岡山県。駐車場を水たまりもなく勾配もいらない透水性コンクリートで施工したい。寄せられた希望はドライテックを改良した「オコシコン」で叶えられた。オコシコンは水を透すから真っ平らな駐車場を実現する。

ドライテックには戻れない by 施工者

オコシコン駐車場Before

駐車場整備に水を通すコンクリートを所望された施主の希望はドライテックを改良した「オコシコン」で果たされることになった。

改良される前のドライテックの最大の欠点は「ドライアウト」という現象から齎される骨材飛散である。

プロ施工者ですらかなり気を遣っているため、DIYerではなかなか高いハードルとなっていた。

つまり、「施工が忙しい」「慌てちゃう」という施工難易度が問題となっていた。

ドライテックの施工性を改善した「オコシコン」

施工フローも見た目も、ドライテックと一緒。

ただし、「乾きにくくなった」「慌てなくていいね」「ドライテックは忙しかったからね」と現場で作業される方々からの評判は上々。

やっぱ、作業環境にはゆとりが欲しいよね。

オコシコンの駐車場完成 施工After

見事な仕上がりはやっぱり「ドライテックより施工しやすくなった」の影響が大きい。

やっぱ、施工は材料の施工性にずいぶん左右される。

だからこそ、僕たち生コン工場はその視点にたったモノづくりをしなければならない。

現場に足を運び顧客である施工者が一体コンクリートにどのような性能を期待しているのかを知る。

開発者や製造元の自己満足になってはならない。

あくまで、唯一絶対の評価者は市場と顧客であって権威や名声やアワードの類ではないのだ。

勘違いしているお馬鹿さん結構いますけどね。

でも、やっぱり、オワコン一押し

このくだり毎度恒例になっているが、オコシコンをお薦めしておいてからの「オワコン押し」。

だって、オコシコンの特徴である「施工しやすさ」がオワコンは10倍オーダーで改善されてるんだもん。

仕方ないじゃん、施工者らのことを考えると、ついつい「オワコン」を押しちゃうこの裏腹な気持ち。

ドライテックやオコシコンと唯一違うのは「見た目」。

既往のポーラスコンクリートがごつごつしているのに対して、オワコンは丸みを帯びて柔らかいテクスチャが特徴として挙げられる。

2000kg/1m3/50mm*20m2/4万円（配送料込み）でDIYer向けに販売

すごいねー。

すごいよねー。

「宮本さん、今度から全部これ（オワコン）にしてよ。ドライテックの10倍楽」

もう、断然ドライテックには戻れないね。

オワコン経験しちゃったら。

これ、僕たちが言ってるんじゃなくて、現場で実際施工した方々の声。

当社としてはこの現実を真摯に受け止めていきたいと思っている。

社長室にふんぞり返って勘違いとかしてないから安心してください。

もちろん、当社らとしては市場と顧客のご要望に応じて今後もオワコン・オコシコン・ドライテックの普及活動は続けるつもりだ。

それなりに事業規模としても成長した事業を何人たりとも止めることはできない。

市場と顧客が求めている声に当社らとしては引き続き応えていくべく努力していくつもりだ。

宮本充也