2022/12/20
「今更土間コン? 一生付き合うコンクリートだから色々調べて後悔しないで!」
透水性コンクリートに20年携わっているがいまだに土間コンがスタンダードだ。一旦形成された常識はなかなかにして頑固でありいかに優れた価値がラストワンマイルに生まれていても「知らない」ままなら「存在していないのと同じ」こと。本当は身近なコンクリートの話。
今更土間コン? 一生涯付き合うコンクリート
土間コンだと一生後悔する?
①色むら
土間コンクリート特有の現象として指摘される「色むら」の原因は施工中の水分の移動や蒸発散むらが原因とされている。5件に1件程度発生する不可避な現象だ。
②タイヤマーク・コケ・カビなど汚れ
表面に水が溜まる土間コンは大気中の汚れが雨水に溶け込んでコンクリートの微細な空隙に吸収され止まるため汚れやすい。また、コケ・カビの生育やタイヤマークなど、「真っ白な土間コン」でいられるのはせいぜい半年〜1年。
③価格高騰
https://springbd.net/dustconcrete-procedure
高齢化・担い手不足・資材(セメント)高騰の煽りを受けて上昇の一途を続ける土間コンクリートは熟練工が絶対条件のためますます手に入りにくくなる見通し。
水を透す「オコシコン」が当たり前に?
材料を敷き均して締め固めるだけで仕上がる透水性コンクリート(ポーラスコンクリート)なら、水分の移動(ブリーディングと言われる)がないため色むらの懸念も生じない。さらに、路面滞水しないということは汚れもとどまらず、DIYされるほどであるため熟練工(左官工)でなくとも施工可能。
でも、あちこちでblgや動画をご覧ください!
今は「水を透す」(透水性コンクリート)が土間コンの常識だよ!
オコシコン(旧製品ドライテック)でも後悔するかも?
生コンポータルの開発した旧製品ドライテック表面に発生した欠損(骨材剥離)の原因は施工中の乾燥でセメント水和反応が不良だったため。
ご自身で材料(ドライテック)を手配され施工した際に発生した不具合・骨材剥離を糾弾する動画。こうした黒歴史についても事実は事実として引き続き隠さずディスクローズしていく。
オコシコンもいくら改善したとはいえ同類(ポーラスコンクリート)製品である以上、こうした懸念がゼロとは言えません。。
オコシコン から オワコン という選択?
植栽メンテ(防草)に用いられている同じく透水性コンクリートは「オワコン」と名付けられた製品。これまでのポーラスコンクリート(ドライウェイ、ドライテック、オコシコン)とはその構造が異なり(造粒ポーラスコンクリート)、「砂が含まれている」ため格段に施工しやすくなったと評判だ。
【山梨】「ドライテックの100倍楽?! 骨材飛散や仕上げ不良で散々苦しんだ名取伸治が絶賛するオワコンの施工しやすさ」富士生コンクリート・Ns.BANDE
敷き均しを追いかけるようにすぐに締め固めなきゃのオコシコン(ポーラスコンクリート)と違って、オワコン(造粒ポーラスコンクリート)はのんびり敷き均しが終わってからでも乾かないのが特長だよ!
普通生コン・土間コンにとらわれないでね!
オワコン・オコシコン購入方法
① 無料紹介(庭コン)
施工経験豊富な最寄りの施工業者を無料でご紹介いたします。
② 交渉代理(相談フォーム)
施主に代わって施工店へオワコン・オコシコンについての交渉を代行いたします。
③ 簡易診断・相見積(あとだしじゃんけんワークス)
「その見積大丈夫?」入手した見積が相場観から比べて高いのか安いのか?専用フォームに添付して送信。プロから無料で簡易診断や相見積が得られます。
④ 施工立会
「初めての施工でも大丈夫」 生コンポータルの職員が無料で現地に立ち会って施工のコツを施工店に伝授。
⑤ 材料購入(生コンビニDiy)
とにかく安くしたいなら!注文フォームから全国一律・配送料込みでオワコン、オコシコンが届きます。
ご興味のある方は相談フォームからご相談ください!
一旦形成された常識ってなかなか頑固だからどれだけ世の中に貢献しうる価値が生み出された(オコシコン、オワコン)としてもそれが人口に膾炙するには時間と情熱が必要としみじみ思っている宮本さんだぞっ。
今日もどこかの庭づくりで土間コンや安易に砂利舗装が採用されていると思うとハラハラしちゃうよ。
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
旧製品ドライテック |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
オワコン |
9.7万円 税込(※) |
4万円 | ◎ | ★★ |
「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。
※障害物撤去は含みません。
※掘削・残土処分・下地工など事前工は含みません。
オワコンちゃん、それなんだ。
だから、僕たちコンクリートの担い手は自分たちの価値を埋もれさせずに発信しなければならない。
「知らない」をなくして「知っている」を増やさなくちゃ。
オワコンちゃん、オワコーン。
頑張ろうねっ。
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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