2022/09/03
【大阪】「《オワコン》とドライテックを改良した《オコシコン》がW納品された現場」寝屋川コンクリート・エヌシー産業
大阪府河内長野市。戸建周り3面犬走部にオワコン採用。ドライテックを改良した「オコシコン」を駐車場に、歩経路については「オワコン」と言う棲み分けでW納品。
製造:寝屋川コンクリート(担当:yutaro)、施工:エヌシー産業(1.5m3、50mm厚、他詳細不明)
オワコンとオコシコン
左手がオワコン、右手オコシコン。
現在、アキラとあきらが公開されている。
当社らICC(伊豆中央コンクリート)共同操業パートナーでもある野村商店野村勝也社長が出演も果たしている(以下写真参照)。
(※広島の建材店社長役の左・勝也(まさや)、右・あきら。この映画は見逃せない!)
こちとらオワコンとオコシコンの紹介である。
オコシコンは駐車場に
【大阪】「ドライテックとオワコンが同時に見れる見学会場としてご協力頂いてます」
ドライテックから通算すれば改良された「オコシコン」の駐車場における施工実績は非常に豊富だ。
ちなみに奥がオワコン(造粒ポーラスコンクリート)で手前がオコシコンに改良される前のドライテック。
いずれも今も駐車場として利用されており、お施主さんも大変ご満足いただいている。
今回駐車場にオコシコンを採用した理由はその歴史だ。
長年の供用環境に耐えた実績が評価され、駐車場はオコシコンとなった。
犬走など歩経路にはオワコン
それにしても「オワコン」非の打ち所がありませんな。
なんて美しいテクスチャなのだろう。
脱帽である。
無論、このテクスチャは材料だけの実力ではなく、実際に施工に当たられているNC産業の力量によるもの。
all round新井さんやきー君こと城所さんのように豊富な施工実績を数える一部の施工者によりこうした高品質な仕上がりが完成する。
材料のブランドにしがみついている老舗材料メーカーもいるが、市場と顧客はそんなプライドなど歯牙にも掛けないことを覚えておくほうがいい。
高尚な集会や会議がどのような意思決定をしようとしまいとも、現場は常に変化し続け進歩している。
現場が全てでありそこを軽んじたすべての意図はやがて破綻することになるだろう。
駐車場にも使えるオワコンはなんと土間コンよりも安い
施工手順 | 土間コン | オワコン |
---|---|---|
1)掘削 | 200mm~ | 150mmに削減 |
2)残土処分 | 200mm × 面積 | 150mm × 面積に削減 |
3)路盤 | 100mm~ | 省略 |
4)メッシュ配筋 | 有 | 省略 |
5)コンクリート工 | 100mm~ 数時間から半日の水引を待ってから仕上げ |
オワコン150mm 状況によってセメント安定処理路盤を兼ねる |
6)養生 | 当日〜翌日は立ち入り厳禁 | 直後から歩行や軽作業可能(時短) |
上の表は土間コン(生コン)とオワコンの施工手順を比較したものです。
材料費としては、2層で路盤を兼ねた150mmのオワコンは、生コンクリートよりも高くなります。
しかし、以下のとおり工事費は作業人員2名分ほど縮減できるので、総費用は生コンよりも安くなる傾向にあります。
・掘削・処分残土量が減ってる
・路盤材料使わない
・ワイヤーメッシュ配筋しない
また、施工直後から軽作業(カーポート屋根設置)ができる などのメリットもあります。
こちらの解説テンプレがすべてだ。
水を透す、平らにできる、保水して環境温度を下げるなどの付加価値を有しておきながらも、既往の水を透すこともなければ水もたまり苔・カビの繁殖を許す「土間コン」よりも安いのである。
参ったかって感じだ。
参りました。
当面は実績に秀でるオコシコンが駐車場に納品されることになろうが、やがてオワコンもその実績が評価され駐車場に当たり前のように採用されることになろう。
すでに目先の早い方々は砂利舗装にしてあった駐車場をオワコン(50mm厚)に変えてもいる。
厚みを薄くすればそれだけさらに安くなる。
50mm厚など廉価版オワコン舗装と他材料の比較
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
100,000 | 50,000 | 〇 | ★ |
土間コン |
150,000 | 50,000 | × | ★★★★★ |
ドライテック オコシコン |
200,000 | 130,000 | ◎ | ★★★★ |
オワコン |
88,800 | 30,000 | ◎ | ★★ |
知らなかったでは済まされないかも!
庭材料で【最安】とされる砂利敷と同等もしくは安価なオワコン
とびきり安いのがオワコンなのである。
もう、「予算がないからとりあえず砕石舗装で」なんて言葉は滅びることになるだろう。
「予算がないしオワコンでもやっとくか」
となるはずだ。
なぜなら、オワコンは DIYフレンドリーだからだ。
単価 | 送料 | 置き配 | 最低 注文数量 | (参考) 市況価格 | |
---|---|---|---|---|---|
砂利・砂・砕石 | 15円/kg | 込 | 可 | 1000kg | 56円/kg |
乾燥生コン | 20円/kg | 込 | 可 | 1000kg | 33円/kg |
防草砂 (乾燥モルタル) |
20円/kg | 込 | 可 | 1000kg | 33円/kg |
生コンクリート | 20円/kg | 込 | 不可 | 1150kg | 33円/kg |
オワコン | 20円/kg | 込 | 可 | 2000kg | - |
オコシコン (透水コン) |
30円/kg | 込 | 不可 | 2000kg | - |
ドライテック (透水コン) |
40円/kg | 込 | 不可 | 2000kg | - |
ドットコン | 2,800円/枚 (0.81m2) |
別 | 可※ | 1枚 | - |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 | 別 | 可※ | 1セット | - |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 | 別 | 可※ | 1セット | - |
DIY向け資材を購入するメリット
・重い袋タイプを運ばなくても、資材が自宅までトラックで届きます。
・工業規格と同じ配合なので高品質です。
DIY向け資材購入の注意点
・注文ロットは500kg刻みとなります。
・お支払いはpaypay、現金にて当日または事前決済となります。
・必要数量をお知らせください。お見積りします。
※置き配については配送業者へ別途ご指示ください。
なんと、オワコンなら防草砂とか砂利舗装感覚でDIYできちゃう。
信じられない神プロダクト。
だが、驕り高ぶってはならない。
常に市場と顧客の要請は時々刻々と今も変化し続けているのだから。
今回のブログは勝也(まさや)さんアキラとあきら出演おめでとう記念特別企画としてオワコンとオコシコンという形でお披露目された。
昨日の飲み会ではこの話題で持ちきりだった。
それにしてもたまに会う先輩や仲間たちはやっぱり短期間で変化している。
変化し続ける人たちと一緒にいたいものだ。
市場やそれを取り巻く社会は言ってみれば誰か特定の統制が効きにくいエコシステムだ。
自然を眺めていて全く動かない、変化しない、そんな存在は果たして見つけることはできない。
市場環境も全く同じで、オワコンがいつまでも未来永劫求められると思うのは完全な傲慢だ。
ドライテックがそうであったように。
市場と顧客の要求は時々刻々と変化する。
僕たちラストワンマイルはその変化を敏感に察知し外部を変えようとするのではなく内部、つまり自らのあり方を変化させることで顧客ニーズを満足させていかねばならない。
節目はあるかもしれないがそこにピリオドはない。
だからこそ、面白い。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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