「ドットコン」「オワコン」を1台の生コンで製造できる待ちが発生しないなど最強の相性を誇る二つの透水性コンクリート今回は「オワコン」の打設について。ドットコンの仕上げに入る前の隙間を利用してやっちゃおう、段差抑制、雑草や水捌けの対策etc。

ドットコンとオワコンの相性「オワコン」

「ドットコン」均し終わったら「オワコン」

打ち込みが終わり均しが終わると徐々に浮いてくる余剰水（ブリーディング水）。通常土間コンの場合その余剰水が乾くまでの時間は手待ちとなる、が、前回のblgでご紹介したようにその時間を「オワコン」の打設に回すことができる。

裏庭、犬走、段差抑制「オワコン」

続いて、「オワコン」は「ドットコン」がエントランスに対して、裏庭・犬走の通路と段差抑制として施工が始まる。まずは、下地に粒の大きめの材料を敷き込む。インストラクター（作業者）はall round新井さん。

まずは、所定の形にレーキや木ごてなどを用いて均す。レーキマンは東京から駆けつけて下さった受講者のアースガーデン伊澤さん。

紙粘土のような自由造形「オワコン」

続いて、木製タンパなどを用いて締め固める。見ての通り、どこにも型枠がない。つまり、「オワコン」の強みはその紙粘土のような「自由造形」となる。この性能に着目しない建築家はいないだろう。

お好みの形に、「オワコン」は変幻自在。

狭いところには生コン車入れないので一輪車で

一輪車を押しているのは日頃現場立会などにおおはらゆきと共に活躍しているまーつぐ。

敷設された「オワコン」は直ちに締め固められていく。

当意即妙その場の判断で「アプローチ」兼「段差抑制」

all round新井さん、その場の判断で自由に形を作り出し不定形の「オワコン」は突然段差を解消するアプローチに変身した。

ドットコンの仕上げ待ちで現れた小澤辰矢もその自由造形とall round新井さんの手による見事な仕上げを評価する。

いよいよ「オワコン」完成

段差は解消され、Lab裏口への通路として「オワコン」が完成。今後見学会のたびにLabの建物周りは「ドットコン」「オワコン」「オコシコン」などで整備されていくことだろう。興味を抱いた一般の方は、無料紹介「庭コン」からall roundさんのような素敵な工事業者に出会うことができ、現場サポート「生コンビニ」（無料の現場立会派遣など）が現場に安心を届ける。

「ドットコン」「オワコン」最強コンビ

「オワコン」の打設が終了し、今度は「ドットコン」の穴あけ作業と仕上げ作業。現場立会で素敵な写真を量産するおおはらゆきが現場をサポートしている。

記念撮影。左から宮本さん、小澤辰矢、all round新井さん、手前アースガーデン伊澤さん、國友さん、奥まーつぐ、二見メンバー。なお、Labはあらゆるコンクリート舗装が見学できる展示スペースにもなっている。

作者・宮本充也