2023/07/18
【ダナン】「ベトナムでオワコン施工してます」細田暁研究室
ベトナムダナン。一昨日埼玉でのオワコン製造・施工研修の模様を紹介したばかりの横浜国立大学細田暁先生が渡航したベトナムダナンでは「オワコン、初上陸。」として製造・施工の指導が行われていた。
ベトナムでオワコン施工してます
ベトナム初上陸「オワコン」
さすが、オワコン。初上陸、初顔合わせでも難なく施工されている。「敷き詰めるだけ」日本でバズ中の「オワコン」の真骨頂デビュー戦でも炸裂。
ベトナム「オワコン」初施工動画
アプローチ脇の雑草抑えを兼ねてデモンストレーション展示された「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)の撮影・共有は細田暁先生から。
実は「オワコン」元々インターナショナル?
そもそも「オワコン」を製造する過程で使用されている「オワコンの素(Y弾)」はイタリア・ミラノに本拠地を置くMAPEIと生コンポータルの共同開発であり、イタリアで製造されたものを日本に輸入する形をとっている。
関連記事:「OWACONいよいよ海外デビュー?! 伊・MAPEI Realtaに日本のバズプロダクト 【オワコン】 掲載されました!」
オワコンは日本生まれ!
イタリアMAPEIと共に生み出され元々あった価値を再定義し「ポーラスコンクリート」として展開し始めたのが日本。つまり、造粒ポーラスコンクリートは日本生まれ日本育ちの技術体系ということになる。
細田暁研究室を始め発展する造粒ポーラスコンクリート(オワコン)
粒状化させたコンクリート(CPコンクリート)はつまり造粒ポーラスコンクリートは先日日経新聞でも取り上げられているように多くの研究者・技術者がその可能性について探究している。
関連記事:「造粒剤を加えて生コンを粒状化するのは、CO2のさらなる固定を目指すためだ」日経クロステック
イタリア・日本・ベトナムそれぞれにそれぞれの課題
透水・保水・揚水など水と馴染みのいい「オワコン」は酷暑に喘ぐ日本列島でも南国ベトナムでもソリューションたり得る。また、地面が水を湛えるということはダムや排水設備への負担も軽減されることになる。それは、イタリア・日本・ベトナムそれぞれの地域に姿を変えて存在するニーズ。
細田先生ありがとうございます!お気をつけて!
常に現場至上主義、自ら道具を持って自ら作業をモットーにしている細田先生との共同は一昨年に遡る。思えば、造粒ポーラスコンクリート(オワコン、granZ con他)黎明期からご一緒させていただいている。
関連記事:「造粒ポーラスコンクリートに関する横浜国立大学の研究が国土交通省の事業として採択されました」オワコン
「コンクリートをもっと身近に」
こんな感じで、現場ラストワンマイルで生じている変化を最大漏らすことなく「伝える」情報発信することがこれからのモノづくりにも求められている姿勢だよね。僕自身も現場に寄り添い、毎日毎日blgや動画を垂れ流すことで、自分自身を磨き込んで行きたいと思います。楽しい毎日です。
オワッコーン‼︎
15年前にイタリアとの共同に始まり、国内のみならずその後もお隣韓国や中国、アメリカやそのほか様々な地域の方々との交流を通してコンクリートはさまざまに変化を遂げました。そして、一昨年「オワコン」という形に結実した造粒ポーラスコンクリートはいよいよベトナムに渡りました。地場産業生コンクリートにあって今や技術や交流はグローバルにダイナミックに広がっているようですー。
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
コンクリートをもっと身近に「生コンビニ」はこちら