2021/09/28
【静岡】「防草土(真砂土舗装)や防草シート+砕石(砂利)敷きをオワらせるコンクリにカラータイプが登場!」オワコン
雑草・水たまり対策コンクリ「オワコン」にカラーが出た!というわけで、早速陽光物産、そしてPUMP MANの協力を得ながら試験製造・施工が行われた。見た目は防草土(真砂土舗装)に見えるが、中身はコンクリ。圧倒的な耐久性と強度が売りのポーラスコンクリートの登場だ!
製造:長岡生コンクリート(担当:フェラーリ アルベルト)、施工:PUMP MAN・オリジナルガーデン(担当:山下和行)
アースカラーなコンクリ「オワコン」
オワコンは生コン工場で製造され生コン車に乗ってやってくる。
ピンボールのような粒状がコロコロコロコロ降りてくる。
かわいい。
中身は、生コンだ。
カラーオワコンは30,000円/m3で販売を予定している(地域・工場によってばらつきあり)。
3cm(防草土や真砂土の標準厚)で施工した場合、30,000円 × 0.03 = 900円/m2のお得な値段設定となっている。
オワコンとは0.5m3単位発売予定のキーバインダー「Y弾」を現場で生コン車に直接投入(所定の配合)することで完成する。
配合の中身はある程度それぞれの工場に委ねられることになるが、長岡生コン(生コンポータル運営)の場合は100%再生材料(残コン由来)となっているため、エコでクローズドループでサステナブルなプロダクトとなっている。
脱炭素コンクリートとも言える。
そんなオワコンの施工は全く難しくない。
というか、「施工」とも呼べないほど楽ちん。
それでは、見ていこう。
ひたすら撒くだけ。
だから、楽勝でDIYできる。
これを、施工の専門用語では「敷設(ふせつ)」と呼ぶのだけれど、とにかく撒くだけ。
ぶっちゃけ、これだけでも、防草・水たまり対策の用は足す。
砂利と違ってセメントが含まれているためきちんと硬化する。
「でも、凹凸が嫌、でこぼこなのは嫌、固まった後つまずいてしまいそうだから」
例えば、犬走とか裏庭、サービスヤードのように普段はさほど立ち入らない場所。
雑草さえ生えなきゃいい、水はけが解消されりゃいい、なら、そのままでいいけど、「結構歩くんですよ」みたいな場所ならレーキ(トンボ、アメリカンレーキ推奨)で平らにしておくのもいいだろう。
これを、施工専門用語では、「均し」と呼ぶ。
均しを担当しているのは飛び入り参加のPUM PMAN小澤社長(オリジナルガーデンのオーナー)。
その後ろで施工を見守るっているのは柔道部物語の西野新二、もとい、陽光物産の石井社長(Y弾の製造元)だ。
(引用:https://yamakamu.net/jjm/2)
なんとも強そうな二人だが、実際の均しはそんなに力は必要ない笑。
用意がなかったので普通のレーキを用いているが、実際には写真の「アメリカンレーキ」と呼ばれるものの方が均しはしやすい。
凹凸はそれだけで真っ平らになる。
そして、もちろん、土間コンと違ってドライテック同様「水を通す」ので水勾配なんかいらない。
排水設備もいらない。
水たまりにはならない。
施工After。
カラーオワコン。
砂利敷きと違って砂利が散らかったりしない。
砂利敷き同様水は抜けていく。
防草シートと違って、コンクリ、つまり、無機質。
配合されている顔料も含めて全てガラスや茶碗と同じような物性。
無機質。
酸化しない。
腐らない。
たわまない。
溶けない。
圧倒的に安い防草(雑草対策)・透水(水たまり対策)コンクリートは新しいポーラスコンクリート
「どこで買えるの?」
実際にオワコンは生コン工場で製造され生コン車で現場に届く。
だから、上述MAPを参考にしながら、地元・最寄りの生コン工場に直接・無料で連絡を入れることができる。
「自分で施工(DIY)するのはちょっと」ということなら、施工対応のできる施工業者を見つけることだってできる。
オワコンの中身は非常に単純だ。
生コン屋さんならどこでも製造可能。
ちなみに当社の配合は以下の通り。
C125kg、W125kg、G+S1800kg、Y弾(キーバインダー)
※Cはセメント、Wは水、Gは砂利・砕石、Sは砂。
G+Sは100%残コンリサイクル骨材となっている。
つまり、有り体に言えば、0円。
Cも例えば、高炉スラグ微粉末やフライアッシュなど(あるいはエコセメント)でなるべく代替することができれば、費用は随分と安くなるし、脱炭素に向かう。
仮にCを10,000円/tとしても、原価は1,250円+Y弾で原価は弾くことができる。
およその工場は10,000円/m3前後で原価を組むことができよう。
それを、30,000円で販売する。
粗利益率は50%をゆうに超える。
一方、消費者側としても3cmで900円なら防草土(真砂土舗装)や防草シート+砂利敷きと比べても圧倒的に安い、あるいは同程度でコストを弾くことができよう。
雑草や水たまりで悩んでいる人なら買わない理由は無い。
生コン工場がB2BからB2Cにシフトするだけで、生コン工場も一般消費者もコストパフォーマンスが大幅改善する。
もちろん、施工者にだって「施工がめっちゃ楽」という利便性(つまりはコストパフォーマンス)を提示することができる。
正式リリースは10月8〜9日のプレ施工を経てからとなる。
流通方式はドライテックのそれと全く一緒。
消費者からの問い合わせがあったら、上述MAPの地元の施工・製造が対応をすることになる。
製造も施工もめっちゃ簡単。
めっちゃ楽。
生コン工場目線で言えば副産物「残コン」を原材料にしているため、売れれば売れるほど廃棄物コストも低減する。
残コンの問題も終わる、オワコンだ。
さらに施工者目線でも土間コンのように重労働から解放される、オワコン。
消費者にとっては雑草・水たまりから解放される、過去の悩みとなる、オワコン。
三方にとってオワコンを提供できる、その名もオワコン。
正式リリースが間近に迫っている。
宮本充也