「エバンガビオン完成」ということで今回はオワコンで作ったガビオンに期待される各種性能やガーデンやエクステリアに適応された場合の意匠性、表現方法などについて詳しく説明。3月末にはLUMBERも完成予定。「コンクリートと緑の調和」がいよいよ現実のものとなる。

エバンガビオン完成！

プランターガビオンとして、擁壁や植栽花壇、バリケートや独立基礎、あるいはオブジェとしての利用が期待される「エバンガビオン」が完成し、kr（宮本さんの生家）に設置された（by 宮垣建設）

エバンガビオンへの期待

エバンガビオンの中身はいわば、「オワコン」（造粒ポーラスコンクリート）。動画にあるように通常のポーラスコンクリート（「おこしこん」や旧製品ドライテック）と異なり、水平面にも水が浸透していく「保水性」が特長。

エバンガビオンの作り方

①ガビオン籠を組み立てる

シンプルに、Amazonなどで購入できるキットを立方体に組み立てて治具で固定するだけ。

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②オワコンを詰める

籠の隙間からこぼれ落ちないように養生（ベニアなどで押さえとく）しながらオワコンを詰め込んでいく。内部に箱抜きを設置することで植栽よう壌土のスペースを確保する。

③箱抜き撤去

翌日硬化した状態であれば箱抜きは撤去可能。あとは、空間に鉢植えを植え込むことで「エバンガビオン」完成。

オワコン（舗装）とのコラボ

手前「エバンガビオン」、奥の舗装は「オワコン」。独特のテクスチャを生かし、ガーデニングやエクステリアの機能のみならず「意匠性」を向上させる役割も期待される。多彩な表現が造粒ポーラスコンクリートの強みだ。

kr（宮本さんの生家）の庭先に設置されるコーヒースタンド・バル「LUMBER」は3月下旬完成予定。

ライトアップや焚き火で豊穣な空間へ

焚き火やソーラーランプなどの組み合わせでガビオンやオワコンの表情に陰影が灯る。夜の帷が落ちる頃、そこは刻々と贅沢な空間に移ろい流転する。（撮影：宮垣建設）

作者・宮本充也