2022/10/27

「洗い出し？テラゾー？ドットコンならまだまだ生まれる無限の意匠提案」

PUMP MAN小澤さんからもたらされた洗い出しドットコン。続々とラストワンマイルで生まれるアイディア。それらは時を空けずに直ちに実践に移される。「水の次に流通する材料」とも言われるlこんくりーと無限の可能性について。

コンクリートの可能性

ドットコン洗い出し

わ！何このドットコンの表面！！
なんか、いろとりどりの砂つぶの表面が見えておしゃれだねーーー！

https://www.e-oniwa.jp/blog/blog_maintenance/25238/

やあやあ、オワコンちゃん。
こちらは、「洗い出しコンクリート」といって、コンクリートがまだ固まりきる前にセメントペーストを洗い流してしまうことで、骨材の色を意匠として浮きたたせる技法なんだね。
オワコンやオコシコンと違ってドットコンはいわゆる「普通の土間コン」だからこうした表面遊びも可能なんだ。
面白いね！

残コンを用いたプレキャストドットコン

わ！何これ？

これは山口特許事務所の山口真二郎先生から提供してもらった新しいプレキャストコンクリート舗装版の構成概念図さ。
ちょっと専門的な話をするよ。
基層にオワコンを施工した直後に残コンの砂で不陸を調整してそのまま残コンを用いたドットコンのプレキャストコンクリート版を設置するんだ。
コンクリートの最大の弱点と言われていた「早期交通解放ができない」をクリアしたすぐに乗れる奇跡的な駐車場舗装として今後注目を集めるはずだよ。

これは？一体なんなの？？？

これは生コンポータルの遠藤さんがドットコンのプレキャストコンクリート版を逆さまにしたものさ。
実際の制作を逆さまで行うことで表面が密実になって耐久性が期待されるんだ。
今、遠藤さんを中心に制作方法を検討しているところだよ。

意匠性を追求するならテラゾーも？

引用：https://www.sekistone.com/column/stonecolumn/1773/

わー、これまた綺麗なコンクリートだねーー。
洗い出しとは違うの？？

引用：https://www.yawata-sakan.com/blog/18865

こちらはテラゾー（ジントギ）といって、完全に固まりきったコンクリートを写真のように磨き出して大理石のような表面を見せる技法なんだ。
残コンで作ったドットコンのプレキャスト版ならこうした意匠提案も楽しめそうだね！

いろんな華やかなコンクリートの表面が増えて、しかもお水がきちんと通るようになったら、景色がとっても綺麗になるんだねーーー。

無限に広がるコンクリートの可能性

【岐阜】「簡易舗装（50mm厚）のオワコンは施工直後から駐車場になる」

【静岡】「そこにはまるで何もないかのように水が抜けていくオコシコンの動画」

それにしても、コンクリートって、本当に無限の可能性があるんだねーー。
直後から車が乗れるようになったり、信じられないくらい早く水が抜けるようになったり。。
透水3姉妹の末妹「ドットコン」にも無限の可能性を孕んでて楽しみだーー。

「コンクリートをもっと身近に」
コンクリート製造のラストワンマイルでは日夜チャレンジングな取り組みが行われているんだね。
そうした情報を埋もれさせることなく発信する。
「知らない」を「知っている」に変える。
たったそれだけで多くの人たちが喜んでくれるのさ。
もっともっと発進していこうね！
コンクリートの素晴らしさ！！
よろしくね！オワコンちゃん！！

オワッコーﾝ‼︎

作者・宮本充也

オワコン工事一式原価例
（生コンビニ仕入れ配送料無料）

◆施工面積40m2

材料費	80,000円	40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費	70,000円	2名 x 35,000円(日当)
諸経費	7,500円	5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合　計	157,500円

※単価：165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費	120,000円	60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費	95,000円	2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費	10,750円	5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合　計	225,750円

※単価：225,750円/60m2
= 3,763円/m2

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宮本充也