2024/10/08

何かとお騒がせ中【ホソヤン】と行く！富山県高岡市訪問記 ①「造粒ポーラスコンクリートと公共事業とホソヤンの歩み」（プレゼン原稿）

明日（2024/10/09）訪問を予定している富山県高岡市はホソヤンこと横浜国立大学細田暁教授と土木のインフルエンサーマツさんとご一緒することになっている。お題はインフラの維持管理。午後から開かれるセミナーではオワコンの宮本さんもお時間をもらえるということで原稿としてブログ作ってみました。「造粒ポーラスコンクリートと公共事業とホソヤンの歩み」

造粒ポーラスコンクリートと公共事業とホソヤンの歩み

今日は富山県高岡市で発表させていただけるということもあって、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」と公共事業、そしてホソヤンこと細田暁先生との歩みについてご紹介するよっ。

「オワコン」2022年夏ホソヤンに見出される

こちらは横浜国立大学構内に施工された同校学生らにより配合設計され製造・施工された造粒ポーラスコンクリートが公共事業第1号案件となった。https://www.ynu.ac.jp/hus/urban/27756/detail.html

2021年8月下旬産声を上げた造粒ポーラスコンクリート「オワコン」は翌年ホソヤンこと細田暁教授の目に止まり研究が開始された。写真は9月に公共事業（横浜国立大学発注）で初の採用となったgranZ concreteと名付けられたポーラスコンクリート。「最強の雑草対策【オワコン】が公共事業になかなか実装されない理由と現在の取り組みについて」

なんとその年に国デビュー

その勢いはそのままその年に国土交通省の現場実証に採用という形で国デビューを果たす。《オワコン国デビュー》【国土交通省】生コンの廃棄物等を革新的に活用した「造粒ポーラスコンクリート」や「流動化処理土」等の現場実証【現場レポート②】

翌年2023年早々に福井県庁デビュー

2022年に国に見出された「オワコン」は採用プロセスは不明だがなんと福井県庁での採用に辿り着いた。その後も、同県では雑草押さえを目的として何度か法面保護に用いられている。【福井】《土砂の流出は大丈夫？》「オワコンは役所工事（公共事業）の植栽メンテ・雑草対策・法面保護に採用されてます！」

2023年国土交通省沼津河川国道事務所の管理用道路舗装

こちらの「オワコン」には普通ポルトランドセメントを一切用いていない。 100%高炉スラグ微粉末に置き換えていることと、骨材も100%残コン由来の粒状化再生骨材に置換していることを特徴とした「オワコン」。なお、アスファルトフィニッシャで施工でき、仕上げ直後から車両の乗り入れを許す性能は特筆に値すべき。【静岡】「世界に先駆けて実装された、純白のオワコン。大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」伊豆中央コンクリート・土屋建設

【参考】直後から車両の乗り入れを許す

鉄輪ローラで締め固めることができるってことは乗用車程度なら直後から乗り入れを許すという意味。造粒ポーラスコンクリートはつまり緊急時に即時解放が求められる舗装資材として有用であることが示されている。「施工直後から車が乗れるってことはオワコンは車で締め固めることもできるってことか」

地方の維持管理のモデル地区【玉名】で採用

スーパー職員木下さん登場。

法面保護や防草、流水（排水）などの目的で当地では「オワコン」の発注がされている。

ホソヤン自ら体を張って示したのは「オワコン」の路面温度は冷たい、ということ。なお、玉名が開いた「オワコン」でインフラ維持管理のあり方はその後全国各地に広がっている。【玉名モデル】「行政自身が体験し学び理解して整備されるインフラが長寿命化や資源循環を創造する」

静岡県内市町での採用事例

なお、玉名が開いた地方のインフラ維持管理のあり方はオワコンの宮本さんのお膝元静岡県内の市町でも広がりを見せている。

公営住宅の駐車場や雑草抑え

こちらは公営住宅の駐車場や防草に採用された「オワコン」。「公営住宅の雑草対策に防草シートはもうオワコン。ガラスや陶器、貝殻の仲間だから耐久性は折り紙つき」

三島市の雑草・排水に採用

こちら結合材に高炉スラグ微粉末を採用した白い「オワコン」は路面温度の低減のみならず、当今流行りの「カーボンニュートラル」も標榜している。【静岡】「カーボンニュートラル先進地域は三島市です！排水設備の維持管理にCNコン採用」伊藤建材

こちらは、三島市内の市が管理する敷地（青線）の防草用途で採用された同様のオワコン。夏場裸足で歩いてみたが、「冷たい」を表現しているオワコンの宮本さん体張ってます。「"熱くない" とかじゃなくこれは "冷たい" 側ですね！」泰慶生コン石原功二

ご覧の通り、たった3ヵ年を振り返っただけでも多くの施工実績が公共の場にもたらされました。それもこれも、コンクリート工学の権威であり何かとお騒がせ中のホソヤンこと細田暁先生のお導きの賜物だねっ。これからも権威ホソヤンと共に新しい時代の新しいインフラ維持管理に応える新しいコンクリートは普及を広げるはずだよっ。

権威ホソヤンと共に広がる新しいインフラ維持管理

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「オワコン」製造ネットワーク

オワコンちゃん、オワコーン。オワコンの宮本さんですっ。プレゼン原稿をそのままブログにしちゃうってアイディアに夢中の宮本さんですっ。
「コンクリートをもっと身近に」
しかし、毎日365日3本以上書き続けて9年目のブログだけど、振り返るのにものすごく便利だねっ。「伝える」情報発信も積み重ねが大切っ。
オワッコーﾝ‼︎

オワッコーﾝ‼

作者・宮本充也

オワコン工事一式原価例
（生コンビニ仕入れ配送料無料）

◆施工面積40m2

材料費 (配送料無料)	80,000円	40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費	70,000円	2名 x 35,000円(日当)
諸経費	7,500円	5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合　計	157,500円

※単価：165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費 (配送料無料)	120,000円	60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費	95,000円	2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費	10,750円	5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合　計	225,750円