東京都に建設中の小澤グループ新社屋はさながら各種先端コンクリートの展示場。もはやタレント小澤辰矢が世界に送り出す「ドットコン」は緑やリサイクルといった現代のニーズももちろん応える。

コンクリートの展示場？！オザワの新社屋

廃瓦を散らしたドットコン

ドットコンの透水部での段差解消やリサイクルを兼ねたデザイン提案として廃瓦を散りばめている。透水部は他にも植栽（玉竜など）や化粧砂利など自在な選択が可能。

リサイクルしよう！ 廃瓦

粘土瓦は家屋の約4割に使われており、家屋解体時に発生する廃材の中で廃瓦は最も多く発生する廃材です。通常廃瓦は処分場で埋め立て処分されますが、毎年100～200万トン近くの瓦が処分されており、処分場を圧迫する原因にもなっています。

力組では家屋解体で発生した瓦の廃材を自社リサイクルセンターで破砕・選別し「瓦チップ」として再資源化させています。

今後廃瓦はバズ確定中の「ドットコン」で大量にリサイクルされることになる。

参考記事：廃瓦リサイクル（株式会社力組）

小澤グループの「推しのコン」ドットコンとは？

本格リリースからまだ1年経過していない「ドットコン」は昨年の8月22日に本格的にリリースされた。

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特殊な型枠（右・プラスチック製）を路盤の上に敷いてあとは土間コンを施工するだけでできる透水性コンクリート「ドットコン」。※型枠のお値段は2800円（/枚/0.81m2）

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モルタル造形

こちらは石張りではなく「モルタル」。（※モルタルとはコンクリートから粗骨材・小石を取り除いた砂とセメントと水だけの製品）

「水の次に流通する材料」と言われるコンクリート（モルタル）には無限の可能性が秘められている。

「まずは日本で一番になる」

「ドットコン」は広く海外からも注目を集めている。なお、生コンポータルも同社らと共同し「セメントを用いないコンクリート」など、さらなる新しいコンクリートの可能性を拓く活動を行っている。

ドットコンも「庭コン」「生コンビニ」から

無料紹介「庭コン」では一般消費者向けに最寄の親切な工事業者をつなげている。また、現場サポート「生コンビニ」では材料手配や現場立会など現場を強力に支援している。「オワコン」「オコシコン」だけでなく、「ドットコン」も透水三姉妹ブランドとしてご案内している。

作者・宮本充也