長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/03/23

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《めちゃくちゃ簡単》「生コン工場向け造粒ポーラスコンクリート《オワコン》製造マニュアル」

《めちゃくちゃ簡単》「生コン工場向け造粒ポーラスコンクリート《オワコン》製造マニュアル」

彗星の如く生コン業界に登場した造粒ポーラスコンクリートは従来の市場(建築・土木)流通(縦割り・階層)とは異なった領域で瞬く間に採用事例を更新し続けている。追いつかない製造・施工体制。「今すぐできるよ。簡単だよ。オワコン儲かるよ」生コン工場向け製造マニュアル。



めちゃくちゃ簡単オワコン製造


⚫︎生コンクリート製造同様、残水はカットしておく。

⚫︎積み込み前の空のドラムの中にY弾(Re-con ZERO EVO)を投入する。(Y弾には1m3タイプと0.5m3タイプがあり動画マニュアルで紹介予定)

⚫︎生コンをバッチングミキサーで製造する。(18−8−20Nや30−8−20Nなど通常品推奨)

⚫︎配合は自由であるため、当地の条件に応じて再生骨材や高炉スラグ・フライアッシュ・CCUSなどの各種混和材の採用も可能。

⚫︎生コンをドラムに投入する。

⚫︎通常の回転数(低速回転)のまま現場に向かう。

⚫︎15分〜20分の低速攪拌により薬剤(Y弾)と生コンクリートが馴染むことでドラムの中で造粒が促進される。(形を変えたそれは、JIS外品であり、小ロットである傾向のため組合などの制約条件も少ない)

⚫︎運搬距離が1時間など長時間にわたる場合でも同様。

⚫︎なお、オワコンはプラントで積み替えダンプ輸送も可能。

⚫︎現場到着目視確認の後荷下ろし開始。(シュートからパチンコ玉のように転がり落ちてくる性状を目安とする)

⚫︎仮に造粒が不十分であった場合(薬剤を包んでいる袋がきちんと捌けていないなど)高速攪拌や投入・排出を高速で繰り返すなどの措置を講じる。

⚫︎荷下ろし中はまめに投入側にレバーを戻すことでセルフクリーニング効果(砂粒状のオワコンがドラム内部の鉄板やブレードを擦りみがくことで、万が一残留してしまったパウダーを削り取る)を期待する。

⚫︎Re-con ZERO CLNを適量(200ml前後)搭載されている洗浄水タンクに投入(ドライテックや富配合の生コンクリートなどの粘性を除去する効果のある薬剤)することでより洗浄力が増す。
※参考記事: 「綺麗にとれると言っています!これはあった方がええなぁとも言ってました!」Re-con ZERO CLN・久保田建材

⚫︎仮に残コンが発生した場合には現場で洗浄をせずに通常の排出を終えた後に洗浄する。(Y弾に含まれている高分子に水分を与えると粘性を帯びるため)

⚫︎なお、オワコンは造立されペーストがないためブレード・シュートには飛沫が付着せず固化することもない。プロセス終了後は、通常の通り次の生コンを運搬できる。



楽して儲かる?!ここだけの話!オワコンは生コン屋さんに好都合!!

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マニュアルを一瞥いただければ生コン工場各位にはご理解いただける。

18−8−20Nとかって、そもそも通常品だから、オワコンを製造するのに特段の手間が発生するわけじゃあない。

よくある特殊コンクリートの場合は、「ビンの入れ替え」とか「混和材を手投入」とか、兎角面倒が降りかかってくる。

だから、特殊コンクリート、と聞くだけで生コン屋さんの気持ちは万里を後ずさる笑。

透水性コンクリート「ドライウェイ」の時代から特殊コンクリートに携わっている当社だからわかるのだ。

だから、通常品、どこにでも手に入る生コンクリート、それも通常の配合を基本としている。

使用材料も全てその生コン工場で採用されているものでOK。

また、仮に、ご当地の事情で「フライアッシュが手に入るんだよね、安く」とか「高炉スラグ微粉末が安いんだよね」みたいなことがあれば、どうぞご自由に配合してください。

また、再生骨材のようにこちらも比較的安価に手に入る材料もどうぞご自由に。

そのことでオワコンに使用される生コンクリートの練り上がり単価の原価はとことん圧縮される。

知り合いの工場ではなんと「宮本さん、うちの生コン(オワコンになる前)1m3の原価が3,000円もしないんですよ」なんて声もある。

どことはいえないが笑。

そして、キーバインダー「Y弾」は一般に生コン工場に5,000円/m3/ロット(陽光物産)で販売される。

つまり、工夫次第によっては原材料費が10,000円もしない。

その材料はなんと現在30,000円/m3前後で施工者らに販売されている。

厚み50mmの防草目当てなので1,500円/m2という脅威の平米単価が実現されるため施工者らにとっても納得のお値段なのだ。

「原価1万円しない生コンを30,000円で練ったことありますか?」

これが、オワコンから生コン産業(生コン工場)に提示しうる付加価値となる。

ね。

楽して儲かるでしょ。



キャリアが長じれば長じるほど「隠す必要はない」ってことがわかってくる。

流通構造が縦割りだったり階層を前提としていると、それぞれが「取引関係」で括られてしまう。

売る側(生コン工場)は「なるべく高く売りたい」という心理が働くだろうし、買う側(施工者・消費者)も「なるべく安く抑えたい」となるのが必定だ。

一方、オワコンは従来の市場である「建築」「土木」を対象としていない。

「防草」など、通常生コンクリートに求められていない(防草シートや防草土、防草マットなど)市場を対象としている。

市場をずらしただけで、「製造」「施工」「消費」全ての登場人物にとって満足しうる価格を実現できた。

そこでは互いに分断されず、疑心暗鬼に陥る必要はない。

それぞれが、製造・施工・消費を存分に楽しんでもらえる。

だから、生コン工場が「楽して儲けてる」ことを隠しておく必要がない。

だって、みんなが、楽により良くなることが素晴らしいはず。

それを追求すべきだと思う。

低迷を続ける生コン産業に「建築」でも「土木」でもない全く新しい市場が生まれた。

こうした出来事は「防草」と止まらず、あらゆる可能性を産業全体で模索していくべきなんだと思う。



宮本充也

オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)

◆施工面積40m2

材料費
(配送料無料)
80,000円40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費70,000円2名 x 35,000円(日当)
諸経費7,500円5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合 計157,500円

※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費
(配送料無料)
120,000円60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費95,000円2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費10,750円5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合 計225,750円

※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2


宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

webリフォームローン
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オワコンとオコシコンの違い
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