2022/03/20
《生コンロスカレー》「電気・水道・生コン。建築・土木に拘らず《食品》《衣料》など多様な用途を模索しよう」
「宮本さん、とうとう気でもおかしくなりましたか?」と心配されそうなタイトルで恐縮だが、こちとら本気中の本気、本気と書いてガチと読んでいる。生コンロス・残コン問題の社会的認知にもつながる「生コンロスカレー」の真相について。
生コンロスカレー
以前、「ダムカレー」という施工の神様の記事が炎上していた。
同じく建設関連の話題だったが、要は「ダムを崩して食べる、てめえ、なめとんか?」というダム建設従事者の怒りに対する世間の批判(炎上)だったと記憶している。
で、こちとら、「生コンロスカレー」。
炎上商法とかではなく、本当の本当にコンクリート由来のカレーできるんです。
理由は以下の通り。
現在建設・コンクリート業界では「残コン」(生コンロス)という問題が俄かに話題になっている。で、その残コンを再利用する各種技術開発がいよいよ本格化してきている中で、活炭素の一環でもある「生コンクリートの主要成分である水酸化カルシウムとCO2を反応・固定化させ炭酸カルシウムを生成」といった分野がある。炭酸カルシウムは食品などにも用いられる汎用性の高い物質であるため、「じゃあ、カレールーに混ぜようよ」というアイデアが生まれた。
(写真はhttps://www.amazon.co.jp/より)
ありていにいえば、カレーじゃなくともいい。
だが、ダムカレーで炎上、バズったりした経緯もあるから、じゃあ、カレーで、ってだけだ。
あと、友人に高級レトルトカレーを作っている人物がいるのもあるが。
話それるけど、これ、すごい美味しいから試してみて。
でだ。
炭酸カルシウムの40%はカルシウムだから、骨が健康になる。
「生コンロスカレー食べてついでに骨もカチコチにしちゃおう!」
みたいな。
あるいは、残コン由来の炭酸カルシウムをサプリや調味料的に提案するのも良いだろう。
「ポッケの中に残コンパウダー(炭酸カルシウム)を忍ばせておいて、いろんな料理にふりかけちゃえ!」
そんで、骨太。
建築や土木も固めますけど、骨も固めますよ、的な。
生コンロスサプリとでも名付けようか。
その生コンロスサプリや生コンロスカレーをまず最初にこの僕が体を張って食べるのだ。
「うん。美味しい、美味しいよこれ!」
とYouTubeチャンネルか何かでまずは体当たり企画をやってみる。
「あ、なんか、骨が硬くなった気がする」とでも個人の感想を述べれば良いのだろうか。
で、「あ、これ、実はフードロスならぬ生コンロスが原材料なんです。水の次に流通する材料のロスってフードロスなんか目じゃ無いくらい実は大きな社会問題なんです」なんて打てば、ようやく真面目に社会問題の提起となるだろう。
これまでのコンクリート産業は建築・土木しか用途として想定してこなかった。
舗装もあるにはあるが、95:5で圧倒的にアスファルトに水を開けられており皆無と言って良い。
一方、水の次に流通する材料、ってことで考えれば、電気・水道・生コン、本来はその用途は電気や水と同様多様であるはずである。
なのに、建築・土木で思考停止してしまっているのが我が国コンクリート産業の現実である。
だから、生コンロスカレー。
だからこその、生コンロスサプリなのである。
電気や水のように、多様なシーンで活用されるべき材料「コンクリ」
ようやく宮本さんの気は確かであることが伝わってきつつあるだろうか。
建築 or 土木 と二元論で語ることなく、舗装、さらには最近見つけた市場ですが、防草など、コンクリートが活躍しうるフィールドはまだまだあるように感じてます。
土木・建築で発生した残コンを土木建築だけに循環させようとするのではないありかたも模索できればと僕はこのプロジェクトに期待しています。
「水の次に流通する材料」と言われるコンクリート視点で考えると、もしかしたら僕たちの今の視点は狭すぎるのかもしれません。
さまざまな立場が交錯するこうしたシームレスな議論を土台に理想的なコンクリート産業が自然に生成されていくのだと思うと興奮がおさまりません。
おっしゃる通りです!他産業の廃棄処理でセメントができ、
インフラを構築する大切な材料コンクリートなので、みんなが恩恵を享受し、その後を考える活動にしたいですね
スラッジ水(残コン からの回収水)も、そんな観点で、他産業で使ってもらえないかなーと思ってます。
こちらは、 #JISを変えよう 大阪万博残コンZEROプロジェクト「残コンさんいらっしゃい!」メンバーによるLINEチャットの一幕である。
⚫︎参考記事: #JISを変えよう 「万博に使用する生コンクリートの種類を少なくしよう」船尾サンコン
