2022/07/24
【群馬】「圧倒的なコスパと駐車場をなるべく平らに仕上げたいという希望が叶う」モトキ建材・ジェイクレインリード・高総建設
群馬県玉村町。駐車場にオワコン採用。採用理由はその圧倒的なコストパフォーマンス。また、駐車場をなるべく平らに仕上げたかった。「オワコンならできるっしょ!」
製造:モトキ建材(担当:中根政範)、施工:ジェイクレインリード・高総建設(63m2、100mm厚、他詳細不明)、CN;渋谷建材(担当:Yuuta DT)
オワコンなら「平ら」にできる?
施工Before。
この度のお庭作りにおいて駐車場にオワコン採用の理由は大きく分けて2つ。
①圧倒的なコストパフォーマンス
施工手順 | 土間コン | オワコン |
---|---|---|
1)掘削 | 200mm~ | 150mmに削減 |
2)残土処分 | 200mm × 面積 | 150mm × 面積に削減 |
3)路盤 | 100mm~ | 省略 |
4)メッシュ配筋 | 有 | 省略 |
5)コンクリート工 | 100mm~ 数時間から半日の水引を待ってから仕上げ |
オワコン150mm 状況によってセメント安定処理路盤を兼ねる |
6)養生 | 当日〜翌日は立ち入り厳禁 | 直後から歩行や軽作業可能(時短) |
上の表は土間コン(生コン)とオワコンの施工手順を比較したものです。
材料費としては、2層で路盤を兼ねた150mmのオワコンは、生コンクリートよりも高くなります。
しかし、以下のとおり工事費は作業人員2名分ほど縮減できるので、総費用は生コンよりも安くなる傾向にあります。
・掘削・処分残土量が減ってる
・路盤材料使わない
・ワイヤーメッシュ配筋しない
また、施工直後から軽作業(カーポート屋根設置)ができる などのメリットもあります。
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
100,000 | 50,000 | 〇 | ★ |
土間コン |
150,000 | 50,000 | × | ★★★★★ |
ドライテック |
200,000 | 130,000 | ◎ | ★★★★ |
オワコン |
88,800 | 30,000 | ◎ | ★★ |
知らなかったでは済まされないかも!
庭材料で【最安】とされる砂利敷と同等もしくは安価なオワコン
ね。
圧倒的ですね。
で、二つ目の理由。
②水を透す土間コンは平らでOK
既往の何の変哲もない思考停止で業者の言いなりに施工される土間コンクリートは水を透さない。
だから、「水勾配」と言って、排水のための傾斜をつけることになっている。
(引用:https://nagoya-garden.co.jp/gaiko/pronnozatsugaku/)
やだよね、地面斜めってるの。
子供とかボール遊びしてたらコロコロ転がって道に出ちゃって慌てて飛び出たらあわや大惨事みたいな。
さっき街角で自転車に轢かれる子供を見かけた。
(泣いてたけど大事には至らなくて良かったです)
いつ何が起きるかなんてわからないし、そんなリスクはなるべく未然に避けたいよね。
というわけで、オワコン(水を透す土間コン)一択だよ、現代は。
施工御覧ください。
最寄りの生コン屋さんから
材料はこんな感じで最寄りの生コン屋さんから届く。
今回はモトキ建材。
Amazonや楽天と違って、配送料込みだよ。
すごいんだよ、生コン屋さんは。
⚫︎参考記事:【DIYer必見】最安値より安く!砂・砂利・乾燥生コン・乾燥モルタルを送料込みでどこのホームセンターよりも安く提供!【大丈夫?】(動画)
そんで、僕たちはこんなサービスを着想して近々特設ページを設置しDIY市場への深耕を企画している。
「コンビニのペットボトルの水よりも安い工業製品」
生コンクリートの最大の強みを活かしてガンガン攻勢かけちゃうつもり。
最寄りの施工者の手により施工される
施工は簡単、オワコンを敷き広げたら。
締め固めるだけ。
それで、終わり。
締め固めは写真には写っていないけど振動プレートとかタンパとかで行います。
このところは道路会社らと組んで機械施工もぼちぼち想定されるようになってきた。
市場がどんどんどんどん大きくなっていく。
真っ平らで安い駐車場完成
After。
写真じゃわからんかもだけど、真っ平らです。
真っ平らでも、水たまりできないし排水の心配もないのが水を透す土間コン「オワコン」の強み。
そんでもって、「土間コン」よりも「安い」ときてる。
こりゃ、買わない理由とか、マジでないよね、ていうか、他の舗装材とか洗濯しちゃう人って。
かわいちょ。
情弱で哀れな舗装をつかまされちゃってる消費者の皆ちゃん、かわいちょ。
とかねー。
そんで持ってね、こうした現場のレポートって、本当にかけがえのない大切な人々から届けられる。
今回は、モトキ建材中根政範さんと、渋谷建材Yuuta DTさんでした。
では、ここで、おなじみ中根政範さんから届いたご丁寧なメールをご紹介しよう。
中根政範からのメール
大変お世話になっております。
お陰様で、月に1~2件程度は透水性コンクリートのご注文を頂いております。
仕事にかまけ、出荷リポートをしばらく送れておりません。
申し訳ございません。
後日、送らせて頂きます。
今年は、オワコンにチャレンジしようと思い、
宮本社長に今年の初旬にメールさせて頂きましたが、
その思いが届いたのか、
「オワコン」の方から歩み寄ってくれました。
ジェイ・クレインリードの中澤様から、
「オワコン」の出荷依頼を受けて、
6月4日に当工場から初めてオワコンを出荷いたしました。
(生コンポータルのブログでもご紹介頂きました。ありがとうございます。)
そして、7月21日に2回目のオワコンを出荷いたしました。
造粒化も上手くできていたようで、
1回目も2回目も施主様や中澤様からも、今のところ好評価を頂いております。
ありがたい限りです。
オワコンを出荷できる工場となったことで、
今年の一つの目標が達成できました。
オワコンを世に出して頂いた、宮本社長には感謝しかありません。
本当にありがとうございます。
まだまだ、透水コン(既往のポーラスコンクリート)もオワコンもお問い合わせを頂いております。
これからオワコンが群馬県内を席巻しそうな予感です。
今後とも透水コン、オワコンともに
お客様のご要望にお応えしていきたいと思います。
追伸
ジェイ・クレインリードの中澤様より、
7/21のオワコンの出荷についてリポートがあると思いますが、
画像を添付させて頂きます。(あまり良い画像はありませんが・・・)
中根さん、いつも僕は目頭を熱くしながらメールを何度も繰り返し拝読致しております。
マジでありがとうございます。
共に歩んだ道を振り返ると、舗装やコンクリートの常識が変化した軌跡を辿ることができますね。
ものづくりに真摯に向き合う同類・ラストワンマイルの全ての皆さんと。
こうして一緒に仕事することができることを誇りに思います。
普段なかなかお会いすることがありませんが互いに自分の領域で全力を尽くしてまいりましょう。
僕たちが打ち込んでいる生コンという職業は本当に素晴らしい。
いつもありがとうございます。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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