2022/03/27
「高炉スラグ粗骨材を採用すればオワコンが無理なく全量再生・リサイクル品で作れるはず」
今朝、夢で考えていたことはタイトルの通りで、JISに規定されている高炉スラグ粗骨材を標準化することができれば、非常に都合がいいということに思い当たった。若干のセメントは必要となるだろうが、もしも高炉スラグ微粉末を標準化することができれば、圧倒的エコプロダクト「オワコン」の完成だ。
終わらないコンクリート
絶賛バズり中のオワコン。
⚫︎参考記事: 【大阪】《数万円》《数時間》「ぬかるんだり、雑草生えてきたり、猫がトイレしにやってきたり。ユー、オワコンやっちゃいなYO」寝屋川コンクリート
無論、雑草・ぬかるみ・水たまりに悩まされる消費者にとって都合がいいことはもちろん、施工者・製造者らものづくりラストワンマイルにとっても好都合。
今朝見た夢ではなぜか高炉スラグ粗骨材を工場で標準化するというお告げが降ってきた。
(引用:https://www.slg.jp/slag/product/kotuzai.html)
夢にしてはなかなか合理的な兆しであるため、その着想をきちんと固めるためにも以下の通りブログとしてまとめておきたい。
スラグ粗骨材を採用することは生コン屋さんのクローズドループにとっても有益!
生コンポータルをはじめ複数の生コン工場に実装されている残コンステーション。
そこで生成されるのは、写真にもあるような粒状骨材(残コン・残水・残渣由来)だ。
当初、これをこのままふるいにかけることなくビンに荷上げして再生生コン(ECON-NEO)を製造・出荷しようとしていた。
なるほど、クローズドループ。
循環している。
ぱっと見そうなのだが、ここには大きい落とし穴があった。
「貯蔵ビン内での粒状骨材閉塞」
まだ新鮮な未水和セメントが残っている粒状骨材を貯蔵ビンに単品で投入すると締め固め効果もあって閉塞してしまう。
落ちてこない。
はつらなければならなくなる。
それも、人力で。
非常に危険な作業と余計な手間をもたらしてしまう。
いつしか、生コンポータルでは粒状骨材を単価のいい生コンではなく、安価な埋め戻しや路盤などの用途で販売するようになっていった。
本当は、単価のより良い(つまり稼げる)しかも、「生コン」といえば本業の分野で循環・ループさせて行きたいのは山々なのであったが、如上の理由により見送られてきた歴史がある。
そこで、「高炉スラグ粗骨材」(つまり、異種骨材)の出番なのだ。
JIS品でなくとも、高炉スラグ粗骨材など産業副産物由来の骨材は一般に流通している。
(こちらも、路盤材・埋め戻しなど)
で、その高炉スラグ粗骨材をストックヤードで残コンから作られた造粒骨材と重機などで混合してしまう。
満遍なくブレンドされた高炉スラグ粗骨材は固まってしまいがちな未水和分の残る造粒骨材同士の間に入り込み固結・閉塞を防ぐ。
当初、生コンポータルではこうした効果(骨材間固結防止効果とでも名付けようか)を期待してバージン骨材を計画していた。
のだったが、たとえば、オワコンとか土間コンとかそんなんに使うのであれば、そもそもJIS品じゃなくてもいいじゃん。
安けりゃなんだっていいじゃん。
ということに気づいたのである。
他産業の副産物(スラグ)を受け入れて、自社産業の副産物を建設に循環させる生コン工場
勘違いかもしれないが、今は「これだ」と思っている。
大体勘違いである場合が多いのだが、今はこの気持ちを大切にしたい。
生コンが他産業の副産物を受け入れてやって(そもそも、高炉スラグはBBセメントなどで受け入れてやってる)、さらに骨材間固結防止効果というなんとも好都合な効果にあやかりつつ、自産業の副産物「残コン」を有効利用できるのだ。
この絵をきちんと循環させるためには、なんとしてでも新しい領域で現在バズっているオワコンをはじめとした各種造粒ポーラスコンクリート(granZ conやネガコン)をもっともっと普及しなければならない。
「防草と言ったらオワコンでしょ」
「歩道といったらgranZ conでしょ」
と当たり前のように民間・公共とわず造粒ポーラスコンクリート(JIS外品としての)が採用されるのであれば。
生コン工場はそれだけ自身の活躍の場が広がり、そこに産業副産物をガンガン投入できる。
「残コン足りないよ」なんてこともあるかもしれない。
ぐるりとループが完結する。
供用を終えたそれはやがてコンクリート塊となってまたぞろ建設に戻されるのだ。
中間処理場でなく生コン工場がハブになったっていいと思う。
そんな可能性が秘められているのである。
透水性コンクリートの普及で最もためになったのは元々の循環(プロセス、流れ)を濁してはならないってこと。
たとえば、普段生コン工場がやらないような一手間をやってもらおうと期待する。
絶対にダメだ。
だから、透水性コンクリート(ドライテック)はその辺りの手間をとことん排除した。
特殊骨材の指定。
特殊バインダの手投入。
顔料の配合。
全て。
元々の生コン工場が備えている循環に何かひと手間をかけることのないモデルを作る。
残コン問題に関しても、透水性コンクリートで学んだエッセンスを大切にしていく必要があるようだ。
宮本充也
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掲載されている材料や施工については、生コンポータルから施工・製造をレクチャー。今は取り扱いがない施工者・生コン工場でも取り扱いをし始めるケースも多い。または当サイト庭コンにて掲載しているマップから購入も可能。
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「雑草やぬかるみ、水たまりだけ解消できればそれでいいんだけど」
もしもそんなニーズであるならば、雑草・ぬかるみ・水たまり対策コンクリ「オワコン」は現在、材料30,000円、工事一式88,800円で販売中。
⚫︎参考記事:《快適な庭》「材料30,000円です。任せても工事一式88,800円です。防草シート+砕石(化粧、防犯)敷きを検討中なら!」雑草・ぬかるみ・水たまり対策
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このように、今では透水性コンクリート(ドライテック、オワコン)は土間コン同様に容易に手に入るようになった。
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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