この手の発想を考える場合、「ぶっ飛ぶ」が一番効果的というのが僕の意見だ。
(写真は「防草」用途に用いられている生コンクリート:https://www.nr-mix.co.jp/owacon/blog/post_566.html)
チャットのやり取りにもあるが、「舗装」とか「防草」ってのは生ぬるい。
建築・土木に近すぎる。
それに、世間からの認知度がコンクリほどではないにしてもあまりにも狭い。
そんなところを用途にしたってその認知の広がりは限定的。
「最もコンクリと縁がなさそうであり誰もが利用する汎用的製品の産業」
汎用的という意味では衣食住という言葉があるが、住むは既にコンクリの分野であるから、あとは着る、食べる、どっちか。
そう考えると、生コンロスカレーや生コンロスサプリは筋がいいし、今思いついたところだが、コンクリ由来のパーカーとかパンツとかTシャツってのもおもろいかもしれん。
(ググってみたところ)やっぱり、あるではないか「炭酸カルシウム」「繊維」の研究がっ。
「このTシャツ生コンロスでできてんだよね」みたいなことをゼネコン・生コン関係者が友人知人との交流の中で話題にするのである。
「この生コンロスでできたパウダーかけてみてよ、美味しいから絶対」よりは全然マシだ。
そんなこと言ったら友達無くすよ、である。
やっぱ、食品は我ながらぶっ飛びすぎている汗。
服にしよう。
うん、服にしよう。
電気・水道・生コン。
多様な用途を誇る電気や水道に次ぐコンクリートであるにもかかわらず、用途が建築・土木(住)に制限していて良いわけがない。
僕たちコンクリートに携わる人々の活躍のフィールドは小さくまとまってるバヤイじゃない。
衣食住、全部行こう!
くらいの気概があってもおかしくないのではないか。
誰がやらなくとも少なくとも僕は動き出す。
生コンロスTシャツ、生コンロスサプリ。
建築・土木という殻に閉じこもってきた産業を拓く。
水の次に流通する材料コンクリートは最もっと多くの人々の暮らしを照らすことができるはずだ。
おし。
生コンロスTシャツをDIYで作ることをここに宣言する!
(カレーじゃないんかいっ)
宮本充也
※生コン(オワコン、ドライテック)の購入方法は以下の通り。
現代、ウェブやSNS(庭ファンなど)で容易に専門知識も手に入る。
透水性コンクリート(ドライテック、オワコン)に興味を持った施主はマップ(下段参照)から直接施工者に相談。
直接交渉だから余計な仲介手数料やバックマージンは心配ご無用。
【施工者】やったことないから不安・・・どうやって仕入れる?
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仕入れは普段付き合いのある業者から可能、または当サイト掲載業者からも
掲載されている材料や施工については、生コンポータルから施工・製造をレクチャー。今は取り扱いがない施工者・生コン工場でも取り扱いをし始めるケースも多い。または当サイト庭コンにて掲載しているマップから購入も可能。
【施工者】支払い方法は貴社条件で
生コンポータルでは初めての取引でも通常仕入れと同じように買掛可能※。
※決済には全てウェブで完結の簡単な登録が必要。
お施主さんには下記サービスもおすすめ。
手間をかけたくないなら全国対応エクスショップ(エクステリアネット販売日本一)やお庭づくりは0円マッチング庭コンも便利!
提示された見積もりやプランはあとだしじゃんけんワークスで無料診断が受けられる。
LINEでの受付(宮本の個人アカウント)も行っている。
「雑草やぬかるみ、水たまりだけ解消できればそれでいいんだけど」
もしもそんなニーズであるならば、雑草・ぬかるみ・水たまり対策コンクリ「オワコン」は現在、材料30,000円、工事一式88,800円で販売中。
⚫︎参考記事:《快適な庭》「材料30,000円です。任せても工事一式88,800円です。防草シート+砕石(化粧、防犯)敷きを検討中なら!」雑草・ぬかるみ・水たまり対策
⚫︎参考記事:雑草・ぬかるみ・水たまり解消「オワコン一式 《88,800円》 今なら全国一律で請け負います!!」生コンポータル
⚫︎参考記事:【募集】「全国一律5,000円/m2で請け負う《実験用》駐車場タイプの造粒ポーラスコンクリート《オワコン》施工」
このように、今では透水性コンクリート(ドライテック、オワコン)は土間コン同様に容易に手に入るようになった。
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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