2023/08/17
「普通の生コンで作れるって点は【ドットコン】【オワコン】同じだね!」
ドットコンのスタンプコンクリートの写真が届けられた。こうした写真の共有を受けると気づくこと。そもそも、我が国をはじめ世界中で「透水性コンクリートといえばポーラス構造」という常識が形成されているが、「ドットコン」も「オワコン」もなんの変哲もない普通の生コンから製造されているって事実。
普通生コンで作る「ドットコン」「オワコン」
スタンプで「ドットコン」
こちら、スタンプコンクリートはドットコンをベースに作業された。ドットコン特有の透水ホールが水を吸収するため、スタンプコン独特の意匠性と透水性をいずれも満足させたもの。
スタンプコンて何?
特殊なスタンプをまだ生乾きの土間コン(生コン)の上から押し付けることで表面にレンガや石畳といった風合いのテクスチャをつくりだす技法。つまり、普通の土間コン(生コン)を用いているのが特徴だから、「ドットコン」でも「スタンプコンクリート」が可能。
参考記事:耐久性で選ぶならスタンプコンクリート(伊藤建材株式会社)
実は「オワコン」でも以前実験を行いました
all round新井さんの思いつきでトライアルされた「オワコン」の「スタンプコン」はワイヤーメッシュを表面に押し付けてプレートで締め固めてテクスチャを刻んだもの。
「ドットコン」「オワコン」どっちも「生コン」
ドットコン専用型枠シートを下地に「普通の生コンを打設して土間コンを作る」のが「ドットコン」。つまり、普通の生コンで作ってる。日本中どこでも手に入るのが特徴の透水性コンクリート。
また、「オワコン」もなんの変哲もない普通の生コンクリートに「オワコンの素(Y弾)」を投入・撹拌することで製造されている様子がわかる動画。いずれも、「普通の生コン」から作られているため、日本全国はおろか、世界中で汎用性があることがわかる。
どっちも「ヌテコン」でも行ける!
つまり、普通の生コン(JIS規格要求外)で製造可能な「ドットコン」「オワコン」は、「セメントを用いない、再生材・副産物100%最強の環境性能を誇る「ヌテコン」で製造可能と言うことを意味する。それはそのまま、「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート。」の顕現となる。
関連記事:「突き抜けた捨てコンは【ヌテコン】と名付けられいよいよ流通始まります」
突き抜けろ!「ドットコン」「オワコン」
我が国透水性コンクリートの草分け「パーミアコン」に端を発し、現在のバズプロダクト「オコシコン」に至るまで、透水性コンクリートの構造は「ポーラスコンクリート」となっていたが、このところ「普通の生コンでも製造できる」特徴を備えたプロダクトの登場が目覚ましい(「ドットコン」「オワコン」)。
「コンクリートをもっと身近に」
てなわけで、やっぱ、あれだよね。一般消費者の方はプロダクトの供給者である僕たちに対して何も曲芸(特殊な配合)を求めてるわけじゃないんだよね。水たまりができなきゃいい。草が生えてこなきゃそれでいい。駐車場になればいいって感じでね。だから、「何の変哲もない生コンで製造できる」ってのはある意味神ってるってことなのかもしれないね。これからも生コンポータルでは神プロダクト「ドットコン」「オワコン」そして、既往の「オコシコン」を大切にしてコンクリートをもっと身近にしていこうと思いますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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