2022/08/28
「ドライテックを改良した【オコシコン】の販売が始まっています」庭コン・生コンポータル
ドライテックの共同開発者(※)である当社らではさらに改良を加えた「オコシコン」の販売を開始している。同じく、ポーラスコンクリートではあるものの、強度や施工性、さらにはコスパで秀でたオコシコンは多くの現場でドライテックに取って代わろうとしている。でも、結局、おすすめは「オワコン」なんだけどね。
※https://www.g-mark.org/award/describe/50567
ドライテックを改良したオコシコン
オコシコンの製造はドライテックとほぼ一緒
オコシコンのベース配合(砂と水を極端に抜いた生コン)に「オコシ材」(陽光物産製造)と呼ばれる特殊結合材を手投入して高速攪拌。
それで完成するのがオコシコン(ポーラスコンクリート)だ。
オコシコンはドライテック同様簡易ダレ試験(当社らが現場で考案)で品質をチェックされる。
オコシコンの施工性について
これまでも現場への試験投入から含めて多くの施工者らの生の声をヒアリングし改良が重ねられた。
結果、「ドライテックに比較してさらに粘性を帯びそのことで施工時の保水性が保全され施工中のドライアウトがしにくくなった」というのが現場の生の声だ。
つまり、ドライテックよりも仕上げを急ぐ必要がなく、結果施工にゆとりが生まれクレームが発生しにくくなった。
WEBを見渡せばドライテックのクレームは結構散見できる。
こうしたクレームは今後オコシコンが普及することにより解消されることだろう。
ホッとする。
オコシコンの見た目はドライテックと一緒
ね。
ドライテックと見分けつかないでしょ?
それもそのはず、ドライテックのキーバインダー「F材」もオコシコンの結合材「オコシ材」もパウダー状でポーラスコンクリートの見た目に変化を与えない。
だから、生コン工場の採用している粗骨材のテクスチャのみが見た目を規定する。
施工性が向上し、強度もドライテックを上回るのがオコシコン。
しかも、安い。
オコシコンはなんで安いの?
その答えは「オコシ材」の値段にある。
現在当社らではF材を一般の生コン工場らに10,000円/m3分・配送料別で販売している。
一方、オコシ材はなんと5,000円/m3分・配送料別だ。
ダブルスコアで安いのだ。
いずれの価格帯系もいわゆる「定価」設定のようなもので、取り扱い実績のある商社や生コン工場に関してはさらに好条件で卸す予定。
ドライテックとのその差分5000円をそのまま顧客(施工者ら)に還元するか工場と施工者両者で「山分け」するか、はたまた生コン工場が独り占めするかは生コン工場次第ということになる。
製造フローも全く一緒なので施工者には伝票に「オコシコン」と表示して販売すればいい。
結局ポーラスコンクリートなど特殊コンクリートのイニシアチブは生コン工場が握っている。
オコシコンもドライテックもメーカーは生コン工場だ。
結合材メーカーでは断じてない。
価格選択権は施工者や原材料メーカー、商社ではなく、生コン工場にある。
蛇口を握っているのは生コン工場だ。
庭コン・生コンポータルの「集客」もついてくる
庭コン・生コンポータルの最大の強みと言っていい製造・施工アライアンスはそのまま「集客」を意味する。
また、協業中のエクステリア資材販売日本一エクスショップでもオコシコンの取り扱い準備を進めている。
ドライテックもオコシコンも基本的にはこちらのリストを通じて施工者・製造者(生コン工場)らに問い合わせが寄せられる。
あるいは、当社ら問い合わせフォームに直接連絡されるケースも多い。
一々の案件は当社らが介助したりしなかったりする形で施工者や生コン工場に引き合いとしてもたらされ結果ドライテックもオコシコンも生コン工場らにより製造され現場に届けられ施工者の手により完成する。
既に流通構造は完成に近い形で形成され当社らやエクスショップらの情報発信力により消費ラストワンマイルに認知を広げている。
オコシコンもドライテック同様に今後太い引き合いが施工者・生コン工場にもたらされ、そのことでこれまで以上の利益を生み出すことができるようになる。
ドライテックを改良したオコシコンの販売が始まっています
当社らが開発に携わった(※)ドライテックを改良したオコシコンの販売が始まっている。
上述の通り、施工者にとっての施工性、そして施主にとっての見た目や性能、さらには製造者(生コン工場)にとってのコスパ他がドライテックを凌ぐ形に仕上がった。
既往のポーラスコンクリート(ドライウェイ、ドライテックなど)を所望されるのであればオコシコンについても十分検討の余地がある。
これからオコシコンについても認知活動を広げていく予定だ。
でもやっぱりそれでもオワコンがおすすめ
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
100,000 | 50,000 | 〇 | ★ |
土間コン |
150,000 | 50,000 | × | ★★★★★ |
ドライテック オコシコン |
200,000 | 130,000 | ◎ | ★★★★ |
オワコン |
88,800 | 30,000 | ◎ | ★★ |
知らなかったでは済まされないかも!
庭材料で【最安】とされる砂利敷と同等もしくは安価なオワコン
で、ここまでオコシコンを紹介しておいてなんですが、庭コン・生コンポータルではやっぱり現在バズ中の「オワコン」をおすすめしたい。
その理由は、「価格」「施工性」にある。
だって、表でもわかるように圧倒的に安いんだもん、ポーラスコンクリート(ドライテック、オコシコン)より。
しかも、施工性はやばいほど簡単なんだもん素人が駐車場作れちゃうくらいに。
⚫︎参考記事:【青森】「一般人の方が駐車場のコンクリート舗装(オワコン)をたった1人2時間で普通に完成させました」新和生コン・DIY
こちらがオワコンの見た目。
ドライテックやオコシコンと違って「ゴツゴツ」ではなく、丸みつまりモルタルペーストを帯びたテクスチャであるため剥がれにくいってのも性能として挙げられる。
だから、オコシコンを発表しておいてなんですが、結局「オワコン」をおすすめしてます。
庭コン・生コンポータルは20年来ポーラスコンクリートに携わって来た。
最初はドライウェイ(キーバインダー製造元・ライブパック)に始まり、ドライテック(同・フッコー)、続いてオコシコン(同・陽光物産)と進化を経た。
また、オワコンは造粒ポーラスコンクリートと言って別の系譜から誕生したものではあるがポーラスコンクリートの一に数えられる。
20年選手の当社らとしては全ての製品を心から愛している。
また、それぞれ協力いただいている事業パートナーにはさまざまな意味で感謝の念に堪えない。
そんな当社だがそのような感謝に自らの行動を制御される気は毛頭ない。
唯一絶対の評価者は市場と顧客。
独立自尊。
上記の愛すべき透水性コンクリートに拘らず、市場と顧客の要請に応えるプロダクトの製造に、これからも全力で邁進していきたい。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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