグレーもいいとこなので、不用意に発言しにくい。

そんな村社会に治外法権のなんでもありの舞台が用意されたと定義づけることもできる。

そこではどんな踊り、どんな実験、どんな遊びだって許される。

もちろん、誰かを貶めたり、公序良俗に反したり、そんなことをする人は来ないし、仮にいたとしても受け入れられないだろう。

目的は、自分達生コンラストワンマイルが良くなること。

そのことを持って、コンクリート・建設全体が良くなること。

それを希求する人たちが連携し、創発が生まれ、循環が始まる。



「JISを変えよう」

鍵はJISと独占禁止法適応除外(カルテル)の外《治外法権》《舗装》での実装

その舞台で踊り狂うこと。

先週起きた出来事は、これまで軽々に口に出すことができなかったことが、いよいよ創発というべきか具体性を帯びた兆しと読めるのかもしれない。

誰もが思ってること。

でも、辺境で埋もれていたこと。

もう、僕たちは項垂れてあきらめなくてもいい。

水の次に流通する材料「生コン」は素晴らしい。

遊び倒して、証明しよう。



宮本充也

オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)

◆施工面積40m2

材料費
(配送料無料)
80,000円40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費70,000円2名 x 35,000円(日当)
諸経費7,500円5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合 計157,500円

※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費
(配送料無料)
120,000円60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費95,000円2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費10,750円5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合 計225,750円

※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2


宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

webリフォームローン
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除草LP
オコシコンとドライテックの違い
オワコンとオコシコンの違い
生コンデスク
あとじゃん先生
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