長岡生コンクリート
20210801から20210930までに投稿された「オワコン関連記事」

2021/09/25

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【静岡】「排水スリット(水切り)や砕石敷きなど《段差》のない土間コンで安心歩行」石原工務店

【静岡】「排水スリット(水切り)や砕石敷きなど《段差》のない土間コンで安心歩行」石原工務店

静岡県長泉町。駐車場のスリット部分はもともと砕石敷きたったが「施主がつまずいてころびそうになる」ので固まった物にしてもらいたいとの事でドライテックが提案され採用。
製造:長岡生コンクリート(担当:Masatsugu)、施工:石原工務店(担当:石原直樹、7m2、80mm、2名、30分)



躓いて転びそうになる排水スリット

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施工Before。

もともと排水スリット砕石敷きとなっていたそうで、段差にたびたび足を引っ掛けて転びそうになっていたという。

スリットに砕石敷き

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niwazouより引用)

昔の土間コンの定番てやつだ。

土間コンだけだと単調になってしまう。

だから、「スリットグリーン」などと言って玉竜を植栽したり、いろんな色、形、大きさの砕石・砂利を敷設しておいたり、あれこれ工夫される。

実はデザイン面だけでなく、機能面(排水)も兼ねているのが土間コンの排水スリット。

これは、「ドライテック前」のよく流行った仕様と言える。

エクステリアには、「ドライテック前後」という区分けがある。

(僕が決めた)

ドライテック前にはエクステリアパーソンは皆排水・水勾配・水たまり対策に苦しんでいた。

Afterドライテック時代に入ると自体は一変する。

ただただドライテックで土間コンを舗装するだけで、関係、あるいは雑草関係全ては問題解決してしまったのだ。

今では「へ?スリット?なんですかそれ?」と先輩を困らせる若手エクステリアパーソンがいるとかいないとか。

そう、つまりスリットという方法は今や「オワコン」なのだ。

Afterドライテック時代にはドライテックをはじめ、オワコンなど、もともと設計や施工を困らせていた排水問題は過去のものとなった。

設計、施主だけではない。

「そんな素敵なドライテックはどこで買えるの?」

こぞって一般消費者がMAPを参考に「対応可能店」に直接無料で連絡を入れるようになる。

「その見積もり大丈夫?」あとだしじゃんけんワークスに入手した見積もりやプランを送付するだけで、3営業日以内にあとじゃん先生から無料の添削回答が返ってくる。

適正価格がある程度担保された安心の状態でものづくりの交渉ができる時代になっている。


また、今回の石原工務店のように積極的にドライテックを推薦する施工者も少なくない。

「躓いて転びそうになる」施主の困ったにより沿って、「それでは砂利のように動かないドライテックなら段差も解消できるし足を取られませんよ」施工のプロとしてきちんと安心を届けている。

インターネットのこの時代には消費者も施工も製造も、皆一様に透明性が担保された状態で向き合うことができる。

健全な庭づくりの時代がいよいよ到来しているのかもしれない。

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施工After。

たった30分のドライテック施工7m2はなんとたった2名だけで行われた。

以降、砂利敷きのように散らかってしまったり雑草が生えてくることもない。

また、しっかりと固められているため足を取られて躓く心配もない。

無論、透水性コンクリートだから、砂利同様にグングンと水を吸い込んでいく。

「排水スリット」の機能もきちんと兼ね備えた土間コンが完成した。



雑草・水たまりの対策だったら「オワコン」もあるよ!

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本格リリースに向けて準備が進んでいるのは、雑草・水たまり対策コンクリ「オワコン」は透水・保水を兼ね備えた舗装材。

犬走や裏庭など、通常防草シートや砕石敷きがスペックされている場所への提案を想定している。

カラータイプが標準で25,000円/m3(30mm厚で750円/m2)で販売を予定している。

真砂土のように砂とか土じゃない、コンクリだからちゃんと固い。

見た目は土系舗装のように温かみのあるアースカラーのため景観性も高い。

(写真は標準色・グレー)


例えばこの舗装はさながら「硬いスポンジ」のように水を保水して逃さない。

アスファルトや水を通さないコンクリート舗装で覆い尽くされている社会の舗装がこれに置き換わった場合。

暑くなる日中に地元住民がホースやバケツの水で地面を濡らす。

表面に溜まってすぐに乾いちゃう舗装と違ってたっぷり水を含んでその水が徐々に蒸散する。

だから、環境温度は上がらない。

「地球に蓋しない」からヒートアイランド現象は抑制される。



ドライテックの対象領域は駐車場など「土間コン」が想定される10,000円/m2未満の領域。

一方、オワコンは防草シート+砕石敷きなど、比較的安価な雑草対策・水たまり対策5,000円/m2未満の領域。

そこをターゲットとしている。

エクステリアのような小規模空間のコンクリート舗装は全てのレンジで対応する。

生コン屋さんをもっと身近にしてもっと便利に使ってもらう。

生コンビニ。

消費者、施工者、製造者。

それぞれが壁と階層で分断されることなく互いを思いやることができる市場構造。

生コンポータルではそんな当たり前の流通を志向している。



宮本充也