2022/05/17
「ヌルコンクリーン作戦?! 景観を損なうすべての原因はコンクリートにあることを思い知ろう」
景色がくすむのも、あなたのぼんやりした視界が開けるのも、全てはコンクリートが汚れることに原因があると言っても過言ではない。コンクリートは汚れる。これは仕方のないことで、前始末あるいは後始末しかそれを防ぐことがない、その後始末について。
コンクリートは汚れる
Before。
この写真見てもあなたはなんとも思わないでしょう?
ごくごくありふれた街角の風景としか思わないでしょう?
そこなんですよ。
僕たち生コンポータル(コンクリートの専門家集団)が刷新したい人々の意識。
これ見て、ごくごく普通に受け入れちゃっている、民草を救済したい。
このCB塀がいかに景観を損ねているか。
その景観がたとえば新品だった頃のように綺麗になれば。
そのCB塀が普通になれば。
いかに世の中の景色が美しくなるか。
そこを強調したいのだ。
「コンクリートは汚れる」
あまりにも当たり前すぎて、そして日々刻々とその汚れは進行していくため、人々の意識に上らない。
汚れてる、とすら感じさせない。
それがコンクリートだ。
コンクリートは元に戻せる
After。
これ、作ったばかりの写真、とかじゃあない。
BeforeとAfterが逆とかでもない。
正真正銘、汚いコンクリートブロックが新品同様に生まれ変わった写真である。
そして、これ、ものすごい高度な技術とか特殊左官とかでは全くなくて、実は一般人・素人さんとかでも実現できちゃうのだ。
そこがすごいのだ。
施工の素人でもできちゃうコンクリートリニューアル
これですよ、これ。
まじなんですよ。
生コンポータルの小松職員(生コン工場勤務)といういわゆる塗装なんてあんまやってない人(素人)が普通に施工できてるんです。
はい。
DIYerとかなら寝起き5秒後でもできるんです、朝飯前です、うがい前です、はい。
しつこいようですが、ああたの家がいけてない、くすんで見える、そして景観を損ねている、すべての原因はコンクリにあるんです。
だから、ああたにはそれを綺麗にする義務と権利がある。
それを強く主張したい。
ところで、なんでコンクリって汚れんだろ。
コンクリが汚れる理由
ここからは数多のコンクリート関連(製造・施工・維持)に関する資格を取得したコンクリートの専門家であるあたしの知識をひけらかすコーナーなのであんま興味ない人は見ないように。
なぜ、コンクリは汚れるのか。
その理由は、キャピラリホール(細孔空隙)にある。
はい。
わざと難しい専門用語を使ってます、はい。
要は、穴。
コンクリートは目視できないが無数の穴が空いています。
土間に水を垂らして耳を澄ませてご覧。
プチプチ音がすんだよ、よく聞くと。
これが、コンクリートの穴の中に水が吸い込まれている音である。
一方、ポリバケツとか、ペットボトルに水かけてもこの音はしない。
で、ポリバケツとか汚れないでしょ簡単に。
この理屈。
コンクリートは汚れる、つまり、水と一緒に穴ぼこの中に汚れが入って出てこれなくなるから時間の経過とともに汚れる。
これが理由だ。
街のクリーン作戦も大事だけど、汚いコンクリリニューアルのほうもかなり効果的
(引用:https://www.tsukuba.ed.jp/~kokonoe/?p=2894)
そして、生コンポータルでは提案したい。
「クリーン作戦にヌルコン班も作りませんか?」
である。
だって、ゴミ拾うのもいいんだけど、汚ねえブロック塀とか土間とかさあ、汚れてるコンクリを新品にした方がすぐに効果が出ると思うんだけど、どうだろ?
コンクリは悪者になりがちだが、現代の技術を持ってすれば全くそんなこたあないのである。
ヌルコンクリーン作戦と名付けよう。
子供たちがローラーで塗るコンを塗り塗りするのである。
それだけで愛らしいではないか。
しかも、ついでに、景観が保全されるのだ。
一石何鳥なんだろ、これ。
やばい、神ってる。
僕やっぱ持ってる。
というわけで、今日も無事3本ブログを書き終えました。
またねっ。
宮本充也