2023/01/08
【動画】「コンクリートの酸いも甘いも知悉する宮本充也が語る土間コン・オコシコン・オワコン比較」
blg、SNSに加えて、#short 動画での情報発信を強化している生コンポータルはコンクリート一筋60年以上の老舗コンクリート専門家集団だ。適切な情報は適切な発信者から。「いいとこしか見せない企業HP」にご注意を!
【徹底比較】土間コン/オコシコン/オワコン
【コンクリート解説】分かると得する、土間コン・オワコン・オコシコンの違いは何?【講座104】
土間コンクリート、オワコン、そしてオコシコン。この違いは何でしょうか。わかってると得をする、この違いについて学びましょう。
00:00 ご挨拶
00:35 一覧表とQRコード
01:24 土間コンクリートについて/色むら、クラック
02:41 オコシコンについて
04:29 オワコンについて
とにかく、「コンクリートの酸いも甘いも知悉してる」って自負があるんだよ。
だから、こちらの動画をご覧いただく一般消費者の方々はどうか、斜めから観たり、「どうせ裏があるんだろ」と勘ぐったりすることなく、オープンマインドで視聴されることを願ってます。
それでは、メンヘラ解説、始めるよっ。
土間コンクリート
駐車場舗装のど定番「土間コン」は流動体・半製品「生コンクリート」を現地で施工して完成する。
関連記事:「土間コンクリートはDIYできないの?」専門家が教える土間コンクリートがDIYに向かないワケ
業界から干されない??
半製品内部の水分移動で発生すると言われる色むらは頻繁に施主と施工者の間にトラブルを引き起こす。
写真引用:コンクリートメディカルセンター
また、次第に乾燥するに従って体積が収縮することで発生するひび割れ(乾燥収縮ひび割れ)も、同様。また、写真にもあるように水勾配(排水のための傾斜)がうまく取れないと「水たまり」という問題も土間コン固有の現象だ。
僕自身20年以上コンクリート一筋で現場にお伺いした経験を有しているけど、現場では施工店さんが本当に大変そうにしてるんだよね、生コンのせいで汗。
それに、特に冬場は土間コンの施工は1日がかり、時には深夜に及ぶこともあるんだ。
物心両面で施工店・消費者にストレスを与えているんだよ汗。
オコシコンは流動体じゃないから土間コンのデメリット解消
オコシコン(ポーラスコンクリート)も同様半製品として現地に届けられるが、生コンクリートと異なり流動体ではないため、水分移動のない直ちに締め固めてその上で軽作業ができるのが特徴。
そんな不誠実な情報発信は消費者のハートを鷲塚みできないと思うよーー。
敷設し均しを終えた直後から転圧・締め固め(舗装上での軽作業)が行われ仕上げとなる「オコシコン」は「直ちに作業を終えることができる」のが特長だ。
オコシコンにバケツの水をひっくりかえし直ちに水が抜けていく動画(透水性)。この性能から既往の土間コンでは懸念されていた水たまりも発生しない。
土間コンと違って水分の移動がないから、色むらとか発生しにくいし、動画のように水が秒で抜けていくし、仮にひび割れが発生してもゴツゴツしてるから目立たない(見えない)し。。
でもね、オワコンちゃん。
オコシコンのいいところばかりを発信する立場でもないんだ。
以下の写真を見てご覧。
施工中材料が乾いてしまうと粒と粒の付着が弱まることで発生する骨材飛散(写真は生コンポータルの旧製品「ドライテック」表面に発生したもの)はポーラスコンクリートの弱点と言っていい。
自社製品でもきちんと「いいところも悪いところも」伝えるのが僕たちの姿勢なのさ。
オワコンは土間コンとオコシコンのいいところを伸ばした
駐車場や洗車場に用いられるオワコンは土間コン、オコシコンに優先して採用されるケースが増えている。
「砂利と砂が配合されてる」が土間コンとすれば、「砂が抜かれている」のが「オコシコン」(そのため、施工中乾きやすいというデメリットも)。オワコンは写真でもわかるように、砂利の周りに「砂とセメントと水」が積層した構造であるため、「土間コン同様乾きにくい」。
にもかかわらず、オコシコン同様その上で直ちに軽作業(締め固め・転圧)ができる。つまり、「土間コン」「オコシコン」双方のいいとこ取り「急がなくてもいいけど、早く終われる」が「オワコン」の特徴とすることができる。
だから、一度施工された施工者さんは病みつきになっちゃうんだよ。
これからもコンクリート一筋で「コンクリートをもっと身近に」
生コンポータルは業歴60年を数える老舗コンクリート専門家集団有限会社 長岡生コンクリート(生コン製造・販売)が運営する事業だ。これまで、ドライウェイに始まり、ドライテック、オコシコン、オワコンと透水性コンクリート事業は20年以上の歴史を誇る。
当社らがバズらせた透水性コンクリートにはこのところ「コンクリートの専門家でもないブローカー」みたいな企業や人が参入してきて情報が混乱してる感じだね。
「餅は餅屋」
コンクリートのことなら、コンクリートの専門家に任せたいよね。
こちらをご覧いただいている皆さんにはぜひ何事も鵜呑みとせずに現実をご覧いただければと願っています。
「コンクリートをもっと身近に」
10,000件を超える圧倒的な情報量を武器に、これからもコンクリートを「知らない」から「知っている」に変えて、もっともっと貢献していこう!
オワコンちゃん、オワコーン。
「伝える」情報発信、よろしく頼んだよっ。
作者・宮本充也
※参考:「直営施工始めました」
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
コンクリートをもっと身近に「生コンビニ」はこちら