2022/07/28
【動画】「土砂降りの雨の中水を透す土間コン(オワコン)施工してみたけど大丈夫だったのか?」
土砂降りの雨の中で現役舞台俳優・菅野貴夫さん(映画「透水宣言」の主人公・透水性夫役)に無茶振りが申し渡される。「土砂降りの雨の中でオワコン施工しても大丈夫なのか確認して。ていうか、大丈夫にして」。騒動舎時代の昔取った杵柄で舞台俳優(つまり施工の素人)が施工するオワコンはどうなったか?
【必見】豪雨の中施工。強度や透水性能は?
00:00 主旨説明「豪雨の中オワコンの施工はできるのか、完了後の強度や透水性能はどうなるのか」
00:27 施工予定場所:10㎡程、水たまりがあります。
00:57 水たまりの上からどんどん敷設していきます。
01:24 アメリカンレーキの使い方。
02:07 雨天は転圧後すぐに養生をしていきます。
02:52 素材が水分を含んでタプタプになっています。大丈夫でしょうかね?
03:22 施工後の感想
04:07 総評:雨天でも施工が可能ならスケジュールをうまく調整できます。
04:40 1ヵ月後の様子。
05:27 キャンペーン用サイトの紹介(QRコード)
【結論】豪雨 全く問題ない
写真は豪雨の中施工されてから3ヶ月経過したオワコン(造粒ポーラスコンクリート)。
全く問題なく水はけ・雑草対策している。
なぜ土間コンは豪雨の中施工できないのか?
(引用:https://www.kumagaikensetsu.jp/archives/2021)
こちらが既往の、普通の、水を透さない土間コン。
見ての通り生。
生の状態で敷き広げて「仕上げ」という工程が最後にくる。
(引用:https://www.sanei-landscape.com/?catid=6&itemid=622)
想像してごらん。
この作業の真っ最中に豪雨。
動画のような豪雨。
(引用:https://www.sanei-landscape.com/?catid=6&itemid=622)
かわいちょ。
見た目がこんなになっちゃったらお施主さん激おこぷんぷん丸だね。
(※ちなみに引用元フロアエージェントはこうしたトラブルを解決する術を持っている。興味があったら問い合わせてみよう)
ふつー、こんな状態の土間コンじゃ許してくれないね、絶対。
そう。
生コンクリートは流動体(液体)だから施工中の雨は大敵
はちみつも、生コンも。
クリームシチューも、生コンも。
どちらも流動体であるからして、とろり溶けちゃう、ってことー。
だから、基本生コンクリート打設は土間コンに限らず雨の日を避けるようになっている。
雨の多い梅雨時期なんか 生コン屋さん商売上がったりってワケ。
だから雨の日とかに生コン注文するとすっごい喜んでくれますよ。
なぜって、晴れの日に予約が殺到するから。
この雨の日の時間帯をうまいこと利用できないかってのは生コン工場永遠の課題である。
オワコンは流動体じゃなくて固体だから施工中の雨無問題
もうみたまんま丸わかり。
液体じゃない、流動性を帯びていない、それがオワコン。
感覚としては砂利とか砕石を敷いて敷き広げてそんで持って締め固めるイメージ。
雨に打たれても穴が穿たれたりとか水が溶け込んでしまったりとかがない。
そんでもって仕上がったら養生と称してブルーシートで表面を覆う。
そのことでその後の雨の影響を防ぐ。
すごくね?
革命じゃね?
オワコンが拓いたDIY市場ではもっともっとすごいことが起きる?
⚫︎参考記事:【各種DIY資材】「砂利・砂・砕石15円。乾燥モルタル・乾燥生コン・オワコンは20円は配送料込み全国一律。ヌルコンDIYキット小17000円・大52000円は配送料別で現場にお届け」
「自分が自分の最大の批判者たれ」(柳井正)
プロダクトが売れ始めるようになったらそれに夢中になる気持ちはわかる。
長年付き添ってきたプロダクトだから愛着もあるだろう。
ただ、そこに落とし穴がある。
「唯一絶対の評価者は市場と顧客」
こちらも、柳井正さんの座右の銘だそうだ。
プロダクトが売れる=評価される、ことと、作り手の愛着j、の間に因果関係はない。
全ては顧客の認知に依存する。
どのように評価されたかが全てで、外野の評判や作り手の思いとか関係ない。
いささかの関心も持たない。
このことを忘れてはならない。
で、今、僕が夢中になっているオワコンについても同様のことが言える。
自分(が作ったプロダクト)の最大の批判者は自分自身でなければならない。
つまり、「オワコンがいつでもオワコンになっても仕方ない」とあらかじめ達観し、それがいつ起きるのかを常に冷静に見極めていなければならない。
さもなければ、プロダクトと一緒に心中することになるだろう。
僕はそうはなりたくない。
で、昨日気づいちゃったんですよ、DIYに関して言えば、乾燥モルタル(生コン)最強ってね。
雑草・排水で考えた場合、生コン工場からkg15円(15000円/t)で届く乾燥モルタルを敷き広げてジョロで散水すれば完成するって。
雨の前に敷き広げておけばそれこそ散水も必要ないくらいってことにね。
この件については別ブログで詳細を解説しようと思っている。
「オワコン最強!」
などと浮かれててはならない。
確かに現段階はあらゆる舗装材の中で最も優れているのがオワコンであることに疑問の余地はない。
ただ、世界は常に流動している。
その中で自分の思い上がりを市場と顧客に押し付けようとしたら直ちに退場を申し渡されることだろう。
Will see.
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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