2022/06/21
「ちょ待てよ。安易に砕石敷いたり砂利舗装とかにまとめてる場合じゃねえよ。 砂利・砕石舗装よりもさらに安くて高性能」
all round新井さんの実績共有を読んでいて気づいたことがある。オワコンの市場は土間コンとか駐車場舗装ではないのかもしれない。安易に砕石敷いたり砂利で舗装されている土地をよく見かける。でも、そんな砕石も砂利もきっと業者さんに頼んで敷いてもらっているはずだ。オワコンなら生コン屋さんが生コン車で届けてくれる。
※(オワコンの施工価格は2022年6月の価格です。現在価格は下記ページよりお問い合わせください。)
コンクリやアスファルトでは予算オーバー、からの?
(引用:https://madolier-nasu.jp/works-garden/3049.html)
夢のマイホーム完成。
舗装を検討してみたけど、アスファルトやコンクリートにはとても手が出ない。
(予算を建物につぎ込んでしまった)
続いて自然な候補として上がるのは砕石敷きとか砂利舗装とか。
でも、庭を整備するついでとは言っても、業者さんがダンプで運んできて敷いて均してくれるもん。
「草が生えてこないように」と下地に防草シートを設置するかもしれない。
そんなこんなしてるとまあまあな額に上ったりする。
実際、「砂利舗装」「相場」とググってみる。
土間コンクリートで舗装するには8,000円~12,000円ほど、アスファルト舗装では4,000円~6,000円が相場になります。 インターロッキング舗装は少し相場が上がり9,000円~12,000前後。 砂利舗装は最も安く2,000円~3,000円ほどで舗装リフォームができます。(引用: 庭舗装におすすめ4種類の特徴とリフォーム費用を解説!費用を抑えるポイントも)
実に便利なものである。
すぐに、平米2000円〜3000円ほどで、と答えが導き出せるのだ。
ふむふむ、そのくらいはするだろうな、普通に。
そう、安いからと言って無料ってわけじゃあない。
例えば、財産分与などで100m2(約30坪)の空き地を相続したとする。
そのままにしとくと、草ボーボー。
近隣から苦情くる。
でも、アスファルトやコンクリにするほど予算もあるわけじゃあない。
それなら「砂利舗装」とすれば、上述を引けば200,000円〜300,000円(100m2)かかる計算になるね。
気づいちゃった。オワコンの方が安い
⚫︎参考記事: 【福岡】「オワコンの残コンの方が砕石舗装よりもよっぽどいい? 簡易舗装ならオワコン一択の解説」all round
昨日、新井さんからの現場共有を読んでてデッカチャンばりに気づいちゃったことがある。
バズ、真っ最中のオワコンだが、もしかしたら本当の市場はコンクリだとかアスファルトではないのではないか。
⚫︎参考記事: 【福井】「たった2名で1時間で完成させた9万円のオワコンの上に車が乗っても大丈夫でした。スマコンかオワコンで」DIY・大和工業
例えば、こちらだが、たった2人で70m2の敷地をたった1時間で雑草・排水対策した現場写真。
写真は施主判断で自動車の駐車場として適応しているもの。
「全く問題ありません」だそうだ。
こちらを例にして、以下に100m2の空き地をオワコンで舗装した場合一体いくらかかるのかを示したい。
100m2の敷地に必要なオワコン数量は、50mm厚を平均敷厚とした場合、100m2 × 0.05m = 5m3 となる。現在のオワコンの相場はおよそ3万円程度であるため、3万 × 5m3 = 15万円(材料・配送料込み)であることがわかる。それに、作業人員を学生バイト君2人に1万5千円ずつ与えたとすると、一式で15万円+3万円 = 18万円 かかる計算となる。それを、100m2で割り算すると、1800円/m2 となります。
※(オワコンの施工価格は2022年6月の価格です。現在価格は下記ページよりお問い合わせください。)
おや?
