2022/07/22
果樹園の雑草・害虫対策に圧倒的なパフォーマンスを誇るコンクリートマルチング構想について
3反の果樹園がありますが、毎年草刈機で雑草を刈っています。 ただ、全部を刈り取るのに3日程度、それを毎年3回ぐらいしていますが、結構重労働です。(引用:Yahoo!知恵袋)
果樹園の雑草対策
⚫︎参考記事:【伊豆】「世界一有名な半島」 創発で描かれるストーリーが始まっている #2
果樹園の雑草対策にナギナタガヤと草刈機で悩んでいます。
3反の果樹園がありますが、毎年草刈機で雑草を刈っています。 ただ、全部を刈り取るのに3日程度、それを毎年3回ぐらいして
いますが、結構重労働です。
そこで、自走式の草刈機を購入しようと思っているのですが
ホンダ製の一番安いもので17万ぐらいかかります。
それでちょっと思ったのですが、ナギナタガヤを播種すれば
雑草を抑えることができ、また草刈も不要、当然、自走式の
草刈機の購入費用もいらないのではと思いました。
ナギナタガヤの種代も高いのですが、草刈機の購入費や
メンテナンスの手間、燃料代、作業の手間を考えるとナギナタガヤ
の方がいいんじゃないかと思うのですが、実際はどうなんでしょうか?
実際にナギナタガヤと自走式草刈機の違い、どっちがいいかなどを
教えてください。
(引用:Yahoo!知恵袋)
一言。
切実。
これまで庭コン・生コンポータルでは家周り・犬走の雑草・排水のことしか論じてこなかった。
それはそれで深刻であり切実な悩みであって、その市場に「オワコン」を提案することで多くの喜びを生み出してきた。
ごくごく個人的な話で恐縮ではあるが、僕のこれまでのコンクリートにおけるキャリアを振り返ると、土木>建築>造園>エクステリア>舗装ときている。
無論全てはコンクリートを基礎としている。
とりわけ「造園」ではこれまでには見聞きすることのできないような多くを学ぶことができた。
その一つが「マルチング」と言って、樹木や草花、農作物の根系を守る材料。
マルチングとは、畑の表面を紙やプラスチックフィルム等で覆うこと。被覆資材の種類や被覆方法によりさまざまな効果が得られる。 ウィキペディア
ここではたと新たなる領域「農業」という分野へのコンクリート適応の可能性に気づくことになる。
オワコンマルチングのメリット・デメリット
⚫︎参考記事:【神奈川】「雑草は抜く、絶対生えさせん。でも植栽(樹木や草花)には生き生きと成長してほしい」東京テクノ・コンクリートサロン
⚫︎参考記事:【宮城】「デッキ下で防草シートを予定していたがネットでオワコンを見ていいと思った」
⚫︎参考記事:【防草】「残コンステーションと造粒ポーラスconが創造する建築・土木ましてや舗装ですらない全く新しい市場」(週間生コン 2022/03/07)
これ、こちらから売り込んだものじゃなく、お施主さん判断で生まれた「オワコンをマルチングとして使った」実績。
え? コンクリートをマルチング?
それなら、「農業」にも展開可能なのでは?
もしも僕が「造園」を体系的に学んでいなかったら、この着想は得られることはなかったはずだ。
そして、現在絶賛資格試験ロス中の僕はこう思っている。
「次の資格は日本農業検定かな」ってね。
コンクリートの視点から農業を体系的に学べば、きっと「造園」で「マルチング」「コンクリート」を結びつけることができたように、新たな視点を手に入れることができるような気がする。
知識とは情報と違って具体的な成果を上げることができる。
知識は単純に情報をたくさん得ることで得られるものではなく、自分の専門領域を前提にあらゆる分野の知識を体系的に学び経験することでしか得られない。
よし、次は農業だ。
閑話休題。
オワコン(コンクリート)をマルチングに適応した場合に想定されるであろうメリットを以下に示したい。
(以下はhttps://horti.jp/20417を参考に解説しています)
土の乾燥を防ぐ
まあ、これもんすから、なかなか乾かないでっせ。
ビニルとかよりも俄然保水しまっせ。
めちゃくちゃ保水し、かつ、根系にキチンと水と酸素をお届けするのがオワコンですから。
急激な温度変化から守る
これも、コンクリートがいわゆるクッションとしての役割を果たすだろうから、熱伝導率という点から考えればビニルとかよりは小さいかもしれないが十分果たすだろ、そのくらいの役割。
これから関係各位とこの点の性能確認を行なっていくことになるだろう。
地温の急激な変化はなんらかをかぶせておけばそれなりに期待されるはずだ。
どのくらいのエビデンスが要求されんだろ。
とにかく、僕は、農業を学ぼう。
雑草を防ぐ
引用:https://springbd.net/owakon
あ、これは、オワコン折り紙付きですね。
まず、これのために開発されたと言っても過言ではないコンクリートすから。
コンクリだから防草シートとかと違って劣化して雑草に突き破られたりとかしない。
砂利と違って散らかることもない。
一択ですわ、この性能に関しては。
病害虫を防ぐ
こちら、雑草を繁茂させると害虫って湧くらしいですね。
あるいは、降雨や水やりの時の「泥跳ね」が原因と聞く。
水飛沫すら上がらない、上がりにくいオワコンなら、まあ、楽勝で防げますね。
まず、乾いたコンクリート土間の上で病害虫が湧くなんて想像できないでしょう。
土が固くなる・用土の流出を防ぐ
こちらは長年の「踏圧」や降雨による「水締め作用」などから土が固くなるとされている。
そのため、直接踏まれない、水も浸透していく、オワコンであればまずこの心配はあるまい。
また、ジャンジャン流れることなく、「浸透」するため、用土の流出もない。
コンクリートのアルカリ成分の影響
実際、この点は未知数ではある。
植栽や農作物には酸性土壌を好む種類と塩基性を好むものと多種ある。
後者であれば全く問題なかろうが、前者の場合いちいちを確認していく必要はありそうだ。
ただし、雨も多く酸性雨が降る我が国では、基本的には土壌の塩基は溶脱するため影響も限定的だろう。
この辺の知識は「造園」から得たものだ。
草花や農作物と違って果樹園のように樹木となっている作物である場合は特に配慮する必要はないだろう。
肥料はどうやって与える?
液肥(えきひ)という言葉も「造園」を学んでいるときに得た知識だ。
オワコンはポーラスコンクリート。
しつこいようだが、水を透す土間コン。
つまり、液体肥料は難なく根系に到達する。
安心して。
ここまで解説してわかった。
オワコンをマルチングとして使うことにより、圧倒的な耐久性と各種性能を備えている。
そんなオワコンに、それ以外の地域発生材(有機・無機)を配合すれば、コストも下がりさらには新たな性能を付加することにもつながろう。
僕たちの目の前に突如現れた「農業」という分野。
はい。
造園同様、個人的にはあんま身近ではありません。
ただ、友達とか知り合いにはいちご農家とか酪農家とかはいます。
頑張ろう。
コンクリートが農業の最強のソリューションとして注目される未来が見たい。
石やガラスの仲間「水の次に流通する材料」生コンクリートの次なる分野は「農業」だ。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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