2025/03/17
「二宮尊徳に学ぶ」まちづくりのお勉強をしてきました(報徳流地方創生塾)2日目

補助金を目当てとしたコンサルティングというそもそも出発地点からして間違っている道を歩んでしまったらどれだけ途中で交渉なアドバイスにより軌道修正したところで目的は成就しない。「まちづくり」は所詮結果であって地域経済に実際に富を生み出す本業が大切。補助金は所詮手段。原理原則に立ち戻る良い機会となりました。「二宮尊徳に学ぶ」まちづくりのお勉強をしてきました(報徳流地方創生塾)
「二宮尊徳に学ぶ」地方創生塾2日目
今日はオワコンの宮本さんが参加したまちづくりのお勉強会2日目の模様をお伝えするよっ。
報徳博物館
2日目はなんと報徳博物館の館長さん直々の展示品解説。二宮尊徳の足跡をたっぷり知ることができこれは贅沢な時間でした。
規格の統一と桜町の復興
公平な社会を創造するために二宮が果たした功績として知られる規格の統一「斗升の改訂」。そして、財政破綻寸前の桜町の復興は最大の貢献としてあまりにも有名。 今でいう補助金を謝絶して自らの私財を投げ打って排水の陣で臨んだ一大事業。 ついつい補助金ありきで考えがちなまちづくりにとってはとても参考になるエピソード。
評価制度
また、二宮尊徳は評価制度の設定でもアイディアを生み出した。 今でいうところの社長表彰とか市長表彰とかそういうのではなく、実際の共同している個人から投票のような形で行われたという。
成田ごもりからの一円観獲得
桜町の復興の過程で守旧派と数限りない衝突が生まれ「バカばっかりでやってられっかっ」と自棄を起こして成田山新勝寺に籠った逸話はなんか今でもありそうな話。その時に、敵も味方もない、一円(今でいうエコシステム)の構成要素でしかない。一見敵対してそうなそれぞれはそれぞれに大きな意味で共存・共生している、という境地(「一円観」「一円融合」)に達した。結果、尊徳がいなくなって桜町の財政が回らなくなり「やっぱり戻ってきてください」ってことになって、きちっと敵対してた馬鹿どもを排除した上で(笑)桜町の復興は実現した。
報徳流地方創生塾 まとめ
そんな二宮尊徳の足跡は「報徳記」に詳らかにされています(セミナーではおまけとして報徳記の上下巻がついてきました)。 結論、まちづくりは結果であって目的ではない、とオワコンの宮本さんは思いました。調べてみると「エリアマネジメント」という言葉そのものが「お上」(国交省)が作ったものであって、そこに群がるコンサル(DMO)が補助金目当てで地方経済を食い物にしているだけ、という構図(無知な地方経済人を食い物にしている)は恐ろしいなと思った。気をつけなければなりません。
オワコンの宮本さんはお休み返上でこうしたお勉強会に積極的にご参加されています。
呉汁で打ち上げ
前々日の焼豚の食あたり(調べたら「ウェルシュ菌」の症状だった)で痛んでいた胃袋を優しく癒してくれた「呉汁」(尊徳が食べたとされる料理)超美味しくておかわりしました。ああ、また食べたくなってきた。 その後、小田原駅前の居酒屋(八起)でともに参加した友人と総括したところでは、多くの迷える善人たちが参加していたこのセミナーに触れて実に惑う方々が多いんだなあ、ということ。本業を持たず、補助金コンサルから始まるということはつまりスタート地点が間違っているということに他ならず、間違っている道でどれだけ高尚な方々からの交渉なアドバイスを得たとしても、目的は成就することがないんだろうなあ、気の毒な人たちが多いなあ、ということ。 一方、僕たちはきちんと本業に集中することで結果として富を生み出し税金をきちんと支払って、結果地元行政と連携してまちづくりが生まれている、という当たり前の循環を大切にしたいなあ、というものでした。
「コンクリートをもっと身近に」
生コンクリートはどこまで行っても地場産業。だから、まちづくりは常に意識していたいと思います。 生コンポータルの #ナマコンバレー #cnツーリズム はまちづくりとコンクリートの体験を掛け合わせたコンテンツとなっています。一人でも多くの方々にコンクリートの貢献が伝わるようこれからも本業として邁進して参りますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也