2022/05/27
【静岡】「水を透す土間コンが当たり前になることで増える笑顔を知っている」ヤマトガーデン
静岡県小山町。生コンポータル(長岡生コンクリート)が届けた透水コン(ポーラスコンクリート)は地元生コン取引先に通常の生コン同様に毎日ご用命いただいてます。水を透す土間コン、それこそがこれからの土間コンの当たり前。
製造:長岡生コンクリート(担当:Masatsugu)、施工:ヤマトガーデン(詳細不明)
日々出荷される水を透す土間コン
全国各地同様に生コンポータル(長岡生コンクリート)の地元静岡県でも当たり前のように出荷され施工されている。
土間コンクリートといえば、写真のように空隙を無数に有し水を透すのが当たり前だ。
真っ白く、水を透さない土間コンの時代は、もう終わりだ。
水を透さない土間コンの時代終焉の理由
⚫︎参考記事: 《平米5000円》「駐車場を安易に《土間コン》にすると不幸になる理由と対策」(週刊生コン 2022/05/23)
ブリーディング(余剰水)は施工に待ちを発生させる。
水の移動が色むらと呼ばれる見た目上の不具合をもたらす。
写真だけでも理解してもらえると思うが、水を透さない土間コンを選んでいいことはひとつもありません。
ひとつも、です。
いいことがあるというよりも、災厄に見舞われることになります。
それは、消費者や施工者だけでなく、巡り巡って製造者(生コン屋さん)にもです。
水を透さない土間コンを採用し続けることは関わる全ての人々を不幸にします。
水を透す土間コンなのに安い理由
こちらは施工直後の造粒ポーラスコンクリート「オワコン」のテクスチャ。
空隙が無数に含まれているため、水を透す土間コン。
駐車場に適応される場合水を透さない土間コンの相場は安くて5500円、最近では諸資材の高騰もあり7000円以上でも全く不思議ではない(平米単価)。
一方、水を透す土間コン(オワコン)を現在cp価格で5000円/m2で展開している(掘削・残土処分・路盤その他別、コンクリート工のみ)。
その理由は水を透さない土間コンと比較した以下の施工フローでわかる。
施工手順 | 土間コン | オワコン |
---|---|---|
1)掘削 | 200mm~ | 150mmに削減 |
2)残土処分 | 200mm × 面積 | 150mm × 面積に削減 |
3)路盤 | 100mm~ | 省略 |
4)メッシュ配筋 | 有 | 省略 |
5)コンクリート工 | 100mm~ 数時間から半日の水引を待ってから仕上げ |
オワコン150mm 2層打設によりセメント安定処理路盤を兼ねる |
6)養生 | 当日〜翌日は立ち入り厳禁 | 直後から歩行や軽作業可能(時短) |
通常であれば最低2日はかかる土間コンがオワコンの場合1日以内で十分完了。
なんなら、カーポートを設置しても全てが1日の中で収まる。
Time is money(時は金也)。
作業員さんも減らすことできるしね。
毎日当たり前のように出荷されてます。
今日も、明日も。
僕たちはそんなコンクリートとともに現場・現実・現物に寄り添って仕事を楽しんでいる。
水を透す土間コンが当たり前になることで増える笑顔を知っている。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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