2022/05/16
【宮城】「10数年経った戸建住宅が見るも無惨になる理由って知ってる? 理由と解決策について」
宮城県仙台市。夢の新築マイホーム。時間の経過というのは恐ろしく、数年、10数年経過すると、もう誰も家のことなど話題にしなくなる。訪ねる人も当初はすごい褒めてくれたけど、今や何も話題にされない。その理由、実は「コンクリ」にあったって知ってた?
なんで全体の見た目がいけてなくなっちゃうの?
ここで問題です。
何が「この建物は新築ではない」という印象を見る人に与えているでしょうか?
(ドラムロール)
じゃん。
「コンクリが汚れていることで建物全体の時間経過を表現しているからです」
となる。
特にわかりやすいのは、軒下の土間コンと太陽光や降雨にさらされている場所の土間コン色の違い。
国歌にある「さざれ石のいわおとなりて、苔のむすまで」というのはつまり、石ってのは時間の経過とともに汚れるよと読むこともできるだろう。
コンクリはいわば人口大理石。
だから、時間の経過をモロに表現しちゃうってわけだ。
そんなコンクリ、なんで汚れるの?
いー、質問です。
なぜ、コンクリは、汚れるのか。
専門用語になっちゃうので覚悟して読んでね。
答えは、「細孔空隙」という穴ぼこが実はコンクリートには無数にあって、そこを通じて水は吸収されるから、ってなる。
これは、石ころも一緒。
なんで水を吸収すると汚れるのか?ってことなんだけど、特に雨は大気中の汚れをふんだんに含んだ状態で落ちてくる。
それを全部吸い込んじゃうわけだ。
また、苔・かびなんかも汚れの原因となっている。
他には、タイヤマークと呼ばれる自動車のタイヤのゴムが擦れて付着する現象なんかも。
壁面と違って土間はモロにそんなあれこれにさらされるので非常に過酷。
だから、家全体の雰囲気をずいぶん時間が経っちゃったかのように感じさせるのだ。
水を吸水する、通り雨に染められるコンクリートは、結局汚れやすいってわけ。
でも、基礎とか構造物に使われがちだから、家を建てるときには不可避なんだよね、このコンクリが。
困ったよね。
10年前、20年前と同じコンクリに戻せる?
ほら。
ほら、ほら。
ね?
雰囲気全然変わるっしょ?
見栄え、違うでしょ??
インスタ映えするでしょ?
こちらのお宅が築何年かわからんけれども、最初の写真と見比べてもらえば一目瞭然。
全然印象が違う。
最近たてたんだね、って表現してくれてる、元々汚かったコンクリがっ。
そんなヌルコン。へ?! DIYいけるの??
そんなヌルコンちゃん、いけるんです。
DIYいけちゃうんです。
しかも、超簡単なんです。
DIYなら数万円とかで収まっちゃうんです。
ほんと小さければ数千円とかでいけるはずです。
この辺については詳しくお書き添えいたしますが、1日でたった3時間とかで全工程が終わったら、10年、20年分の垢を落とせたら、最高じゃありませんか?
これ、考えれば考えるほど、すごい価値だよね。
「塗るコンクリート」なんだから。
極論、コンクリ以外だってコンクリにできちゃうんだから。
ごいすー。
というわけで、このところ話題沸騰中「ヌルコン」についての記事でした。
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宮本充也