2022/11/22
【埼玉】「色々ある透水性コンクリート(ポーラスコンクリート/造粒ポーラスコンクリート/その他) みんな違ってみんないい!!」渋谷建材・宮﨑基工
埼玉県久喜市。透水性が魅力ってことで駐車場採用されたのはオコシコン/ドライテックでお馴染みのポーラスコンクリート舗装。オワコンと何が違うの?
製造:渋谷建材、施工:宮﨑基工(50m2、100mm厚、3名、1時間)
どっちも透水性が魅力? オコシコン/ドライテック と オワコン の違い
ポーラスコンクリート施工
駐車場に採用された透水性コンクリートはオコシコン/ドライテックでお馴染みのポーラスコンクリート舗装と呼ばれる製品。生コンポータルでは各種透水性コンクリートに20年取り組んでおり(ドライウェイ、ドライテック、オコシコン、オワコン、ドットコンetc)それぞれにそれぞれの特徴を有しており、シーンに応じて提案されている。
あー、かったるぅ。
みんな一所懸命prに勤しんでいるんだから!!
それにしても、このところの生コンポータルはこれまでのオコシコン/ドライテック一辺倒からオワコン一辺倒にシフトしているようだけど、そのせいで多くの人たちが「何が違うの?」って混乱してしまっているようなんだよね。
だから、毎日毎日しつこいくらい、まだやるの?ってくらい発信しているから飽きずに頑張ろうよ。
それでは、オコシコン/ドライテック と オワコン の違いについて 今日も解説さ!
ポーラスコンクリートの運命 骨材飛散 の解消
隠しておけばいいじゃん!
こちらの動画の発信者の方はご自身でドライテックのDIYにチャレンジしてこちらも無償で現場立ち会いまでして差し上げたんだけど、上手に施工できなくて骨材飛散(小石ポロポロ)が発生し、その腹いせに怨念を動画にこめていらっしゃるんだ。
ツッコミどころ満載でこちらにも言いたいこと山ほどあるけど、ここはグッと堪えようオワコンちゃん。
こうした黒歴史をわざわざ晒すことによって、今後のものづくりに生かしていく覚悟さ。
骨材飛散(小石ポロポロ)はドライテックがどうしても解消できなかった問題点なんだ。
開発者の宮本さんがそれを現場で解消して後続製品オコシコンにアップグレードしたけれど、やっぱり骨材飛散はポーラスコンクリートの運命で完全に解消は難しいんだね。
一方、オワコンは「造粒ポーラスコンクリート」って呼ばれる全く新しい透水性コンクリート体系なんだ。
次はオワコンについて詳しく説明していくね!
オワコン めっちゃタフな透水性コンクリート
造粒ポーラスコンクリートのテストピースの写真。ポーラスコンクリートには砂が含まれていないのに対して造粒ポーラスには通常程度の砂が含まれた状態で造粒(団粒)され、水を通すための空隙が保持されている。そのため、小石だけの連続構造のポーラスコンクリートに比べて保水性が高くまた、点接着構造ではなく面接着構造となりチッピング(骨材飛散)が格段に抑制されている。
お菓子に例えるなら、オコシコン/ドライテックはオコシ。
一方のオワコンは溶けたチョコボールが重なり合った構造って感じかな。
イメージで「ああ、小石ポロポロが起きにくいな」ってわかりやすいだろ?
めっちゃタフな透水性コンクリートなのさ!
オコシコン/ドライテック も オワコン も どっちもよろしくね!
「ドットコンの価格【激安】が公表されました! 8月22日に開催された100m2ど迫力のドットコン施工見学会」PUMP MAN
生コンポータルの透水性コンクリートに関するチャレンジは止まらない。これまでドライウェイ、ドライテック、オコシコン、 オワコンといわゆるポーラス構造を有する透水性コンクリートを手掛けてきた生コンポータルの次なるコラボは「ドットコン」と呼ばれるこれまでにない新しい構造の透水性コンクリートだ。
いわゆるぱっと見競合製品に対しても懐深い宮本さんだぞっ。
こちらドットコンを開発されたPUMP MANの小澤さんは本当に気持ちのいいナイスガイなんだ。
これまでも透水性コンクリートに関してはいろんな会社や人が近づいてきて帰ってからこそこそ類似製品をちゃっかりリリースしたり(福井方面のポンプ屋)しててFBではいいとこばっかりカッコつけて見せてて、たくさん閉塞してるくせに「初めて詰まった」なんて嘯いたりしてて(こちらは別の製品)、ずいぶんうすらサムい思いをしてきたんだけど、小澤さんは全然違ったのさ。
「宮本さん、こそこそするの嫌なんで、ドライテックよりも全然売れる透水性コンクリートを開発できちゃいました」
って断言されたんだよ。
とっても気持ちのいい申し出だよね。
製品とか市場ってのは互いに足を引っ張り合うもんじゃなくて、本来は高め合うものだと思うんだ。
だから、透水性コンクリート事業に20年取り組んでいる生コンポータルはこうした新しい透水性コンクリートの誕生を拒むんじゃなくてむしろ歓迎するべきだと信じてる。
そうして、いろんなプロダクトが市場を賑やかにすれば結果としてそれぞれのプロダクトの貢献のフィールドが広がっていくんだから。
それはそのまま透水性コンクリート「大地に蓋しないコンクリート」の普及を意味するんだからね。
「コンクリートをもっと身近に」
最近ではオワコン一辺倒と思われがちな生コンポータルだけど、ただただ最も成果が上がる領域だって理由でやってることであって、元々取り組んできたドライウェイもドライテックも、もちろんオコシコンだって、とっても可愛いプロダクトとして大切にしていく予定さ。
透水性コンクリートのみならず、貢献可能な生コンポータルのコンクリートがもっと知られることで。
僕たちコンクリート産業がもっと馴染みのある頼れる存在になれるといいよね!
そのためにも、情報発信やprよろしくね!!
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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