2022/04/26
【兵庫】「遊歩道に真砂土やインターロッキングブロックを使う理由はありません」鈴木重機
オワコン出荷しました。先日の見学会にご参加頂いた施工店さんです。施設の遊歩道に採用されました。20㎡ほど重機で荷下ろし、30分ほどオワコンの状態が少し落ちつくのを待ってプレート転圧、全部で1時間ほどで完了しました。(匿名希望さん共有)
製造:匿名希望、施工:鈴木重機
遊歩道の常識が変わる?
施工After。
「撒いて(敷設して)、踏む(締め固める)だけ」
オワコン(造粒ポーラスコンクリート)炸裂。
遊歩道の常識が変わった。
なんでインターロッキングを採用するの?
大変近いところにインターロッキングのメーカー様がいるので本当は書きたくないのです。
インターロッキングブロックの悪口。
現代遊歩道の定番といえば残念ながらILB(インターロッキングブロック)となっている。
でもね、でもね。
ILBってやっぱ施工者にとって大変なんです。
端部を加工しなくちゃならないから時間かかるし切る時に騒音と粉塵が撒き散らされるのであります。
踏圧により凸凹(不陸と呼ばれる)が発生してしまうのであります。
いつまでILB一択で行きますか、ああた。
オワコンは生コンです。不陸はないし端部の加工もいりません
見りゃわかる、かもしれないが、オワコンは生コンである。
生コン車にのって現場に届く。
どんな敷地の形状だったとしても、敷設して締め固めればそれでどんな形にも成形される。
だから現地での加工が必要ない。
騒音も粉塵もない。
固まれば、コンクリートだから、ブロックごとに沈下の度合いが異なることもないから、不陸も起きない。
アスファルトとも違うので経年によるたわみ(わだち)も起きることがない。
いいことだらけじゃん。
へ? 遊歩道だけじゃなく、駐車場にも行けちゃう?
しかもである。
厚み(版厚)さえ確保すれば駐車場にだってできちゃう。
だって、コンクリだから。
「失礼だな ーーー コンクリだよ」
乙骨憂太も言っている(?)。
しかも、既往の土間コンよりも安いときている。
2022年以降の土間今駐車場は基本的に水を通し平らにできて快適です。
快適です。
というわけで、すみません。
今、それこそ、現在、なう、新築を計画している方で既往の生コンを使った土間コンを検討されている方は不幸です。
気の毒です。
残念です。
断言します。
だって、すぐ汚れます。
カビます。
コケます。
なんなら、こけます。
(ちなみに、汚れた土間コンをメイクアップする製品も生コンポータルでは取り扱ってます:https://www.nr-mix.co.jp/rc/blog/post_487.html)
思考停止に陥って「とりあえず土間コン」とかいってるバヤイじゃありません。
オワコンです、絶対。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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