2023/08/20
「いわゆる他社製品【ドットコン】が普及することで広がっていくコンクリート舗装という市場」
現在、95：5のたった5%がコンクリートの舗装全体に占める割合だ。そんなちっぽけな市場の中で、「ドットコン」「オワコン」「オコシコン」が互いに「競合」といがみ合う言われは全くない。透水性コンクリートブランドの全ては「コンクリートをもっと身近に」することで貢献するための仲間だ。
ドットコンならではの性能について
透水ホールはおしゃれに工夫して！
以前紹介した「ドットコン」x「スタンプコン」のコラボ。透水ホールにはビー玉を設えることで独自の質感をアレンジ。
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ドットコンの作り方
まずは、型枠シート（黒いプラスチック）を敷きこむ。その後、生コンクリートを通常の「土間コン」の要領で打設する、だけ。
After写真。透水ホールにはこちら砕石を散りばめてある。ハイヒールなど踵のある靴での歩行を意識したもの。なお、ドットコンの「オワコン」「オコシコン」に比べたアドバンテージとして、「圧送することができる」のは大きい。
どんなに広い面積でも圧送で効率よく
これまであらゆる透水性コンクリートが「不可能」とされていた「圧送」による打設はどんなに広い面積でも効率よく作業ができることを意味している。また、通常の透水性コンクリート同様に、水勾配などを不要としているのも「ドットコン」の強み。なお、「オワコン」も「オコシコン」もアスファルトフィニッシャによる施工は可能であるとしても、写真のような中規模面積の場合は「生コン車からの直おろし」または「一輪車」による作業となっている。
透水三姉妹「ドットコン」「オワコン」「オコシコン」
次女「オワコン」
「ドットコン」を三女とするなら、「オワコン」（写真）は次女となる。いずれの透水性コンクリートも着色・塗装が可能。
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長女「オコシコン」
我が国では「パーミアコン」が草分けの分野「ポーラスコンクリート舗装」の当社ブランド「オコシコン」。本技術はパーミアコンから始まって我が国では40年の歴史を有する。つまり、長女的ポジションを占めている。
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「コンクリートをもっと身近に」
少なくとも僕の中では「競合」という言葉はないんだ。「パーミアコン」に始まり、「ドットコン」に至るまで、すべてはコンクリート舗装を盛り上げるための「仲間」だと思っています。こういうと、「詭弁だっ」と気色ばむ人いるけど、本心から思っているよ。
というわけで、みんなでコンクリートを盛り上げようっ。オワッコーﾝ‼︎
宮本さんがおっしゃるように、「ドットコン」の普及が広がれば、それだけ僕たち透水性コンクリートの領域が広がることを意味します。顧客各位におかれましてはそれぞれの特徴をぜひ見比べていただきご自身にあった一番をお選びいただければ幸いです。
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
（生コンビニ仕入れ配送料無料）
◆施工面積40m2
| 材料費 | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
|---|---|---|
| 工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
| 諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
| 合 計 | 157,500円 |
※単価：165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
| 材料費 | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
|---|---|---|
| 工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
| 諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
| 合 計 | 225,750円 |
※単価：225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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主な著者
宮本充也
1級（舗装・造園・建築・土木）施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士
危険物取扱責任者（乙4）/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定（1級）/エクステリアプランナー（2級）/運転免許証（大型・中型）
勉強中の資格：採石業務管理者/2級FP技能士
