2023/09/26
【静岡】「真っ白なオワコンは現在限られた地域のみでの供給となっています」伊豆中央コンクリート・土屋建設
静岡県伊豆の国市。前回に続いて2回目の大規模施工となる純白の「オワコン」の特徴はなんといっても汎用機械「アスファルトフィニッシャ」や「ローラ」を用いて「冷たい状態で」施工できること。ここから舗装の常識は大きく塗り替えられる。
製造:伊豆中央コンクリート、施工:土屋建設
純白の「オワコン」も汎用機械で施工でき〼
民間工事ではすでにバズ中の「オワコン」いよいよ国を巻き込んでの広がりを見せているんだねっ。
原材料は「残コン」(副産物)の「オワコン」
純白の「オワコン」はこちら粒状細骨材(100%現場から持ち戻される残コンを残コンstで処理して製造される原材料)を配合している。つまり、リサイクル原材料。
こちらは、5mmよりも大きいサイズの粒状粗骨材のストック。純白の「オワコン」はこうしたリサイクル製品のみを用いて製造・施工される。
バッチャープラントへの荷上げと製造
こうした特殊骨材(普段用いている骨材とは異なるもの)は補助グランドホッパーと呼ばれる設備を通じてバッチャープラント(生コンを製造する設備)に移送される。
こちらのシュートホースは特殊混和剤をアジテータートラック(生コン車)に投入するための器具。
出来上がった材料はそのままダンプトラックに移され現場へと向かう。
国土交通省の現場でフィニッシャを用いて施工
こちらは前回施工された「オワコン、あれから。」は真っ白。灰色成分を含むセメントを用いず、さらに白色の粒状骨材を配合していることによる。
関連記事:【静岡】「世界に先駆けて実装された、純白のオワコン。大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」伊豆中央コンクリート・土屋建設
手前は前回、奥は現在進行形の「オワコン」施工はアスファルト舗装に準拠した汎用性の高い施工方法。
フィニッシャーで材料を敷き広げローラで締め固める。つまり、「敷き詰めるだけ」は大規模施工でも同様。
バズった「オワコン」ショート動画
国土交通省で採用されたセメント、用いない、完全資源循環の「オワコン」施工2日目の模様。
こちらの現場は、伊豆半島で国土交通省管轄の案件に実装されました。環境負荷0、カーボンネガティブのこの舗装は、今後世界の常識を塗り替えます。
直後から人が歩けるのが「オワコン」
アスファルト舗装のことをご存知な方ならとても考えられない光景。つまり、施工中の温度が140℃を超えるアスファルト混合物に対して「オワコン」つまりコンクリートは35℃以下であることからこうして直後からサンダルばきでその上を歩行できる。
大規模施工も「庭コン」から!
庭コンでできること
実際に当社製品を施工したことのない施工業者さんへ見学会も兼ねた施工方法やお見積りのサポートも実施しています。
施工経験豊富な直営業者・スタッフによる施工を見学会としてご案内もしています。
どうしても施工業者が見つからない場合は、施工経験豊富な直営業者・生コンポータルスタッフが、最終手段として事前見積のうえ施工に伺います。
「コンクリートをもっと身近に」
なお、純白の「オワコン」は現在限られた生コン工場でしか製造されていないため、全国各地での展開は少しお時間をいただきます。神奈川西部から山梨、静岡県全域に関しては伊豆中央コンクリートの射程圏内だから興味がある方はぜひぜひお声がけお待ちしていまっす。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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