2023/02/11
「土間コンとオワコン・オコシコンを徹底的に比較するため実際に並べて施工しました」
前回のblg(土間コンクリートを徹底検証)を踏まえ本blgではオワコン・オコシコンそれぞれを土間コンも含めて比較する。土間コン、オコシコン、 オワコンと連続で施工された様子を紹介。
オコシコンの施工
①敷設
続きましては、オコシコンの施工。敷設されたオコシコンがアメリカンレーキ(写真)で平らに均されている様子。
さっきは土間コンをじっくり解説しましたが、ここからはオワコンちゃん、オワコーンさんと共に、オコシコンとオワコンについて説明します。
②均し
YouTuber・DIYerあさみちゃんにレーキの使い方を丁寧にレクチャするall round新井さん。仕上がりは均しの品質に従うため、最も重要な工程と言ってもいい。
③締め固め(仕上げ)
締め固めは端部(すみっこ)から。特に端部は絵画の額縁に当たる箇所であるため、全体のイメージを握る重要な工程だ。
全体は振動プレートを用いて効率よく締め固める。写真のふるい(5mm目)は仕上がりがまばら(不均一)な箇所に細かい粒(5mm U)を散らして締め固める工程。
④オコシコンAfter
上、オコシコン。下、オワコン。
オワコンの施工
①材料の違い
オワコンもオコシコン同様「粒がポロポロ」の状態で届けられる生コンクリートだが、砂が配合されているために骨材の輪郭が浮き彫りとなるオコシコンに比べて丸みを帯びて柔和な印象であることが特徴。
②敷設・均し・転圧「オコシコン」とほぼ同じ
敷設作業。スコップやアメリカンレーキなどで材料をなるべく均一に配る。
こちら、all round新井さんPro一流の均し(レーキにより平坦にする)作業。仕上がりはオコシコン同様均しの品質に従うため見た目においては最も重要な工程。
締め固めは木製(右手奥)・鉄製(左手前)のタンパを用いる。
なお、オコシコンとの違いはプラゴテで表面の微細な凹凸の修正が可能である点。さらに、材料が1〜2時間乾かないため、施工中の修正がなんぼでも利く。この点は多くの施工業者を唸らせるポイントとなっている。
③オワコン完成
オワコンAfter。
ねえねえ、オワコーン。オワコンとオコシコンの違いを詳しく教えてっ。
オコシコンは骨材の輪郭が浮き彫りとなったゴツゴツが特徴だけど、オワコンの場合は骨材の周りにモルタルが積層しているため丸みを帯びた柔和な見た目になるんだ。
そして、「保水性」も挙げられるよ。
オコシコンと違って施工中風や日射に晒されてもなかなか乾かないから、「急がなくてもいい」んだ。オコシコン(旧ドライテック)の場合、急いで施工しないと骨材飛散など色々問題が生じるからね。それに、施工後も保水力は維持されているから、土間コンやオコシコンにはない点だね。
それ以外は、「透水性コンクリート」だから基本的には同じだよ。
下段に引用する比較資料を参考にご自身にピッタリのコンクリを選んでねっ。
土間コン・オワコン・オコシコン まとめ
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
旧製品ドライテック |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
オワコン |
9.7万円 | 4万円 | ◎ | ★★ |
金額はすべて税別です。
※「工事を依頼した場合」の金額に、以下の作業は含まれません。
・障害物撤去
・掘削・残土処分・下地工など事前工
※「オコシコン」の旧製品「ドライテック」の取り扱いは終了しました。
透水性コンクリートのイメキャラもいよいよ一堂に介して朝から感慨深い宮本さんですっ。
「コンクリートをもっと身近に」
そんな観点から、土間コンもオコシコンもオワコンも、「みんな違ってみんないい」(金子みすゞ)の精神が大切だと思うんだ。透水性コンクリートを売りたいもんだからコンクリをdisったりする態度はいかがなものかな、これまで散々ディスっておいてなんだけども汗。
僕たちのコンクリートに関心をお持ちになられた方は気軽にこの僕宮本さんのLINEや公式受付フォームまで連絡だよっ。
さー、この後紹介するエバンガビオン(オワコンでガビオン)も含めて、いよいよ充実してきた生コンポータルのコンテンツ。
フルスロットルで「伝える」情報発信駆け抜けようっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
【参考】直営施工はオワコン限定の時限サービスです
下地工事なし | 下地工事込み | |
---|---|---|
〜20㎡まで | ¥97,000 | ¥247,000 |
〜40㎡まで | ¥194,000 | ¥444,000 |
〜60㎡まで | ¥291,000 | ¥641,000 |
※計測した数量が施工範囲を超えた場合、実数精算となります。
※埋設物の撤去・調整・移設等に係る費用は含まれません。例:防草シート、設備管等
※オワコンは防草材として開発された製品です。
※車の乗り入れが想定される場所には50mm〜100mm(地盤状況によって調整)を推奨。
※従来製品(防草シートなど)に比べた耐久性(コンクリート)が特長である本製品は雑草が生えないということを保証してはおりません
(端部、隅っこからの雑草は不可避)
※年間平均気温が0度を下回らない地域のみの対応となります。
※施工当日の気温が氷点下となる場合は施工ができません。
※施工当日が雨天の場合は施工しません。
※納入車両が通る道幅は3m、高さは3.5m必要となります。満たさない場合は施工ができません。
※地下水流等により水が湧出している箇所は施工ができません。
※屋上・ベランダ等は対応外となります。
※商品特性上、ひび割れることがあります。
※天然材料の色や原料の成分により色の濃淡が発生します。
※施工準備のため敷地の一部及び水道・電気を貸与いただく場合があります。
※凍害・重車両の乗り入れ等不可抗力で発生した変形(割れなど)については免責となります。
※骨材飛散(剥離)は生じます
※小運搬一輪車(幅70cm・高さ2m)の経路が30mを超えたり不可能な場合は施工ができません。
※ロット違いにより色ムラや色違いが発生する場合がありますが品質に問題はありません。
※施工精度による不陸(凹凸)、ジョイントについては発生する懸念がありますので、基準についてはあらかじめ施工者にお尋ねください。
※当日や前日の雨天により施工箇所がぬかるんでいる場合は施工をいたしません。
直営施工をご希望の方は免責事項を承認したものとします。
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
コンクリートをもっと身近に「生コンビニ」はこちら