2022/05/15
【東京】「普段土間コン施工してます。(慣れるまで)大変だけど早く終わるからいいね」岡庭建材工業・加賀グリーンガーデン
東京都足立区。施主にてネットであれこれ調べて「普通じゃない変わったものがいい」と施工・加賀グリーンガーデン山本さんに相談。「ちょっと大変だけど、早く終わるのがいいね」と施工からも絶賛の声。
製造:岡庭建材工業(担当:江川直人)、施工:加賀グリーンガーデン(担当:山本健太、45m2、100mm厚、3名、1時間30分、タイムラプスあり、YouTubeあり)
家周りはちょっと変わったものがいい
施工Before。
こちらは、犬走と呼ばれる家周りの狭いスペース。
室外機とか物置とかが設置されがちな場所だが、水はけがたいてい問題になる。
水の逃げ場がないからだ。
そしてこちらは駐車場スペース。
よくよく見ると排水設備もないし、これは2022年以前の気の毒な水を透さない土間コンの場合まず間違いなく「水はけどーすんだ?」ってことになる。
素敵なお施主さんはネットであれこれ調べて、水を透すコンクリを見つけがち。
施工経験がなかったそうだが、今回加賀グリーンガーデン山本さんにリクエスト。
ばっちり答えていよいよ本ちゃん施工となった。
【施工】早く終わるのがいい!
普段土間コン(水を透さない気の毒な方)を施工しているが、今回ポーラスコンクリート(透水コン)は初めて。
まずはなれるためにも面積の小さい犬走での施工はコツを掴むのにちょうどいい。
施工手順は、敷設する、均す、締め固めるの3点繰り返しだけ。
土間コン(水を透さない気の毒な方)と違って水が浮いてきてしまって乾き待ちが発生しないから「早く終わる」。
この点はあらゆる施工者らに共通して評価されるポイントとなる。
いよいよ駐車場の方も完成!
施工After。
あっという間に完成。
3人で1時間半だ、犬走を含む家周り45m2がっ。
はやっ。
Time is money. 早く終わるが「安い」の理由
こちら、水を透すコンクリ「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)の施工解説動画。
2分でわかる。
DIY楽勝。
そんな、上述透水コン(通常のポーラスコンクリート)同様、「早く終わる」がウリ。
一方、「急がなくてもいい」はポーラスコンクリートにこれまでなかった性能だ。
モルタルペーストがガッチリ水を保水してくれるから。
だから、1〜2時間放置しておいても、乾かない。
以下のように、通常の土間コンから工程が最適化されるため、安いにつながる。
掘削(200mm→150mm)>残土処分(減量)>路盤工>ワイヤーメッシュ配筋>オワコン(150mm厚・2層・路盤工兼)>養生
だから、全工程が「たった1日」で終わってしまう。
時短はそのまま人件費の圧縮につながり、それがそのまま「安い」につながるってわけ。
「新しい材料あるある?」最初は施工者の皆さん及び腰
20年ポーラスコンクリートやってるが、やっぱ、最初は施工者の皆さん「食わず嫌い」。
でも、1回やるとほぼ確でリピーターになる。
だって、売れるプロダクトだから。
喜ばれるプロダクトだから。
2022年以前の土間コンと違って水透すし。
排水とか気にしないでもいいし。
施工楽だし。
儲かるし。
たとえばall roundさんとか渋谷建材さんとかすぐに飛びついてる人が一気に市場を席巻する。
早いもんがちはいつの時代も変わらないようだ。
そんなイノベーターと僕も引き続き仕事を一緒にしていきたい。
そっちの方が楽しいし。
みなさん、良い人生を!
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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