2022/07/15
「コンクリートとりわけオワコンがアスファルトよりも涼しいって本当にほんと?」
エビデンスや学術論文とかじゃない。体験したい。触りたい。感じたい。先日八の坊で試験的に施工された温泉・未利用資源(残コン)で製造されたオワコン(造粒ポーラスコンクリート)だが、八の坊の職員さんにも「あっ、ほんとだ、冷たい」と体験していただけた。
あっ、ほんとだ、冷たい
⚫︎参考記事:【実録】「愛犬と寛ぐ大人の隠れ宿 えふでの宿《八の坊》の駐車場が温泉でクールダウンするよ」#5
右がオワコン。
左がアスファルト。
「あっ、ほんとだ、冷たい」
これ、原文ままね。
で、僕も触ってみたんだけど、なんかねオワコンを手のひらで触っていると掌の表面に微風そよいでる感があるんだよ。
これ、マジです。
八の坊でくつろいだついでにこれ感じて。
長岡温泉きて。
伊豆にきて。
黒舗装が白舗装になるだけで気温が2度下がる(MIT)
(引用:https://www.unison-net.com/landscape/public/heat-island/)
さらに、温泉などで打ち水をすればマイナス17度よりももっと下がるはず。
気化潜熱が奪われることで路面温度が下がることは実証されている。
MITが発表したように仮に黒舗装が白舗装に変わるだけで気温がマイナス2度となるのであれば。
全部造粒ポーラスコンクリートにしてさらに打ち水をすれば4〜5度くらい夏場の気温が変わるかも。
温泉で街をクールに。
観光に来たついでにインフラ観光資源を学ぶ。
素晴らしいストーリーじゃあねえか。
これ、来週市長にプレゼンします
(制作:大成ロテックパイセン)
例えば歴史とか温泉とかをきっかけに訪ねた旅行客がふと立て看板を見るのだ。
これは歴史を語る立て看板だが、こんな感じでコンクリート舗装の説明をするのだ。
このコンクリート舗装は地域発生材(残コン、八の坊の残飯・温泉ほか)で製造されたコンクリートで、駐車場全体でおよそ5トンのCO2を吸収固定しています
みたいな。
それもそのはず、訪ねた旅行客のペットが舗装の上でくつろいでいる。
夏なのにかんかん照りの舗装の上でくつろいでいる。
「あれ? なんか、この辺一体涼しくね?」
みたいな。
そんな提案をしたいのである、市長には。
お願いとか陳情ではなく提案だ。
これ、わかってくれるかなあ、市長。
というわけで、夢は広がるのであった。
このところわけあって家に帰っていない。
krで目を覚まし朝からサウナ・水風呂・インフィニティチェアを3回転とかやっている。
雨が降ってても全然嫌じゃない。
自然に包まれているのを実感する。
空と緑しか見えない。
木々のざわめきが聞こえる。
蝉がないている。
僕にできることは何もない。
ただただ循環に身を任せるだけだ。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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