2023/01/04
「生コンポータルのイチオシは【オワコン】。続いて、【オコシコン】(旧製品ドライテック)。非透水【土間コン】はサイアクな選択」
「生コンポータルのイチオシは【オワコン】。続いて、【オコシコン】(旧製品ドライテック)。非透水【土間コン】はサイアクな選択」。一生に一度の買い物になりかねない「コンクリート」についてコンクリート一筋60年の生コンポータル主宰・宮本さんから丁寧に解説。
イマドキ非透水(水を通さない)土間コン??
邪魔なワイヤーメッシュ
写真はe-gardenより引用。
土間コンの事前工「ワイヤーメッシュ」の敷設には学術的根拠が存在しない(参考:「鉄網(ワイヤーメッシュ)の使用を考え直してみませんか」日本道路協会)のに、「前例踏襲」が業界関係者に蔓延っている。ワイヤーメッシュで足元が不安定(生コン車から直接の材料荷下ろしが不可能)であることから作業人員の増員やストレスの増大、ひいてはコスト増の原因ともなっている。
施工が 大変 重労働 土間コン
同じく写真はe-gardenより。
土間コンに用いられる材料「生コンクリート」は流動体であり、仕上げ面は猫が立ち入るだけでも跡がつくほどのデリケートなもの。施工は1日掛りに及ぶなど、作業人員にとっての負担はもとより工程が長引くことによるコスト増ももたらす。さらに、諸資材高騰を受けて生コンクリートの価格も各地で高騰の一途だ。
色むら ひび割れ クレームも
流動体中の水分の移動で発生する色むらは各種変数(湿度、路盤含水率、日射、施工、気温、風向etc)の影響で偶発的に発生するため、完全な対策は確立されていない。
また、「コンクリートのひび割れを起こさなくしたらノーベル賞もん」と業界で言われるほど土間コンにとって不可避な感想収縮ひび割れ。のっぺりと平滑な非透水の土間コンでは特に顕著に問題となる。
透水性コンクリート「オコシコン」
「早く終わる」
オコシコンは生コンクリートと異なり流動性がないため工程に「待ち」が発生しないため仕事が早い。
表面が比較的綺麗
水を通す性質から、排水勾配などの設置が不要。また、路面滞水しないことからコケ・カビの繁殖抑制。さらに、荒々しくゴツゴツしたテクスチャ(水を通すための空隙)であることからも、ひび割れやタイヤマークが目立ちにくいというメリットも挙げられる。
「早く終わる」けど「急がなくちゃダメ」
写真は施工に時間をかけすぎたせいで乾燥しドライテック(オコシコンに改良される前の当社旧製品)表面に発生した骨材剥離。タイヤが頻繁に乗り入れる箇所など飛散は継続する。「早く終わる」の裏返しは「急がなくちゃダメ」を意味する、諸刃の剣だ。
オコシコン脅威の透水性
水は秒で抜けていく。透水性コンクリート「オコシコン」の登場でエクステリア界隈の駐車場事情は激変した。
そう、オワコンの爆誕さ。
透水・保水性コンクリート「オワコン」
駐車場や雑草・ぬかるみ・排水対策に用いられるオワコン
鉄輪ローラで仕上げていることから分かる通り、直後からの車両の乗り入れを許すのもオワコンの特徴(推奨しているわけではない)。見た目は白いアスファルトと呼び習わされている。
透水だけじゃない? 保水が「ウリ」
オコシコン同様の「ほぼざる」透水性に加えて、毛細管現象による「保水」がオワコンの特長。そのため雨水の貯留効果も向上。
「早く終わる」けど「急がなくてもいい」
極め付けはこの写真で分かるように、敷設を追いかけるようにして締め固めるオコシコンに比べて、オワコンは全面積を敷設し長時間経過(1〜2時間程度)してもまだ表面が乾かず締め固め可能な「施工中の保水力」はそのまま、「施工しやすさ」ひいては、「急がなくてもいい」という性能に帰結する。
オワコン | オコシコン 旧ドライテック | コンクリート (ベンチマーク) | |
---|---|---|---|
経済性 | ◎ DIYするとなお〇 |
〇 オワコンよりは高額 |
△ 人工や下地処理含 |
提供しやすさ | ◎ | △ | ◎ |
加工性 | ◎ | △ | ✕ |
施工直後 いずれにせよ直後は乗せない方がいい |
〇 歩行◎車△ |
△ | ✕ |
美しさ | 〇 | ◎ | ✕-◎ 不可抗力によるムラなど |
透水性 | ◎ | ◎ | ✕ |
お勧めの施工場所 | 簡易駐車場 犬走 |
駐車場 アプローチ |
駐車場 アプローチ |
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
旧製品ドライテック |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
オワコン |
9.7万円 税込(※) |
4万円 | ◎ | ★★ |
「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。
※障害物撤去は含みません。
※掘削・残土処分・下地工など事前工は含みません。
※「オコシコン」の旧製品「ドライテック」の取り扱いは終了しました。
オワコンもオコシコンも生コンポータルなら「安心」
オワコン・オコシコン購入方法
① 無料紹介(庭コン)
施工経験豊富な最寄りの施工業者を無料でご紹介いたします。
② 交渉代理(相談フォーム)
施主に代わって施工店へオワコン・オコシコンについての交渉を代行いたします。
③ 簡易診断・相見積(あとだしじゃんけんワークス)
「その見積大丈夫?」入手した見積が相場観から比べて高いのか安いのか?専用フォームに添付して送信。プロから無料で簡易診断や相見積が得られます。
④ 施工立会
「初めての施工でも大丈夫」 生コンポータルの職員が無料で現地に立ち会って施工のコツを施工店に伝授。
⑤ 材料購入(生コンビニDiy)
とにかく安くしたいなら!注文フォームから全国一律・配送料込みでオワコン、オコシコンが届きます。
ご興味のある方は相談フォームからご相談ください!
生コンポータル主宰・宮本さんから最後に「生コンポータルなら安心」の理由を説明して本日3本目のblg(毎日blg3本は今年で8年目です)を書き上げようとしている宮本さんですっ。
お施主さんって忙しい中お値段の張るお買い物をしなきゃだろ? そんな時に「交渉代理」って言ってオワコンの説明を施主さんに代わって施工店さんに代行するサービスや、「初めての施工で不安です」って施工店さんには「現場立会」と言って無料でお伺いして施工のコツをご案内するサービスをやってるんだよ。
「コンクリートをもっと身近に」
僕たちが作ってるコンクリートは「知らない」だけでその活躍のフィールドは狭く、「知っている」になるだけで暮らしの身近な問題解決や希望の実現が図れるんだ。
だから、「伝える」情報発信が大切なんだっ。
オワコンちゃん、オワコーン、PR活動よろしくね!!
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
コンクリートをもっと身近に「生コンビニ」はこちら