2023/02/06

【埼玉】「置くだけ簡単施工の土間コン【ドットコン】は建設現場の仮設資材にも行ける！」渋谷建材

千葉県南房総市。市道からお庭までの私道が坂道となっていた。経年で轍（わだち）が深くなり、朝露や雨が降るとタイヤがスリップしてしまいご自宅まで車が上がれなかった。置くだけ土間コンドットコンを提案し採用された。
製造・施工：渋谷建材（担当：大曽根勇太、60m2・プレキャストドットコン60枚）

ドットコンBefore

ドットコン施工Before。現状は雨や朝靄程度でもぬかるんでしまいスリップして登れないほどの悪路。当初オワコンを検討していたが、当時は近隣にまだまだオワコンが浸透しておらず渋谷建材大曽根さんから「置くだけ土間コン」ドットコンを提案され採用となった。

ドットコンの下地工

まずは、掘削と残土処分で施工厚分の土壌を撤去。

使用した路盤材は全部で10m3。敷設して締め固めるはオワコンの施工要領とほぼ一緒。

こちらはからねりのモルタル。プレキャストドットコンを設置する際に不陸（ふろくと呼ばれる凸凹）を調整するための材料。

あとは置くだけ「ドットコン」完成

あとはユンボなどで吊って所定の場所に「ポン」と置くだけ。水を通すための穴ボコがちょうど釣り上げるのに便利。

ドットコンAfter。

わー！見違えたね！
これならどんな雨が降っても表面に水たまりはできないし、コンクリだからわだちや凹みはまず起きないね。

今回は下地からちゃんと施工したけれど、例えば工事現場とか仮設資材として敷き鉄板のように使うなら本当に地盤にそのままぽんと置くだけで用は足りちゃうはずなんだ。

【提案】仮設資材としての残コンドットコン

建設現場では重機やダンプなどの往来を許すために写真のような敷き鉄板を仮設資材として利用することで構内の交通を維持している。
もったい9より引用

あー、そっか。
仮設資材としてならわざわざ下地を工事する必要もなく、ポンって置くだけでOKだもんね！

残コンを用いて製造された置くだけドットコン。

建設現場では日々残コンが余っていることはRRCSらの努力もあって徐々に知られるようになっています。そんな残コンをドットコンの型枠に納めて簡単に均しておくだけで仮設資材・敷き鉄板の代わりに安くなるはずです。SDGsを標榜している脱炭素おじさん達はぜひこのあり方を見習おう！

【参考】仮設資材なら「エバンガビオン」も

これは、その「残コン」にY弾（Re-con ZERO EVO、オワコンのキーバインダー）を投入して作った骨材（粒）を蛇籠・ガビオンに詰め込んでいるところだね？

エクステリア擁壁・ブロックなどの用途を想定して作られたガビオンは「エバンガビオン」と名付けられている。

写真引用：RRCS

建設現場ではガードレールや重石、バリケードなど多様な仮設資材が用いられてるだろ？それをわざわざリースするんじゃなくて、自社の現場で発生した残コンを用いてこうしたブロックを作ればお金がかからないっ。しかも、残コンは水酸化カルシウムが飽和した物質だから、使ってる最中に勝手に大気中のCO2を吸収・固定して炭酸カルシウムに変化するから脱炭素だね。
以前こちらのアイディアをCPコンクリートの主幹事会社・安藤間の窓口白岩誠史さんに白石建設の武南浩二社長が提案したんだけど、コンソーシアムメンバーに諮ることなくにべもなく却下されたんだって。

えーー？不思議だねーー！でも、宮本さんがRRCSのリロケート分科会やリサイクル分科会、オンサイト分科会で積極的に提案してくれるはずだよね！

ドットコンやオワコンの購入方法

オワコンちゃん、オワコーン。PR活動ご苦労様だねっ。
それにしてもドットコン、映えるね！仮設資材とかって観点から行けばもっともっと身近になっていくし、オワコンやエバンガビオンと組み合わせればとても素敵な広がりが期待できそうだっ。
それでは最後に宮本さんから、そんなドットコンやオワコン・オコシコンの購入方法について紹介してblgを閉じたいと思います。
①庭コン：施工可能な業者さんを無料紹介してるので問い合わせフォームからご相談ください
②交渉代理：施工店さんへの説明他を代行してます
③あとだしじゃんけんワークス：無料見積診断・相見積
④現場立会：無料で職員が派遣されます
⑤直営施工：（オワコンのみ）施工店不在のエリアに出張納品
⑥生コンビニDiy：（下段参照）では一般・DIYerさんに広く材料を提供します
ちょっとした質問なら宮本さんのLINEに直でも、公式受付フォームからは問い合わせや注文も。
気軽に連絡してくれて構わないので、「一生に一度のお買い物」で後悔せずに楽しんでくださることを祈っていますっ。

オワッコーﾝ‼︎

作者・宮本充也

オワコン工事一式原価例
（生コンビニ仕入れ配送料無料）

◆施工面積40m2

材料費 (配送料無料)	80,000円	40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費	70,000円	2名 x 35,000円(日当)
諸経費	7,500円	5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合　計	157,500円

※単価：165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費 (配送料無料)	120,000円	60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費	95,000円	2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費	10,750円	5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合　計	225,750円