砂利舗装や砕石舗装よりも安いですよ?
しかも、砂利や砕石と違って散らかったり雑草が生えてきたり凹んだりぬかるんだり猫が寄ってきてう⚫︎こしたりしませんよ?
よ?
安易に砂利・砕石舗装。ちょ、ちょ待てよ
(こちらは、家周り・犬走に採用されたオワコン)
木村拓哉ばりに、ちょ待てよ、である。
砂利舗装や砕石舗装よりも安いコンクリート舗装がオワコン。
今まさに安易に「砂利舗装で」という提案に首肯しようとしているあなた、もしくは、お前。
ちょ、ちょ待てよ、である。
(ドラムロール)
オワコン、ですっ。
ほぼ確、ですっ。
ピスタチオばりに断言しよう。
「予算がないから」の定番、砂利舗装や砕石舗装よりも安いのがオワコンなのである。
今、まさに、コンクリやアスファルトを諦めて、砕石舗装や砂利舗装にしようと苦渋の選択を迫られているお前、もしくはあなた!
オワコンだよ!!
オワコンなんだよ!!!
と声を大にして教えて差し上げたいところだが、結局この声は届かないのだろう。
こうして今日も世界の各地で不幸がもたらされている。
不条理である。
誰かに八つ当たりしたくなってくる。
よし、次に電話してきた人に、申し訳ないが物凄いブチ切れよう。
さもなければ、帳尻が合わないではないか。
最後に。ちゃんと施工した場合でも土間コンより安い
施工手順 | 土間コン | オワコン |
---|---|---|
1)掘削 | 200mm~ | 150mmに削減 |
2)残土処分 | 200mm × 面積 | 150mm × 面積に削減 |
3)路盤 | 100mm~ | 省略 |
4)メッシュ配筋 | 有 | 省略 |
5)コンクリート工 | 100mm~ 数時間から半日の水引を待ってから仕上げ |
オワコン150mm 状況によってセメント安定処理路盤を兼ねる |
6)養生 | 当日〜翌日は立ち入り厳禁 | 直後から歩行や軽作業可能(時短) |
上の表は土間コン(生コン)とオワコンの施工手順を比較したものです。
材料費としては、2層で路盤を兼ねた150mmのオワコンは、生コンクリートよりも高くなります。
しかし、以下のとおり工事費は作業人員2名分ほど縮減できるので、総費用は生コンよりも安くなる傾向にあります。
・掘削・処分残土量が減ってる
・路盤材料使わない
・ワイヤーメッシュ配筋しない
また、施工直後から軽作業(カーポート屋根設置)ができる などのメリットもあります。
毎日嫌でも3本以上ブログを更新していると色々気づくことがある。
プロダクトの価値ってのはできた瞬間生まれるもんじゃない。
できた時は何の変哲もない物質・存在でしかない。
オワコンも、透水コンもそうだった。
それに製造・施工・消費が関わることで現場・現実・現物が生まれ、それが共有されさまざまに思考を巡らせていると、今回のブログのように「気づき」が生まれるのだ。
今回のこの気づきは大きい。
これも結局、all round新井さんの現場から寄せられた、現場・現実・現物を頼りに生成されたものだ。
元々プロダクトが備えていた価値ではない。
製造・施工・消費がプロダクトに関わって、そこから生まれたものだ。
「予算がないからファイナルウエポン砂利・砕石舗装よりも安い舗装」
こんなん、革命でしかない。
砂利とか砕石とは違うのだ。
だって、コンクリートなんだよー。
(オワコンちゃんのキャラが決定したらこんな喋り方で行こうと思っている。顔文字も多用したいと思っている。サンリオに修行しに行こうと考えている)
⚫︎参考: 【10万円進呈】「オワコンちゃんイメージキャラクター募集! 選ばれた方には10万円が当たります」
誰にも拙者を止めることはできかねる。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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